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霧島周辺と人吉の湯巡り byやませみ

 

【人吉の温泉-2】


■華まき温泉

  熊本県人吉市下原田町字嵯峨里1518 TEL/0966-22-6981 無休 10-2230時 300円

<掲示> 脱衣所に分析表
  源泉名なし H02.10 下原田町字横田1518
  Na−HCO3 34.9℃ pH=8.31 260 L/min 419m・動力
  ER=1484 溶存計=1916
  Na=552.6(98.1) K=5.3 Mg=0.9 Ca=4.9
  F=4.3 Cl=129.8 SO4=229.6(19.6) HCO3=931.9(62.7) CO3=12.0 HS=0.7
  H2SiO3=32.4 HBO2=11.3 CO2=- mg/kg (mval%)

市外から遠く離れた人吉盆地の北西端、山ぎわの農村にある新しめの日帰り温泉で、こんな場所で経営が成り立つのだろうかと余計な心配をしてしまいますが、静かにくつろげる環境は良いです。それにしては食事処から聞いたこともない演歌ががんがん流れていますが・・・(^.^;

立派な湯気抜き天井のついた明るい浴室で、窓際に1.6x3.2mの石貼り大浴槽が置かれています。中央の湯口から40℃の弱加熱湯が30 L/min注がれてぬるめ39℃、なみなみ溢れて湯量が多く見えます。無色澄明で微かな金気と淡い重曹味のほか、とくに個性的な臭味はない淡白な湯ですが、湯中には細かい気泡がたくさん漂っており、浸かると即座に身体を取りまき真っ白アワアワ。泉質による弱つるすべ(1.5)に泡付きが加わって、なかなか心地よい滑らかな浴感が楽しめました。(2004.2.16)


大型の湯気抜きが目立つ

泡付き湯がひたひた溢れる

湯汲み場は気泡で真っ白
 



■中神温泉共同浴場

  熊本県人吉市中神町段529-1 TEL/0966-24-6201 無休 14-22時 200円

<掲示> 入口上に分析要約のみ
  H12.12 中神町段529-1
  Na−HCO3 39.5℃ pH=8.14
  溶存計=1085 総計=1089

市街から西に離れた田圃の中にある小さな共同湯で、木造に白壁の外観は小振りながら清楚なつくりです。訪問したのはもう夕刻になっていたので、周辺のお年寄りが集まって賑やかでした。

浴室には1.5畳ぶんほどの浴槽があり、パイプと湯口の両方から39℃の源泉が100 L/minの大量投入。浴槽が小さいので洗い場全体にどんどこ惜しげもなく溢れていきます。無色に澄んだ湯はとくに臭味なく淡白かつ柔らかいものですが、中くらいの泡付きがみられます。

ぬるめなので浴中は軽やかな爽快感しかありませんでしたが、服を着てからのほてりがすごいです。受付のおばちゃんに話したら「後からぽかぽかしてくるのがうちの温泉のいいとこ」とご自慢。新鮮なお湯のパワーを実感した優良温泉でした。(2004.2.16)


小さなふだん着温泉
 



■涼水戸(すずみど)温泉

  熊本県人吉市中神町字内角490 TEL/0966-24-0405 無休 6-22時 300円

<掲示> 脱衣所に分析表
  源泉名なし H08.12 中神町字内角490
  Na−SO4・HCO3 43.3℃ pH=7.63
  ER=- 溶存計=1894 総計=1938
  Na=525.4(92.4) K=9.3 Mg=3.1 Ca=26.5
  F=4.6 Cl=44.1 SO4=600.1(51.3) HCO3=631.7(42.5) HS=0.5
  H2SiO3=39.2 HBO2=9.1 CO2=44.0 H2S=0.1 mg/kg (mval%)

球磨川の南岸沿いに県道をずーっと下り、市境ちかい集落の造園屋さん庭先にある温泉です。ごく普通の民家のような外観で、のぼり旗がなければ温泉だとはぜんぜん気付かないでしょう。素泊まりもできて夏場はカヌー下りの若者で賑わうそうですが、この時季はひっそり閑としています。

石壁に木造屋根の湯気抜きがついた浴場はけっこう広く、民家の温泉とは思えない立派さ。1.6x2.8mの大ぶり深めな木枠の浴槽に、39℃の源泉が80 L/minの大量投入でぬる湯37℃。側溝をのりこえて洗い場へざんざこ溢れています。淡緑色の微ささ濁り湯で、かすかな金気とタマゴ風味。ほぼ無味ですがやや苦味もあります。弱いきしきしのあるふっくらした浴感は、周辺の重曹系とはやはりひと味違うかな? 窓外の温室には釜風呂が置かれていますが、コケがいっぱいでした。

源泉温度が下がってきているので、4月に湯温を上げる工事をすると貼り紙がありました。今頃はどうなっているでしょう? (2004.2.17)


ふつうの民家のような外観

けっこうな湯量です

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