PPBasicユーザーズマニュアル


PPBasicはPostPlot 3Dに内蔵された便利なBasicインタープリタ環境です。
PPBasicでは、基本的なBasicインタープリタの機能以外に独自の機能拡張が施されており、PostPlot3D三次元データビジュアライゼーションシステムやコマンドラインシェルとの連携はもちろん、さらにOS、他のアプリケーション、Apple Scriptアプレットとの連携を可能とし、ユーザーに極めて広い応用の可能性を提供します。


PPBasicの主な機能は以下の通りです。

Basicの基本的制御命令および関数
・dim文
・単精度実数四則演算
・print文、print using文
・ファイル入出力文(open, close, read, write文 )
・反復命令文for〜next文
・goto文、gosub〜return文
・on〜goto文、on〜gosub文
・if〜then〜else文
・input文
・data,read文


基本数学関数
・絶対値
・平方根
・整数値の取得
・乱数発生
・対数
・三角関数、逆三角関数、双曲線関数


基礎画像描画関数
・cls文(画像消去)
・RGBForeColor文(描画色設定)
・RGBBgColor文(背景色設定)
・MoveTo文(ポインタの移動)
・LineTo文(線の描画)
・FrameRect, PaintRect文(四角形の描画)
・FrameOval, PaintOval文(円、楕円の描画)
・FrameRoundRect, PaintRoundRect文(角丸四角形の描画)
・FrameArc, PaintArc文(円弧の描画)
・TextFont, TextSize文(テキスト書体の設定)
・DrawString, DrawNumber文(文字及び数字のグラフィックスクリーン上への描画)


オフスクリーン描画関数
・createGWorld(オフスクリーンの生成)
・setGworld(描画領域をオフスクリーンへ指定)
・setScreen(描画領域をスクリーンへ指定)
・clsGworld(オフスクリーンの画像を消去)
・flushGworld(オフスクリーンの画像をスクリーンへ転送)
・disposeGworld(オフスクリーンの破棄とメモリの解放)


PICT変数操作及び描画関数
・pict(PICT型変数の宣言)
・openPictFile(PICTファイルからデータ読み込み)
・openPictRes(PICTリソースからデータ読み込み)
・savePictFile(PICT変数をファイルへ保存)
・copyPict(PICT変数のコピー)
・copyPictR(PICT変数を領域指定してコピー)
・killPict(PICTデータの破棄とメモリの解放)

・setPictTransparentColor(PICTの透過色を設定)
・setPictTransparentFlug(PICTの透過/非透過を設定)

・drawPict(PICTの座標指定表示)
・drawPictR(PICTの矩形指定表示)
・drawPictRot(PICTの回転及び拡大/縮小表示)
・drawPictFRect(自由な四点で構成される四角形の中にPICTを表示)
・getCurrentPict(現在のスクリーンの画像をPICTに転送)

・setRGBPictFromRGBData(RGB配列変数から画像を生成)
・setPictVarFromRGBData(RGB配列変数から画像を生成し、PICTに転送)
・getRGBPictSize(バックグラウンドRGB画像データのサイズを取得)
・getBgPictSize(バックグラウンドピクチャーのサイズを取得)
・getPictVarSize(PICT変数のサイズを取得)
・getRGBDataFromRGBPict(バックグラウンドRGB画像データの画像データをRGB配列変数に格納)
・getRGBDataFromBgPict(バックグラウンドピクチャーの画像データをRGB配列変数に格納)
・getRGBDataFromPictVar(PICT変数の画像データをRGB配列変数に格納)


