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山梨の湯巡り5+箱根2湯 [2] byうつぼ |
![]() 「国母温泉ハウス」の外観 |
![]() 「国母温泉ハウス」の掲示 |
■中央ベニヤ竜王温泉「湯〜とぴあ」<旧竜王ラドン温泉> ロビー横にひっそりとある本館。薄暗い浴室には、大浴槽、水風呂と別室ラドン浴場。大浴槽(石枠タイル貼10人以上)は、打たせ湯状に50L/minほども大量投入で湯船端の側溝に排湯。槽内排湯はみあたらずたぶんかけ流し。すぐ横の源泉カランにはコップもあり飲泉できるようです。 ラドン浴場(石枠タイル貼10人以上)は天井低く、ラドン含有の独特の臭い?が立ちこめる蒸し風呂風。奥側の竹筒から源泉を10L/min程度静かに注いでおり飲泉可。槽内排湯はなく手前の側溝にかけ流しですが、底面注入あり(深夜は休止)。壁面は効能書きなどで埋め尽くされてます。水風呂は洗い場横にありますが相当に冷たいので誰も入ってません。シャワー+カラン14、シャンプー・ドライヤーあり。10/30の21時で6.7人。 お湯はかなりの実力派です。黄茶色透明で弱重曹味+弱塩味+微金気味+微たまご味、微モール?臭+金気臭+微イオウ臭のデリケートなもの。大浴槽では湯口よこ、ラドン浴槽では全体であわ付きがあり、とくにラドン浴槽のあわ付きは山口や韮崎旭に匹敵し、あわ付きヌルすべ+重曹系ツルすべのダブル効き。ラドンがあわ付きに影響しないとすると、大浴槽とラドン浴槽の違いはお湯の投入方法だけなので、大浴槽の打たせ湯を静かな投入にしたら一大あわあわ風呂にかわるかも。 深夜の本館「ラドン温泉」は照明もさらに落ちて一種独特な雰囲気に。甲府バイパスのロードサイドとは思えない、秘湯の夜詰めの湯的な雰囲気を独占状態で堪能 ^^) 源泉を新館にさほど振り当てず本館メインに残したことで、レジャー系スパランドと本格温泉の両方が楽しめる施設となっています。この選択は正解でしょう。 含重曹-塩化物泉 37.2℃、pH=8.0、130L/min (965m掘削自噴)、総計=1440.4mg/kg、Na^+=409.9mg/kg (87.59mval%)、Fe^2+=0.117、Cl^-=500.1 (69.75)、HS^-=0.072、HCO_3^-=374.3 (29.73)、CO_3^2-=2.190、陽イオン計=461.6 (20.36mval)、陰イオン計=888.7 (20.63mval)、メタけい酸=77.95、硫化水素=0.008 <S51.12.23分析>
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![]() 「湯〜とぴあ」の外観 |
![]() 「湯〜とぴあ」の大浴槽 |
![]() 「湯〜とぴあ」のラドン浴室 |
![]() 「湯〜とぴあ」のラドン浴室湯口 |
■桃の木温泉「本館桃栄館」 木造の古い建物ですが、清掃がいきとどいた清々しい館内。男女別の浴室は、石枠タイル造7.8人の内湯のみ。石膏の析出が出た岩の湯口から60L/minほども大量投入。傍らにはコップあり。槽内排湯はなく湯船フチからザコザコのかけ流し。すごい量です。他に岩造の噴水状の湯口もありますが未使用でした。硫化鉄で真っ黒に変色したカラン2、シャワー・ドライヤーなし、シャンプーあり。12/31の11時で男女湯とも独占でした。 適温のお湯は、無色透明で白い湯の花が目立ちます。たまご味+石膏味と甘いイオウ臭+石膏臭があり、中程度のあわ付きもあります。強アルカリ性で炭酸イオンもしっかりあるのでヌルすべ湯かと思いきや、さほどでもなく、ヌルすべとキシキシが入り交じる面白い浴感。いいお湯です。ハイカラな感じのおばあちゃん(大女将?)によると、硫黄泉とアルカリ泉を混ぜて適温のかけ流しにしてるそうです。かつては桃の木鉱泉と呼ばれてましたから、低温の硫黄泉が昔からの源泉かと。 分析表はなく、「別館にはあるかも...」とのことでしたが、わざわざ分析表だけを貰いにいくのも気が引けるので断念。で、MASさんからデータの提供をいただきました。ありがとうございました。 アルカリ性単純温泉 (Na・Ca-SO4型) 42.0℃、pH=9.5、405L/min掘削揚湯、溶存計=698.7mg/kg、Na^+=140.0mg/kg (62.36mval%)、Ca^2+=73.0 (37.27)、Fe^2+=0.1、Cl^-=3.2 (0.93)、HS^-=0.1、SO_4^2-=425.1 (91.02)、HCO_3^-=7.7 (1.34)、CO_3^2-=16.6、陽イオン計=214.1 (9.77mval)、陰イオン計=455.9 (9.72mval)、硫化水素=痕跡 <H4.4.15分析>
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![]() 「桃栄館」の外観 |
![]() 「桃栄館」の男湯 |
![]() 「桃栄館」の男湯湯口 |
![]() 「桃栄館」の女湯 |