栃木西部の湯巡り2+奥鬼怒4湯 [14] byうつぼ |
■赤滝鉱泉 釣瓶落としの秋の夕暮れ、心細い道を下りきったところに赤い屋根の民家風のひとかたまりの建物がうっそりと佇んでいました。すなっちさん、週末田舎人さんのレポあり。 浴室はふたつ?あり混浴、右手が主浴室。左手の浴室?は大きな貯湯槽と小さなポリパスがひとつ。このポリバスはぬるかったので入浴せず。(自家用かも?) 主浴室にはコンクリ枠木貼りの2人くらいの小さな浴槽が据えられています。鉱泉らしく木のフタをはずして入ります。となりの貯湯槽から壁越しに突き出たごついパイプのコックを捻ると、透明の冷たい源泉が勢いよく出てきます。そばにはコップもおいてあります。他にカランもあって、これも源泉かと思います。 湯治場らしい味わいのある浴室。強まった雨が屋根をたたく音をききながら浸かるもの寂しいような山の湯のひとときは、強く印象に残りました。 ほぼ適温のお湯は、透明度約80cmの赤茶色ささにごり。レモン味+微金気味の酸性緑礬泉系らしい味に微金気臭。弱いキシキシのある肌に染み入るような湯ざわりで、浴後は肌がチョークをつかんだあとのような粉っぽい感じになります。 単純酸性-鉄冷鉱泉(Al・Ca-SO4型) 13.2℃、pH=3.0、成分総計=698.8mg/kg、H^+=1.0mg/kg、Na^+=5.1、Ca^2+=49.1、Mg^2+=14.0、Al^3+=29.1、Fe^2+=10.7、Fe^3+=25.9、F^-=4.5、Cl^-=4.7、HSO_4^-=15.5、SO_4^2-=458.7、陽イオン計=137.8、陰イオン計=479.5、メタけい酸=81.4 <S51.11.19分析> |
![]() 赤滝鉱泉の浴槽 |
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