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十勝〜釧路の温泉 byやませみ




【第2回】 帯広・音更の温泉-2

 

■十勝川温泉「ホテル大平原」

  音更町 TEL/0155-46-2121 15-22(土日12-) 1200円
  http://www.daiheigen.com/

<掲示> 脱衣所に分析表(金色プレートで非常に見にくい)
  十勝川温泉(笹井ホテル・町営2号・共同1号混合) H05.02
  Na-Cl・HCO3 54.5℃ pH=7.84 湧出量記なし
  ER=1.343 TSM=1.516 総計=1.523 g/kg
  Na=475.4(96.0) K=7.9 Mg=0.9 Ca=10.5 NH4=1.1 Fe(II)=0.2
  Cl=567.9(73.9) SO4=- HCO3=340.0(25.7) CO3=2.1 F=0.1 HS=0.3
  H2SiO3=57.6 HBO2=50.4 CO2=7.2 H2S=0.0 mg/kg (mval%)

多彩なアクティビイティーを体験できることで有名な、グループや親子むけの大型リゾートホテル。日帰り客は「さわやか館」という名の別入口になっており、休憩室も用意されています。

ローマ風のむやみに広大な浴室には、スライダー付きのプールやでっかいジャグジーなど多様な機能。壁際にずらーりと並んだシャワーの列は壮観ですらあるな〜(^.^; 温泉は内湯の円形大浴槽が2カ所、露天の岩風呂と釜風呂に使用されています。露天岩風呂が特に良い印象で、塀に囲まれて眺めは皆無ですが、立木もあって和風の造りなので落ちつきます。2.5x5mの石組み浴槽に岩湯口から47℃の湯が25 L/minほどの投入で湯面排水の掛け流し。ややぬるめ40℃前後。

赤みのある褐色澄明で濃いこはく色の湯は、弱つるすべ(2)に絹のようにスルスルした質感もあって良いものです。油臭とも感じる薫製チップのような香りが濃厚にたちこめ、さすがモール泉の御本家はひと味違うなと唸ります。なんども湯をすくってクンクン嗅いで陶然としていると、小さな子供が寄ってきて「おじちゃん、おいしい?」。「いい匂いだから嗅いでみな」「へんな匂い〜」。きみには20年早いかな〜、大人になったらまたおいでよね。(2004.6.10)


浴場はとっても広い

露天は落ちついた雰囲気

曇ってますがこんな色調
 



■十勝川温泉「富士ホテル」

  音更町 TEL/0155-46-2201 13-22 500円
  http://www.fujihotel.jp/

<掲示> 脱衣所に分析表
  富士ホテル源泉 H14.03
  単純温泉 42.3℃ pH=8.20 62 L/min・動力
  ER=0.387 TSM=0.484 総計=0.490 g/kg
  Na=101.7(90.4) K=6.5 Mg=0.7 Ca=3.6 NH4=1.0
  Cl=13.5 SO4=0.0 HCO3=257.2(84.6) CO3=10.2
  H2SiO3=86.3 HBO2=0.7 CO2=3.4 腐植質=2.7 mg/kg (mval%)

雨宮館の道路向かいに建つ中型ホテルで、改装して高級そうな外観のわりに低料金です。駐車場には各社の大型ツアーバスがたくさん停まっていて、乗務員さんの定宿なのだそう。館内は観光ホテルというよりビジホ風で、空気清浄機付きの清潔な部屋は簡素ながらとても使いやすいです。

浴場は周辺の銭湯代わりにもなっているらしく、夕方はお風呂セット持参の客で賑わいます。清潔な浴室は大浴槽とサウナ水風呂だけの銭湯ふうの構成で、窓が開かないのでちょっと蒸します。2.5x5mのタイル浴槽に42℃の源泉が45 L/minも大量に注がれて、洗い場に溢れる掛け流し。適温の41℃。

茶葉クズ状の湯花がたくさん沈んでいる薄め紅茶色のモール泉は、弱つるすべ(1.5)のみでやや淡白な浴感。出がらしウーロン茶ふうの薫りですが、通気不良で鼻が慣れるせいか印象はいささか弱めです。淡白な泉質ながら湯の新鮮さがよく効いて温もり感が大きく、浴後のホカホカが長く持続しました。
(2004.6.10泊)


シンプルな内湯に掛け流し

淡い色調のモール泉



■オサルシ温泉「十勝4駆ランド・白樺ハウス」

  音更町字長流枝22-1 TEL/0155-32-7311 火休 11-21 400円
  http://www2.odn.ne.jp/tokachi4wdland/

<掲示> 脱衣所に分析表
  オサルシ温泉(十勝4駆ランドの湯) H14.08
  Na−Cl・HCO3 43.7℃ pH=7.57 湧出量記なし
  ER=1.443 総計=1.770 g/kg
  Na=473.5(93.2) K=29.6 Mg=2.8 Ca=9.5 NH4=0.6 Mn=0.3 Fe(II)=0.4
  Cl=449.6(56.1) SO4=0.4 HCO3=592.2(43.0) CO3=1.8 F=0.6 HPO4=5.6
  H2SiO3=159.9 HBO2=35.3 CO2=5.3 腐植質=2.8 mg/kg (mval%)

音更町の北部丘陵地、4駆ラリーやオートキャンプ場があるレジャー施設の一角。見晴らしのよい高台のてっぺんにクラブハウス外観の宿泊施設「白樺ハウス」が建っています。空の大きい高原をわたる乾いた涼風が心地よく、遠くのヒバリの声もよく届く静かな環境です。

こじんまりした浴場は換気よく乾き明るく清潔。大きな窓からの十勝平野と東大雪の展望が雄大。露天こそ付いていませんが、眺望ファンにはお薦めのところでしょう。

1.8x3.6mの浴槽に湯口から46℃の湯が35 L/min投入、窓際側溝へ溢流でやや熱め42℃前後。淡ウーロン茶色の薄いモール泉で、微かな油臭と枯れ草臭。弱つるすべ(2)に少泡付き。全体に個性控えめでおとなしい湯ですが、静かにほっとくつろげて好印象でした。(2004.6.11)


丘陵に建つ清楚な施設

浴室からの眺望が雄大

薄めのモール泉が掛け流し
 


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