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房総の湯巡り-1[11] byうつぼ


■富里温泉「ななえの湯」(「湯郷ななえ」)


(富里市、800円、10:00〜23:00、0476-90-3733)
オフィシャルHP

八日市場の米倉温泉(あうんの湯)のローリーだった「サルビアの湯」を敷地内で掘削した自家源泉使用に切り替え、経営が替わって「ななえの湯」と改称したもの。現在は「白寿の湯」などを運営する東日本温泉(株)の運営となっていて、同社のネーミング戦略により、ここも「湯郷ななえ」と改称されています。(サインやパンフは「ななえの湯」のまま)

場所は、東関道「富里」ICから約2km、国道296「七栄」信号と「七栄東」信号のあいだの道路沿い。「サルビアの湯」時代はあまり目立ちませんでしたが、いまは目立つ看板が出ているのですぐ見つかると思います。

館内の構成はほとんどかわっていません。(で、一部「サルビアの湯」と同じ文章。) 館内は意外に広く1階に浴場とヘアーカット、2階に食事処や個室があります。

男女別の浴場には、内湯(みかげ石枠側面タイル貼平石敷15人以上)、サウナ、水風呂(冷たい、カルキ臭なく白い浮遊物あるので井水かも)と露天(岩枠石敷20人以上)。浴室は採光が悪くやや暗め、露天はほぼ半露天で開放感はありません。

なんとなく仮設浴場的な雰囲気があって、温泉マニアには受けるかも・・・(笑) 全体にモノトーンで無機質な浴場ながら、機能的で使い勝手は悪くないです。セパレート式洗い場20、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜14時で3〜7人とあいかわらず空いていました。

内湯は、赤褐色に強烈に染まった岩の湯口から大量の熱湯と少量の冷水(たぶん非加熱源泉)を混合して投入。底面吸湯+少量のオーバーフロー。露天は、赤褐色に染まった岩の湯口から大量の熱湯投入+脇のパイプから少量の冷水(たぶん非加熱源泉)の投入。

内湯はほぼ適温で、緑茶色ささにごり。湯口では弱いながら粘土系アブラ臭が香ります。源泉は強い金気臭+粘土臭、源泉、大量投入湯ともに強塩味で源泉ではこれに淡いだし味+金気サビ味が加わります。露天も湯口はほぼ同じ味臭ですが、浴槽のお湯は緑茶色うすにごりで薬品臭がまじり、浴感的にも内湯より薄い感じがしました。

総計=33.20g/kgのかなり強烈な強食塩泉で、よく温まり発汗がすごいです。成分やお湯のイメージからして化石海水系の源泉だと思います。アブラ臭もあるし、循環ながらかなり満足度の高いお湯に思えました。

800円はやや高いようにも思いますが、10〜12時と21時以降の入館は600円、@nifty温泉に200円クーポンがあるので、実質全日600円で入れます。そばまできたら、寄ってみてもいいお湯では。

Na-塩化物強塩温泉 30.2℃、pH不明(弱アルカリ性)、湧出量不明(1,400m掘削)、成分総計=33.20g/kg、Na^+=11750mg/kg (89.56mval%)、NH4^+=88.7、Mg^2+=377.3、Ca^2+=288.6、Fe^2+=5.8、Cl^-=19720 (98.60)、Br^-=116.5、I^-=42.5、HCO_3^-=366.1、陽イオン計=12860 (570.7mval)、陰イオン計=20250 (564.1mval)、メタけい酸=56.1、メタほう酸=19.6 <H16.5決定>

<温泉利用掲示>
加水あり(強塩のため) 加温あり 循環濾過あり 塩素系薬剤使用あり

〔 2006年3月21日レポ 〕


「ななえの湯」の外観

「ななえの湯」の男湯内湯

「ななえの湯」の男湯露天

「ななえの湯」の男湯露天の湯口


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