■鋼管鉱業蓼科温泉「石遊(いしやす)の湯」
茅野市北山5490-5 TEL/0266-77-2386 1・3水曜休 11-20時(夏期8-22) 500円
http://www.f6.dion.ne.jp/~ishiyasu/
<掲示> 脱衣所に分析表
鋼管鉱業蓼科温泉 H2.9
Na−Cl・SO4(低張性) 64.2℃(使用43℃) pH=6.9 160 L/min(パンフ記載)
総計=3994 溶存成分計=3935 mg/kg
Na=1031 (78.1) K=129.9 Mg=54.8 Ca=92.0 Fe(II)=3.9
Cl=1361 (66.8) SO4=565.8 (20.5) HCO3=443.8
H2SiO3=219.2 HBO2=27.9 CO2=59.1 mg/kg (mval%)
国道299(メルヘン街道)が横谷渓谷を糸萱大橋で渡り、台地に上がるとすぐ左手に案内看板が出ている。森に囲まれたキャンプ場の管理棟のような木造施設で、受付・休憩所・男湯・女湯がそれぞれ独立している。
温泉界発も手がける鋼管鉱業の独自経営であるが、あんまり儲けようと浴場は屋根付き露天風呂のみで、男湯は大浴槽1、女湯は小浴槽2、シャワー設備もついている。男湯は径4mほどの石組みをコンクリで固めたものでいささか安普請な感じ。周辺空間を広くとってあるので開放感はある。
湯口から43℃に熱交換冷却された源泉が40 L/min投入され、ほぼ同量が浴槽外の排水口へ溢流している。ただし、槽内に吸引・注入がある温度調整用(42℃)の半循環で、浴槽では強めのカルキ臭がある没個性になっているのが至極惜しい。
湯口の源泉ではサビ金気とタマゴ風味が明瞭にある、微妙に赤っぽく見える透明湯でキシキシを伴う柔らかい感触。一見するとさして濃そうな浴感ではないが、成分量はわりと豊かなのでとてもよく温まり、侮って長湯するとちょっとのぼせ気味になるほど。(2002.12.27)
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