栃木西部の湯巡り2+奥鬼怒4湯 [15] byうつぼ |
■氏家温泉「氏家松島温泉 乙女の湯」 温泉好きには人気の高いお湯ですが、このあたりまでくるとなすすべもなく喜連川に誘導されてしまうので (^^;; これまで未湯でした。自家源泉の日帰り施設と別に湯治用宿泊棟もあり、みしゅらんの第3回オフ会の会場でもありました。みしゅらん、温泉三昧さん、めがねさんのレポあり。 日暮れてから行ったので判りにくかったですが、県道48大田原氏家線沿いに大きな看板があるので、これを見逃さなければ到達できます。(位置的には喜連川の三菱自動車研究所西側の丘の上、HPに詳しい地図あり) のどかな畑のなかの道をしばらく走って丘をのぼると立派な建物が見えてきます。 男女別の浴室と食堂兼休憩所に有料の中広間や個室もあります。脱衣所はけっこう広くて使い勝手がいいです。浴室は木造り湯小屋風で天井の高い趣のあるもの。入ってすぐが洗い場、奥が内湯(みかげ石枠タイル貼10人以上)。扉の外には庭園造りの広い露天(岩枠石貼20人以上)。カラン6(たぶん温泉)、シャワー・ドライヤーあり、シャンプーなし。 ほぼ適温の内湯はすこぶる入り心地がよく、石の湯口から大量投入で槽内注排湯はみあたらず、窓側の側溝経由で露天の排湯口への流し出し。ややぬるめの露天は、岩の湯口から投入し、槽内注排湯不明でオーバーフローあり。ともにかけ流しかと思います。(パンフにも”循環しないかけ流し温泉です”の記載あり) 内湯の方がお湯の回転率がよく鮮度が高い感じですが、露天でもアワつきがあります。 お湯は、かすかに黄緑色味を帯びた(タイル色の加減かも)透明でこまかな気泡が浮遊。弱いたまご味に弱く甘いイオウ臭+僅微樹脂系アブラ臭?。明瞭なアルカリ泉系のヌルすべと、かなりの量のアワつきによるヌルヌルがあわさった典型的なヌルすべ湯。とても当たりのやわらかなやさしいお湯は、冬の寒い朝、あたたかい布団にくるまってぬくぬくとしているような感じ。浴後は肌が少しパサつきますがその後ツルツルに・・・。さすがに”美肌の湯”を謳うだけのことはあります。 しかし、強烈な喜連川のそばにこのようなやさしいお湯が湧いているのはとても不思議。スペック的にはさほど突出した特徴はないですが、うったえかけてくるような妙に説得力のあるお湯で、温泉ファンの評価が高いのもなるほどうなづけます。ただ、アブラ臭中毒のうつぼとしては、やはり早乙女温泉に吸い寄せられてしまうかな(笑) アルカリ性単純温泉(Na-(CO3)・Cl・HCO3型) 39.7℃、pH=9.2、255.1L/min掘削揚湯、成分総計=0.443g/kg、Na^+=98.1mg/kg
(96.19mval%)、F^-=2.1、Cl^-=46.9 (29.52)、HS^-=0.5、HCO_3^-=77.0 (26.19)、CO_3^2-=48.6
(36.15)、陽イオン計=103.4 (4.44mval)、陰イオン計=181.2 (4.48mval)、メタけい酸=158.6 |
![]() 「氏家松島温泉 乙女の湯」の看板 |
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(恵比寿さんからコメント) >うつぼさん 私は、喜連川早乙女よりも氏家松島のほうが好みです。成分は薄めながらも、温泉の存在感、奥行きの深さがあります。天国的な湯の感触と微かな硫黄の匂いが心地よいですね。ただし、お湯がいいのは内湯だけです。 ( 週末田舎人さんからコメント) >>うつぼさん |