基礎画像描画関数



PP Basicでは3次元オブジェクト表示用Main WindowおよびSub Window内に画像表示を行うことが可能で、さらに描画した画像を使用してQuick Timeムービーを作成することが可能です。この章では、PP Basicを使用した基礎的な画像描画関数を説明します。


画像消去:cls

現在メインウィンドウ内に描画されている画像を消去します。


描画色変更:RGBForeColor

線、面や文字の色を定義します。色はRed,Green,Blueの3色の組み合わせで定義され、0.0〜1.0の範囲で値を入力します。

#-----------------------------サンプルコード

RGBForeColor(0,0,0) #黒

RGBForeColor(1,1,1) #白

RGBForeColor(1,0,0) #赤

RGBForeColor(0.5,0,0) #暗い赤


背景色変更:RGBBgColor

背景色を定義します。色はRed,Green,Blueの3色の組み合わせで定義され、0.0〜1.0の範囲で値を入力します。

#-----------------------------サンプルコード

RGBBgColor(0,0,0) #黒

RGBBgColor(1,1,1) #白

RGBBgColor(1,0,0) #赤

RGBBgColor(0.5,0,0) #暗い赤


ポインタの移動:MoveTo

描画用ポインタを指定座標(ix,iy)に移動します。


線の描画:LineTo

現在のポインタの位置から指定座標(ix,iy)へ直線を引きます。


四角形の描画:FrameRect, PaintRect

(ix1,iy1)および(ix2,iy2)で定義される矩形を描画します。FrameRectで描画した場合は枠線のみ描画し、PaintRectでは内部を塗りつぶします。


円(楕円)の描画:FrameOval, PaintOval

(ix1,iy1)および(ix2,iy2)で定義される矩形に内接する円を描画します。矩形が正方形であれば正円、長方形であれば楕円が描画されます。FrameOvalで描画した場合は枠線のみ描画し、PaintOvalでは内部を塗りつぶします。


角丸四角形の描画:FrameRoundRect, PaintRoundRect

(ix1,iy1)および(ix2,iy2)で定義される矩形に半径RaおよびRbで定義される円弧を付加した角丸四角形を描画します。FrameRoundRectで描画した場合は枠線のみ描画し、PaintRoundRectでは内部を塗りつぶします。


円弧の描画:FrameArc, PaintArc

(ix1,iy1)および(ix2,iy2)で定義される矩形に内接する円を開始角θ1から終了角θ2の範囲で切った円弧あるいは扇型図形を描画します。FrameArcで描画した場合は枠線のみ描画し、PaintArcでは内部を塗りつぶします。


テキストの描画:TextFont, TextSize, DrawString, DrawNumber

現在のポインタの位置に、テキストを描画します。

・フォントを選択

TextFont("FontName")

・フォントサイズを選択

TextSize(points)

・文字列を描画

DrawString("Sample String")

・数字を描画

DrawNumber(x,iTotalLength,iFloatingPointLength,iExpOrNot)

x :描画したい数字

iTotalLength:描画したい桁数の指定(小数点を含む場合は、小数点も一桁に数える)

iFloatingPointLength:小数点以下の桁数(整数表示したい場合は0を与える)

iExpOrNot:数字を指数表示するか否かを指定。通常は0を与え、指数表示したい場合は1を与える。

#-----------------------------数値表示サンプルコード

TextFont("monaco"):TextSize(18)

RGBForeColor(0,0,0)

MoveTo(50,100):DrawNumber(3.14159265358979,10,6,0)

MoveTo(50,130):DrawNumber(3.14159265358979,10,0,0)

MoveTo(50,160):DrawNumber(3.14159265358979,10,6,1)

#-----------------------------結果