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栃木西部の湯巡り2奥鬼怒4湯 [10] byうつぼ


■黒部温泉「四季の湯」

(栗山村、8:00〜21:00、500円、0288-97-1500)
http://www15.ocn.ne.jp/~sikinoyu/

栗山村黒部集落にある日帰り施設。県道23川俣温泉川治線を川治方面から来ると、黒部ダムをすぎてすぐのGSの手前を右折して目の前すぐ右手。このGSのよこには、郡司さんが「一湯入魂温泉」のなかで紹介している”栗山ガソリンスタンド温泉”があります。

開放的なところにあり、湯槽も小さいので余程の気合いがないと入浴はムリかと (^^;。白い析出のでた金属パイプから木の湯槽に注がれてかけ流されています。味臭からみてたぶん「四季の湯」と同一源泉かと思います。


”栗山ガソリンスタンド温泉”

 

「四季の湯」は、けっこう新しめのきれいな施設で、玄関を入ってすぐに休憩所。廊下&階段を下ったさきに男女別露天のみの浴場があります。浴槽は大小ふたつあり、大はぬる湯槽(岩枠石敷20人以上)、小は適温槽(同12人以上、屋根付き)。紅葉の山々が望める開放的な露天です。カラン3、シャワーあり、シャンプー・ドライヤーなし。日曜15時で10人位と盛況。

ともに竹筒?の湯口から投入で槽内注排湯はみあたらず、適温槽は浴槽端の上面排湯口、ぬる湯槽は側面に填め込まれたパイプからの排湯で、この排湯は再利用されていないと思います。ぬる湯槽より適温槽のほうがお湯の鮮度感が高い感じ。

かるく白濁したお湯にはわずかに白い湯の花がただよい、微たまご味+僅微苦味に弱いしぶ焦げイオウ臭。
あっさりとした浴感のお湯で、アルカリ泉系のヌルすべはありますが、成分が薄いためか、はたまたSO_4^2-をけっこう含んでいるからか、さほど強いものではありません。それでもカルキ臭はないし、適温槽の鮮度感はかなりのものがあるので入っていて気持ちがいいです。

栗山エリアではわりあいに少ないと思われるヌルすべ系のお湯(「家康の湯」や「上人一休の湯」もそう?)なので、湯巡りにバリエーションをつけるにはいいお湯ではないでしょうか。

HPはけっこう充実していて温泉分析書も載っています。
アルカリ性単純温泉(Na-(CO3)・(HSiO3)型) 48.9℃、pH=9.8、湧出量不明、成分総計=0.168g/kg、Na^+=38.6mg/kg、F^-=3.4、Cl^-=8.2、HS^-=1.3、SO_4^2-=18.8、CO_3^2-=33.7、HSiO_3^-=59.1、陽イオン計=41.4、陰イオン計=126.8 <H13.7.26分析>


「四季の湯」の外観


「四季の湯」の露天(小)


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