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郡山と磐梯山周辺の温泉 byやませみ


【第1回】 郡山市の温泉-1

 

■月光温泉「大浴場」

  郡山市安積町笹川四角坦62-1 TEL/024-945-9882 8-24時 350円

<掲示> 待合いに分析表
  月光温泉あさか野泉 H12.12
  Na−SO4・Cl 48.0℃ pH=9.0 湧出量記載なし(S57年 550 L/min)
  総計=1381
  Na=440.3(96.1) Ca=13.5 F=7.0 Cl=258.6(36.5) SO4=530.3(55.3) HCO3=40.6 CO3=18.4
  H2SiO3=33.9 HBO2=35.1 mg/kg (mval%)

郡山市の南端部、あと1kmほどで須賀川市に入るという郊外住宅地にある温泉。大型施設クアハイム(http://www.gekkouonsen.co.jp/)の道路向かいにある古びた公衆浴場。源泉はクアハイムとは別で浴室のすぐ脇に井戸があった。

浴室は小旅館サイズの狭いもので、小さいのに大浴場とはこれ如何にと思うが、裏手は昔風のモーテルになっているのでその付属浴場という意味なのだろう 。小さな窓にはステンドグラス風の貼り付けもあって、かつては派手な内装だったのだろうが今ではすっかり鄙びた雰囲気になっている。

3x1.5mの深め浴槽に湯口から48℃の源泉が50 L/minの大量投入。エアリフト揚湯と思われ湯口付近は大量の気泡で白濁しているが体への泡付きはみられない。浴槽縁全体からざばざば溢れ出ているのはじつに壮観。洗い場カランも温泉使用。

無色に澄んだ湯で、微かにタマゴ風味があるほかは特に臭味ない。浴感はたいへん滑らかで心地よい。アル単ふうの弱いつるすべ(2.5)の下にボウ硝系で感じる皮膚の柔らかさがあり、讃岐うどん様の感触が楽しめる。浴槽温度は45℃ほどでかなり熱く、ほんの数分ほどで大量に汗が噴き出してくる。長湯すると腰が抜けるかもしれない。新鮮湯のパワーに圧倒され気味の第一湯目であった。(2003.5.24)


鄙びた共同湯みたいです

熱い湯がざぶざぶ溢れてます



■あさかの杜クア温泉館

  郡山市安積町成田漆山50 TEL/024-937-3151 日祝・2・4水休 10-20時 400円

<掲示> 待合いに分析表
  安積野温泉 H08.01
  Na−SO4・Cl 50℃* pH=8.7 湧出量記載なし(資料1500 L/min)
  総計=1413
  Na=434(92.9) Ca=25.3 F=5.5 Cl=257.4(35.9) SO4=562(57.9) HCO3=58.0
  H2SiO3=47.7 HBO2=17.0 mg/kg (mval%)
  *)湯温調整は大型ファンでの空冷だという

バーデン石橋温泉の川向かいにあたり互いに視認できる距離にある。磐梯熱海の太田病院の先生が開設した温泉療法クリニックで、左半分が診療所、右半分が温泉館になっている。こういう新しいタイプの温泉施設がもっと増えるといいなと思う。温泉館のほうは普通のセンター系施設のような造りで、内湯とジャグジ−&サウナ、露天風呂も付いている。休憩広間などもたいへん清潔に保たれていて気持ちよい。

広々と天井が高く通気の良い浴室に、3.6x1.6mの深めタイル浴槽。湯口から43℃に調整された源泉が80
L/minほども大量に投入され、浴槽縁全体から洗い場側へしずしずと溢れる掛け流し。浴槽内は41℃前後で無理なく漬かれる適温。露天は1.8x1.6mの木製浴槽に湯口から40 L/minの投入で、こちらも掛け流しの40℃前後。

無色に澄んだ湯は薄いボウ硝薬味を感じる。カランも温泉でこちらは微かな硫黄臭がある。月光温泉とほぼ同じ成分でよく似た浴感。つるすべ(2)は若干弱く感じる。さほど濃い泉質ではないが短時間浴でもひじょうに良く温まり、休憩広間でごろごろしたい誘惑に負けそうになるのであった。(2003.5.24)


左半分は病院です

とても清潔で湯量多い内湯る

木風呂の露天も快適です




■仙遊・島乃湯

  郡山市島2丁目-7-6 TEL/024-931-4126 無休 630-2630時 735円

<掲示> 脱衣所に分析表
  仙遊島乃湯源泉 H08.12
  Na-SO4・Cl 45.3℃ pH=8.7 湧出量記載なし
  総計=1297
  Na=409(93.7) Ca=20.3
  F=6.6 Cl=242.4(35.3) SO4=508(54.6) HCO3=19.8 CO3=37.9 HS=0.4 S2O3=0.1
  H2SiO3=36.3 HBO2=11.4 mg/kg (mval%)

郡山市の中心部、女子大付属高校の北隣りにある大型のスーパー銭湯。浴場のほかに温熱ベッド館を備えるのがウリ。レンガ色の四角い建物は、屋上の黄色い看板がなければ公共施設かと思ってしまうような外観。館内はたいへん広々としており、贅沢なスペース取りをしている。

大きな内風呂は5x6mのグランドピアノ型で、湯口から45℃の源泉が40 L/minほど投入される。窓際の側溝へ溢流しているが排水孔の吸引はないので掛け流しだろう。浴槽内は41℃から39℃くらいでぬるめ長湯むき。

露天は6x3mの岩風呂で、端っこ湯面に排水孔はあるが湯口がいくら探しても見つからない。おおむね38℃前後のぬる湯ながら部分的に熱く感じるところがあるので、石組みの隙間から注入しているのかもしれない。うるさい投入音がないので静かに湯に浸れるのはよい工夫だと思った。

ここも月光温泉とほぼ同じ成分で、つるすべ(3)がやや勝り弱い泡付きも加わってたいへん滑らかな浴感になっている。湯口では分析通り淡いタマゴ風味の硫黄臭もはっきり匂う新鮮湯。浴槽がもう一回り小さければ湯の鮮度感もさらに増して絶品になるかと思う。(2003.5.27)
 


看板がなければ温泉とは見えない

浴感たっぷりのきれいな湯です

湯はどこから入れているのだろう?


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