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栃木西部の湯巡り2奥鬼怒4湯 [奥鬼怒4湯] byうつぼ


■奥鬼怒4湯の解説

奥鬼怒4湯の前ふりです。
        
栃木県北西部に位置する栗山村は、源平合戦で破れた平忠実の一族200余名の落人伝説も残る山深いところです。わけても最奥にある奥鬼怒エリアは、周囲を女峰山、太郎山、温泉ケ岳、根名草山、燕巣山、鬼怒沼山、黒岩山、台倉高山、帝釈山など2,000mを越える山々にかこまれ、豊かな自然が残る秘境として登山客、観光客双方から高い人気を集めています。
                   
女夫渕温泉から奥の4湯、(八丁の湯加仁湯、日光沢、手白沢)は奥鬼怒4湯と称されています。いずれも一軒宿で野趣あふれる露天風呂をもっており、昨今の秘湯ブームを代表する温泉地として、旅行誌のグラビアやTVの旅番組で取りあげられることも多く知名度は抜群です。

とくに紅葉の時期は人気が高いので、何ヶ月も前から予約しておかないと宿泊はむずかしいようです。「手白澤温泉」は日帰り入浴不可なので、4湯すべて制覇するには、よんどころなく手白沢に宿泊することになり、今回もそのようなプランとなりました。

女夫渕から奥鬼怒を通り尾瀬大清水へと抜ける奥鬼怒林道が開通していますが、自然保護の見地から一般車の通行は禁止されています。ふつうは、女夫渕の公共Pに車を停めて、送迎バスorタクシーで行くか、鬼怒川沿いの遊歩道を歩いていきます。日光沢と手白沢は送迎バスがないので、どうしても歩いていくことになります。

女夫渕から各湯への遊歩道経由のコースタイムは、
女夫渕〜(70分)八丁の湯〜(10分)加仁湯〜(15分)日光沢温泉
加仁湯〜(40分)手白沢温泉
程度で、林道経由の場合はさらに時間がかかります。さしてアップダウンもない平易なコースですが、2,000m級の山々に囲まれた深山なので、荒天時は要注意。

今回、某オフ会で訪れたのは10月下旬、紅葉のピーク(例年より遅かった)と晴天に恵まれすばらしい湯巡りが楽しめました。

なお、今市(大沢)ICから奥鬼怒へ入るには、
1.鬼怒川〜川治(R121〜県道23川俣温泉川治線)ルート
2.小休土〜大笹〜黒部(県道169〜23)ルート
3.日光〜霧降〜大笹〜黒部(霧降高原道路〜169〜23)ルート
4.奥日光光徳〜山王峠〜川俣(R120〜奥鬼怒(山王)林道)ルート
の4ルートがありすべて通ったことがありますが、運転のしやすさは1>3>2>4、距離的に近いのは2で今回はこれを使いました。(4は、以前通ったときは長いダート道でしたが、全面舗装されたという情報もあります。)


奥鬼怒への出発点「女夫渕温泉」


八丁の湯あたり


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