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山梨の湯巡り7 [2] byうつぼ |
■春日居温泉「旅館加茂川」 石枠タイル貼7.8人のシンプルな浴槽ひとつ。金属パイプから熱めのお湯30L/minほどを投入で、槽内排湯はなく全量をオーバーフロー。ギミックなしの源泉かけ流し。浴槽が細長いので温度ムラがあり、湯口付近は熱く、離れるとぬるめになります。 ほぼ無色透明で茶色と白の湯の花がただようお湯は、ほわっとした微石膏味に微石膏臭(甘いイオウ臭入ってるかも?)。つつまれる感じのお湯には、きもちキシキシ感があり、ごくわずかにアワつきもあってとてもあたたまります。石和の「サンベール」に似たイメージのお湯かと思います。 春日居の旅館は、町営共同配湯を使っているようですが、源泉かけ流しの話はあまり聞きません。(「日の出」は自家源泉かけ流しのよう) 薄口のデリケートなお湯は、循環してカルキ臭が入ったらひとたまりもないと思うので、このかけ流し浴槽は貴重。自家源泉もあるようで分析表も2種類ありましたが、湯づかいはきき忘れました。 <春日井村営温泉 <第13号>> <峡東温泉 <第9号>> |
![]() 「旅館加茂川」の外観 |
![]() 「旅館加茂川」の浴槽 |
■岩下温泉「岩下温泉旅館」 何となくB級の煤けた旅館を想像してましたが、とんでもない。風格ある旧館(日帰り専門)と瀟洒な新館の落ち着いた佇まいで、目の前を西平等川の掘割が流れている様も好ましげ。旧館は、地元のお年寄り中心に共同浴場のように使われているようですが、浴衣の宿泊客もおそるおそる入りに来てました。 廊下を挟んで、右手に廊下から見下ろせる半地下の元湯と、左手に男女別の内湯。元湯に脱衣所はなく、内湯の脱衣所から廊下を横切ってハダカで移動するので、けっこう気合いが必要かと... (^^; 黒光りする廊下にハダカ電球の薄暗い照明、湯権現様の神棚を祀ってひっそりと佇む混浴の元湯は”霊湯”の風格あふれ、浴槽の真上に座敷(休憩所)がある渋〜い造り。内湯は、高温槽(タイル貼2.3人)と源泉水風呂(同1人)のこぢんまりとしたもの。 高温槽は、石の湯口から適温のお湯を投入で、底面注吸湯ありのオーバーフローなしは、たぶん加熱循環かと。源泉水風呂は、石の湯口から投入でかなりのぬる湯。槽内注排湯はなく、オーバーフローありでたぶん源泉かけ流し。飲泉用の桝あり。 お湯は、ほぼ無色透明で無味。かすかに生ぐさいような微妙な温泉臭が感じられます。わずかにキシキシ感があるものの浴感は薄く、負担の少ないやさしいお湯は長湯向き。ほとんど元湯にいましたが、浴後ほかほかと温まり、すぐに爽快感が出てお肌すべすべとなる不思議な湯あがり感。 後から入ってきた宿泊客が、元湯に突入し「冷て〜 」といって逃げ帰ってきたので、余程ぬる湯に慣れてないとキビしいかも。(冬場はとくに) でも、この渋い雰囲気は気に入りました。この文化財級?の浴場が300円で味わえるのもうれしいです。温泉に雰囲気を求める人にはとくにおすすめのお湯かと思います。 単純温泉(Na・Ca-HCO3・SO4型) 33.2℃、pH=8.65、59.82(?)L/min、総計=217.4mg/kg、Na^+=20.68mg/kg
(48.15mval%)、Ca^2+=14.57 (38.94)、Fe^2+=1.232、Cl^-=3.581 (5.36)、SO_4^2-=24.28
(27.05)、HCO_3^-=76.81 (67.43)、陽イオン計=39.38 (1.867mval)、陰イオン計=104.8 (1.867mval)、メタほう酸=6.811、メタけい酸=59.49、ラドン=0.86マッヘ <S31.5.12決定>
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![]() 「岩下温泉旅館」の旧館の外観 |
![]() 「岩下温泉旅館」の元湯 |
![]() 「岩下温泉旅館」の内湯 |
(甲西町、10:00〜22:00、500円/2H・プール共、055-280-3340) 浴室に入ると、いきなり源泉がかけ流され、温泉臭香るかけ湯槽がお出迎え。浴室は、大浴槽(石貼30人以上、ジャグジーコーナー付き)、寝湯(3人)、エステバス(5.6人)、リラックスバス(7.8人)、打たせ湯×2、サウナ×2、水風呂、露天(石貼20人以上)と多彩。 寝湯以外は大量投入で槽内排湯ありの循環仕様。今回は3度目ですが、朝一だったので今までで一番お湯が良かったような気がします。(お湯は毎日換水とのこと) 打たせ湯は温泉臭が香り、源泉使用かもしれませんが、かけ湯の源泉カランとはちょっとニュアンスが違う感じもします。寝湯は、ジェット注入がありますが、お湯が一番新鮮な感じでオーバーフローもあり、ひっょとしてかけ流し?(これも源泉カランとはちょっと違う感じ) お湯は、紅茶色〜黄金色透明で弱モール?臭+微金気臭で重曹泉系のツルすべ。源泉は、弱重曹味塩味+だし味で弱モール?臭+微金気臭+微イオウ臭で金気のイメージの強いお湯。露天は最初弱モール?臭+微金気臭でしたが、次第にカルキ臭が混じり11時頃にはカルキ臭が勝ってました(TT)。 温泉スタンドは、かけ湯の源泉カランと同じイメージのお湯で、これをそのままかけ流しにした浴槽が欲しいところです。(仮設時は”垂れ流し”状態で有名だったらしい)でも、センター系循環のわりには力のあるお湯が残っているのでは?。施設と泉質の両方をまずまず満足させる、バランスのとれた施設かと思います。 Na-塩化物・炭酸水素塩泉 43.9℃、pH=7.7、210L/min掘削揚湯、総計=1.702g/kg、Na^+=397.7mg/kg
(79.98mval%)、Ca^2+=56.5 (13.04)、Fe^2+=1.4、Cl^-=335.8 (43.94)、SO_4^2-=195.2
(18.84)、HCO_3^-=488.4 (37.12)、陽イオン計=490.3 (21.63mval)、陰イオン計=1020.2 (21.55mval)、メタけい酸=118.7 |
![]() 「やまなみの湯」の外観 |
![]() 「やまなみの湯」の男湯 |
![]() 「やまなみの湯」の男湯露天 |