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信州高山村の温泉 [5] byやませみ


■五色温泉「五色の湯旅館」

高山村奥山田3682-6 TEL/026-242-2500 10-15時* 500円
*)宿泊客が多いときは14時で受付終了することがある
http://goshikinoyu.com/
    
<掲示> 内湯前廊下に分析表
 五色の湯源泉(湯口の分析) H13.04 奥山田3682-3
 S-Ca・Na-Cl・SO4・HCO3 60.9℃ pH=7.0 - L/min 掘削自噴
 ER=966 TSM=1063 総計=1169
 Na=119.2(46.9) K=15.1 Mg=2.9 Ca=104.2(47.1)
 L=0.09 Sr=0.7 Mn=0.4 Cu=0.04 Fe(II)=0.05
 Cl=126.1(32.0) SO4=161.8(30.3) HCO3=173.3(25.5)
 F=1.5 HS=42.4
 H2SiO3=196.6 HBO2=117.7 HAsO2=1.33
 CO2=57.4 H2S=48.0 mg/kg (mval%)
 *) 露天の分析表は見逃しましたが別源泉とのことです

あまり風情の感じられない宿の外観や、ちょっと無愛想にみえる旦那さんの応対。浴場へむかう薄暗い通路には野暮なほどたくさんのサイン色紙や新聞切り抜き。この先には良い湯が待っているとわかっていても、少々げんなりしてしまいます。

しかし、総木造の湯小屋をひとたび覗けばそんな気持ちはたちまち吹き飛びます。放射状にはめられた床板の造形が美しく、太い丸太が組まれた梁の構造がみごとです。男女別の内湯が2室が同じつくりで並んでいます。1.5m四方の湯槽は首までつかる深さで、木樋から58℃の源泉がちょろちょろ絞り投入。男湯は42℃の適温でしたが、女湯はかなり熱くなっていたようでした。

湯色が五色に変わることで有名ですが、本日は美しい黄緑色の濁り湯でメロン色。おおむねこんな色調が多いそうですが、濁りは加水すると出てくるそうです。また、天候には関係なく突如として色が変わることがあり、全く予測はできないとのこと。

湯口のそばにいると強いイオウ臭でむせかえるようです。飲めば薬のような苦味。見た目ほど濃厚な浴感はなくむしろ淡白なほうですが、いろんな成分をまんべんなく含むので、弱いきしみとトロミが同時にあるような複雑で含蓄のある湯になっています。

混浴ファンに人気の露天風呂は内湯のそばですが、別通路を経由するようになっています。渓流端の大露天は3x4mの石組みコンクリ槽。あまり風情あるつくりとはいえませんね〜 2本引かれた黒ホースから超高温の湯が30 L/minほど投入。湯を替えた直後だったらしく、まだ45℃超だったので入浴はかなりつらかった。(^.^;

黒っぽい灰色半濁の湯で、イオウ臭も浴感も弱く、内湯とはまるで別の湯のよう。後で旦那さんに聞くと、やはり内湯とは別源泉とのこと。分析表も見やすいところに掲示を変えたそうなので、行かれた方はDATA教えてください。
(2005.05.17)


内湯の湯小屋

本日は黄緑色の濁り湯でした

露天は灰色の湯

女性用の小露天


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