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栃木西部の湯巡り2奥鬼怒4湯 [8] byうつぼ


■平家平温泉「御宿 こまゆみの里」

(栗山村、12:00〜14:00(時間確認必須)、500円、0288-96-0321)
http://www.kodawarinoyado.com/komayuminosato/

女夫渕と川俣のあいだにある自家源泉をもつ一軒宿。Pは国道に面していますが、建物は奥まっているので館内は静かで落ち着いた山の宿の趣。めがねさん、すなっちさんのレポあり。

地元の自然木をふんだんに使ったという館内は、居ごこちがよさそうです。浴場は3ケ所あってハダカ移動不可。この日はフライング気味の時間に突入したので、大露天風呂と内湯に入れました。(他にお湯の張られていない小露天風呂あり)

混浴露天風呂は、岩組石敷12人位のメイン露天と、その周囲に栃の丸太をくり抜いた1人用の入り心地のいい湯船が3つ。鬼怒川の流れを見下ろす高台にあって、とくにいちばん右の丸太風呂からの眺めは絶景です。

メイン露天は、あまりお湯が貯まっていませんでしたが槽内排湯口はみあたらず、泊まったことのある同行者によるとオーバーフローがあるそうでたぶんかけ流し。パイプ2本からの投(注?)入で、上のはほぼ無味焦げ臭、下のは微塩味ほぼ無臭だったので、違う源泉を浴槽内で混合しているのでは? 丸太風呂は、木筒の湯口からの投入で全量をオーバーフローのかけ流し。

太い木の柱が見事な内湯にはタイル貼半円形10人くらいの浴槽がひとつ。金属パイプから注いだお湯を岩づたいに流し込み、湯口まわりはなぜか木枠で囲まれています。槽内排湯はなく、オーバーフローがあるようなのでかけ流しかと。カラン8、シャワー・シャンプー、ドライヤーあり。

各浴槽ともほぼ似たようなイメージのわずかに白濁したお湯で、白い硫黄系の湯の花が舞っています。微塩味+焦げ味、焦げ臭+弱めのしぶ焦げイオウ臭+僅微ドクダミ臭。弱いながらとろみのある繊細な浴感で、入り応えのあるなかなかにいいお湯です。

ここは日帰り入浴時間が短いので、泊まりでじっくりと味わうのがいいかもしれません。温泉分析書は各浴場に掲示されていますが、内湯にのみ違うスペックのものがありました。

<内湯脱衣所掲示−源泉名:まゆみの湯>
含硫黄-Na-塩化物温泉(硫化水素型) 53.1℃、pH=6.6、73L/min掘削自噴、成分総計=1.628g/kg、Na^+=434.4mg/kg (90.65mval%)、F^-=2.0、Cl^-=624.2 (84.06)、HS^-=0.5、チオ硫酸イオン=1.8、HCO_3^-=168.9 (13.22)、陽イオン計=481.5 (20.85mval)、陰イオン計=817.3 (20.95mval)、メタけい酸=120.2、メタほう酸=60.9、硫化水素=1.7 <S63.8.6分析>

<その他浴場脱衣所掲示−奥鬼怒温泉:奥鬼18.25.43.48混合泉>
Na-塩化物温泉 44.0℃、pH=6.2、349L/min掘削自噴、成分総計=1.656g/kg、Na^+=356.2mg/kg (86.71mval%)、Cl^-=502.3 (79.30)、HCO_3^-=186.9 (17.14)、陽イオン計=412.3 (17.87mval)、陰イオン計=718.4 (17.87mval)、メタけい酸=279.6、メタほう酸=46.8、硫化水素=0.3 <H13.7.26分析>


「御宿 こまゆみの里」の外観


「御宿 こまゆみの里」の内湯


「御宿 こまゆみの里」の混浴露天風呂のメイン露天


「御宿 こまゆみの里」の混浴露天風呂の丸太風呂


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