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山梨の湯巡り5+箱根2湯 [3] byうつぼ



■芦安温泉「岩園館」

(芦安村、時間要問合せ、800円、055-288-2005)
http://www.kis-net.ne.jp/~hirose/

ここも南アルプス登山客にはなじみの湯宿で、こざっぱりとして清掃が行き届きなかなか居心地がよさそうです。めがねさんのレポあり。

内湯、別棟の大露天、展望露天の3ケ所(すべて男女別)ある浴室は、どれも日帰りOKですが、ハダカ移動不可なので全部回ると忙しいかも。それぞれ風情もちがうので、泊まりでじっくり味わうのが正解かと...。内湯は清掃中だったので展望露天と大露天に入浴。12/31の12時でともに独占〜4人。

展望露天は10人以上の鉄平石枠コンクリ造りで2槽にわかれお湯の行き来があります。木の湯口から30L/mnほどを投入で、槽内排湯はなく浴槽端から排湯のかけ流し。湯口をのぞくとパイプが2本(熱いのとぬるいの)あるので熱い方は加熱かも? 屈指の荒れ川、御勅使川のダイナミックな流れをのぞむ開放感ある半露天風呂です。

別棟の大露天は、庭園風岩造り東屋付きで25人以上いける豪快なもの。岩の湯口が1つ(コップあり飲泉可か)と、底面からの大量注入を確認。浴槽端から側溝へ流し込み。循環かどうかは不明ですがお湯の鮮度はかなりいいです。

内湯は偵察のみ。落ち着いた感じの浴室には、石造り6.7人の浴槽で岩の湯口。槽内排湯は不明ですが、投入量に見合ったオーバーフローがあり、たぶんかけ流しです。

無色透明で白色のこまかな浮遊物のあるお湯には、石膏味と石膏臭+かすかなイオウ臭。展望露天の湯口のそばではわずかにあわ付きがありました。ここもぬるスベとキシキシが入り交じった面白い浴感ですが、キシキシ感が勝ってます。濃いめの硫酸塩泉らしい、とても温まる浴(後)感豊かないいお湯でした。

Na・Ca-硫酸塩泉 43.7℃、pH=9.2、398L/min掘削揚湯、成分総計=2205mg/kg、Na^+=413.8mg/kg (57.49mval%)、Ca^2+=263.7 (42.04)、Fe^2+=0.4、Cl^-=44.1 (3.95)、HS^-=痕跡、SO_4^2-=1419 (94.15)、HCO_3^-=16.5 (0.86)、CO_3^2-=4.8、陽イオン計=682.3 (31.31mval)、陰イオン計=1490 (31.36mval)、硫化水素=痕跡 <H10.10.21分析>

 


「岩園館」の外観

「岩園館」の展望露天

「岩園館」の大露天

「岩園館」の男湯内湯


■韮崎旭温泉

(韮崎市、10〜20時、500円、0551-23-6311)

大晦日の〆の湯をどこにしようか迷いましたが、どうしても韮崎旭に行きたくなり再訪レポです。少し前にやませみさんとめがねさんのレポあり。前回のうつぼレポ

12/31の14時すぎに突入。休憩所は空いてましたが、浴室は10〜15人とかなりの盛況。相変わらず湯船全面からの潤沢なオーバーフローがあり、ややぬるめの源泉100%非加熱非加水かけ流しの感動的なあわあわ湯には、心地よいヌル&ツルすべ感。金気臭+微イオウ臭+モール?臭の好ましい香りも健在ですが、今回は湯口のコップが見あたりませんでした。

それにしても、このお湯はホントによく温まって、ずしりとくる浴後感があります。T教授じゃないですが、ガイアの力がのり移っているような... ^^) とても成分総計=1233mg/kgのお湯とは思えません。こもり気味の浴室+西日もあるでしょうが、あわ付きによる温まりも効いてるのでは?

建物の裏手にまわってみると、田んぼ?に大量に排湯され湯気のあがる池が出現。かけ流し量のスゴさを実感。おととしの〆、上増田温泉「砦の湯」につづき昨年も充実の〆の湯となりました。当然、非温泉の宿の風呂には入らずに年越しです (笑)

Na-塩化物・炭酸水素塩泉 40.5℃、pH=7.7、393L/min(1200M掘削揚湯)、成分総計=1233mg/kg、Na^+=335.0mg/kg (82.97mval%)、Fe^2+=0.9、Cl^-=365.3 (58.86)、HS^-=痕跡、SO_4^2-=100.6 (11.94)、HCO_3^-=306.9 (28.75)、陽イオン計=391.9 (17.56mval)、陰イオン計=775.8 (17.50mval)、メタほう酸=7.7、遊離炭酸=11.1 <H8.6.3分析>


「韮崎旭」の外観


「韮崎旭」の排湯


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