画像処理及び画像計測、画像生成関数
・getPixcelColor(画面中のピクセルカラーを座標を指定して取得する)
・getPixcelColorFromPictVar(PICT変数中のピクセルカラーを座標を指定して取得する)
・mirrorPict(PICT変数の鏡像作成)
・grayFilter(PICT変数のグレー化)
・calcFilter(PICT変数の加算、減算、乗算及び除算)
・calcMaskFilter(PICT変数のマスク(クロマキー)指定演算)
・makeChromakey(PICT変数の色指定によるクロマキーの生成)
・RGBFilter(PICT変数の色毎の減色/増色処理)
・toneCurveFilter(PICT変数の濃度変換曲線による濃度変換処理)
・localFilter(PICT変数の局所フィルタ処理)
・maximumFilter(PICT変数の明るさの最大値フィルタ処理)
・medianFilter(PICT変数のメディアンフィルタ処理)
・minimumFilter(PICT変数の明るさの最小値フィルタ処理)

・cutIsolation(PICT変数の孤立点除去)
・cutResion(PICT変数の微小/巨大粒子除去)
・pixelExpansion(PICT変数の領域膨張/収縮処理)
・getResionSiz(PICT変数からの領域抽出及び形状測定)
・getResionPat(PICT変数からの領域抽出及び形状測定、形状データの取得)

・makePictConter(PICT変数から等高線を生成)
・makePictColorConter(PICT変数からカラーコントアを生成)
・birdsView(PICT変数から鳥瞰図を生成)
・particlePicture(PICT変数及び粒子座標からパーティクル画像を生成)
・particlePicture2(particlePictureの高機能版)


ウィンドウ操作関数
・setMainWinSize(メインウィンドウをリサイズする)
・setMainWinPosition (メインウィンドウの位置を変更する)
・highlightMainWin(メインウィンドウを最前面に配置)
・flushMainWin(メインウィンドウ内の画像を再描画する)


QuickTimeムービー作成関数
・movieOpenWriteStream(QuickTime出力ファイルを開く)
・movieAddCurFrame(QuickTime出力ファイルへの画像書き込み)
・movieCloseWriteStream(QuickTime出力ファイルを閉じる)

・movieOpenReadStream(QuickTime入力ファイルを開く)
・movieGetTimeScale(QuickTime入力ファイルのタイムスケールの取得)
・movieGetDuration(QuickTime入力ファイルの長さの取得)
・movieGetFrame(QuickTime入力ファイルからの画像読み込み)
・movieCloseReadStream(QuickTime入力ファイルを閉じる)

・movieSetParams(QuickTimeパラメータの設定)


3次元オブジェクト操作関数
・set2DLat(配列データをPP3D単層2次元格子データに転送(座標指定無し))
・setM2DLat(配列データをPP3D多重2次元格子データに転送(座標指定))
・setM3DLat(配列データをPP3D多重3次元格子データに転送(座標指定))
・setVert1(配列データをPP3Dノードデータに転送(座標指定のみ))
・setVert2(配列データをPP3Dノードデータに転送(座標+物理量を指定))
・setVert3(配列データをPP3Dノードデータに転送(座標+RGBデータを指定))
・addLine1(PP3Dラインデータに線分を追加(座標指定のみ))
・addLine2(PP3Dラインデータに線分を追加(座標+物理量を指定))
・addLine3(PP3Dラインデータに線分を追加(座標+RGBデータを指定))
・clearLineList(全ラインデータをクリア)

・rot_x,rot_y,rot_z (スクリーン座標系を基準としたオブジェクトの回転)
・rot_xdef,rot_ydef,rot_zdef (オブジェクト座標系を基準としたオブジェクトの回転)
・zoom_by_present,zoom_by_default(オブジェクトの拡大、縮小)
・moov_x, moov_y (オブジェクトの移動)
・rot_set_default (オブジェクト回転方向の初期化)
・zoom_set_default (拡大、縮小倍率の初期化)
・moov_x_set_default, moov_y_set_default (x,y移動量の初期化)
・claer3DDatas (3次元オブジェクトの消去)
・rotateNodes(rotateBoxを使用した配列変数の座標変換)


その他の関数
・launchApp(他のアプリケーションを起動)
・initArray(配列変数の初期化)
・fWriteArray(テキストファイルへ配列変数からデータ出力)
・fReadArray(配列変数へテキストファイルからデータ読込み)
・fractalInterpolation(離散座標のフラクタル補間)




 

数値データのヴィジュアライゼーションシステムとの連携