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雪の松之山レポート [5] byうつぼ

松之山湯めぐり

小雪で明けた2日目は、朝ぶろを浴び朝餉をとっているうちにみるみる青空に。さらに豪雪を求めて最奥の集落田麦立へ。凄いくらいの雪晴れのもと、あちこちで「雪掘り」をしています。干し物をしたり、日だまりに盆栽が出されていたり、雪国の晴れ間の貴重さが窺い知れます。

奥の大厳寺高原まで除雪が入っていたのでここぞとばかりに突入。4M近い?積雪。ゆるやかな雪の丘に民家が点在する格好の被写体。でもど素人のうつぼにはどこをどう撮っていいのやら? ^^;)   しばし雪遊びをしたあと湯田へ。除雪が速く、路面の雪はほとんど消えています。


田麦付近





■湯田温泉「渋海リバーサイドゆのしま」

(新潟県松之山町、?〜16/18:30〜20:30、400円、02559-6-3205)
http://www4.ocn.ne.jp/~yunosima/

渋海川沿いに建つログハウス風の一軒宿。採光の良い明るい浴室は、男女とも内湯+露天。男湯は独占。女湯はおばさん連で盛況で連れを含めて6名。ヌルすべ感のあるやわらかなお湯はやはり女性に人気?

露天(石造3.4人)からは、雪に埋もれた民家の向こうに杉林、ブナ林が望めのどか。 内湯(ヒノキ造7.8人)は岩の湯口と源泉口の2つの注湯。別に源泉蛇口あり。 冷たい源泉は甘いイオウ臭、たまご味+微塩味。湯口は熱くイオウ臭なし。湯船まわりには白い析出物。内湯露天ともオーバーフローがあります。

お湯は、微黄色透明微イオウ臭。薄茶色の湯の花あり。鷹の湯とはまったくちがうおだやかなヌルすべ湯。すごく温まります。松之山の強烈なお湯に飽いたらいい湯かも?

泉質不明 25℃、pH=8.8、26L/min自然湧出、蒸発残留物=1453mg/kg <S.63.11.15分析>


「ゆのしま」の外観

「ゆのしま」の露天風呂

「ゆのしま」の内風呂




兎口庚申の湯「植木屋」は一番ハードなアプローチ。雪の壁を縫ってたどりついたものの、雪かきで取り込み中らしく入浴不可。駐車場も少なく立寄り客はあまり歓迎してないような感じ。(いつもは事前TELしますが、松之山は携帯(au)圏外なので...TT )  ド鄙び系の母屋の端に「町営翠の湯露天」(庚申の湯とは別源泉)の受付がありますが冬季休業。 兎口地区は未入湯となり無念!



■松之山鏡の湯「凌雲閣」

(新潟県松之山町、時間要問合せ、500円、02559-6-3205)
http://www1.ocn.ne.jp/~rou/

伝統の鏡の湯の有名宿。歴史を感じさせる風格ある外観。でも、新館もあって屋内は予想外に近代的。隅々までメンテが行き届いており気持ちがいいです。あかぬけた感じの女将?に料金を払うとタオル+歯ブラシ+袋をもらえます(お得)。

長い廊下を渡って浴室へ。男湯女湯ともに独占!(13時)。脱衣所にシャンソンのBGM(女将の趣味?)。内湯(石造25人以上)のみですが、窓が大きく、遠くに松之山温泉スキー場(今回はパス)がみえます。塩まみれの熱い源泉口(飲泉可)とぬるめの湯口の2本。オーバーフローなし、側溝排湯、底面排湯もあって、ひょっとして一部循環かも?

お湯は、鷹の湯と同系ですが微妙にニュアンスがちがいます。少しタール臭がかり、塩味、苦みともやや弱い感じ。ここも松之山らしい強い浴感です。

Na・Ca−塩化物温泉 98℃ (使用位置80℃)、Na+=3476mg/kg、Ca2+=1991、F-=1.8、Cl-=8979、Br-=26.3、I-=3.3、メタけい酸=65、メタほう酸=290.1、遊離炭酸=60.6 <S57.12.6分析>


「凌雲閣」の外観

「凌雲閣」の浴室

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