栃木西部の湯巡り2+奥鬼怒4湯 [12] byうつぼ |
■西那須野温泉「千本松温泉」 こぢんまりとした木造平屋のかわいい建物で、入ってすぐが受付、右手が男女別の浴室で左手正面が軽食もとれる休憩所。スタッフの対応が親切で好感がもてます。 脱衣所はこぢんまりとしたもので団体受け入れはきびしいと思います。浴室の扉を開けたとたんにびっくり。上質なアブラ臭が場内にたちこめています。内湯(みかげ石枠伊豆石貼5.6人)は、石の湯口がありますが使っておらずよこの無骨な金属パイプから熱湯を20L/min強ほど投入し、槽内注排湯はなく窓側側溝への流し出し。湯口の湯温計が、泉温(54.5℃)より高い59℃を示しているのは不思議。 露天は小粋にまとまった和風庭園に面してゆったりと配置され、開放感があっていい感じ。浴槽はL字型みかげ石枠伊豆石貼8人くらいのもので、肌ざわりと入り心地のいいすぐれもの。露天を安易に岩風呂にしなかったのはいい選択かと。 うす緑黄色透明のお湯には茶色の湯の花(露天のほうが多い)。微重曹味に樹脂系のアブラ臭が明瞭。このアブラ臭は群馬のしんとうや高山に似た極上のもので、しばし陶然となってました。(中毒
^^;; )この系統のかけ流し湯は東京近県では珍しいです。 近くの温泉いちご園のビニールハウスよこには足湯があって、これはなまっていましたが、ハウスのよこに源泉を流しているところでは極上アブラ臭が匂い立っていました。 好みのお湯のかけ流しだし、落ち着いた施設だし、近くにきたときは再訪したいと思います。あと、浴後に食べたホウライのソフトクリームは美味でした。 Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 54.5℃、pH=8.9、139.4L/min掘削揚湯、成分総計=1.001g/kg、Na^+=266.1mg/kg
(98.70mval%)、F^-=12.0、Cl^-=110.3 (25.94)、HS^-=1.4、HCO_3^-=436.9 (59.69)、CO_3^2-=25.9、陽イオン計=270.5
(11.73mval)、陰イオン計=595.2 (11.99mval)、メタけい酸=103.8、メタほう酸=30.7 <H12.3.10分析> |
![]() 「千本松温泉」の外観 |
|
![]() 「千本松温泉」の男湯露天 |
|