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房総の湯巡り-1[6] byうつぼ


■下総温泉「真名井の湯 千葉ニュータウン店」

(印西市、9:00(土休8:00)〜翌1:00(休0:00)、650円(土休750円)、0476-48-4126)※料金時間は変わりました

2004/12にオープンした和風温泉スパ銭。埼玉大井(ふじみ野)にある同名施設とは姉妹店です。北総開発線「千葉ニュータウン中央」駅から徒歩3分。線路沿いを走るR464から一本南側に入ったところにあります。P入口はゲート式で施設利用者は3時間まで無料、以降30分前に100円の課金制なので、施設自体に時間制限はないですが、車客にはこれが時間制限になっているかも。

T岡設計による建物は絵にかいたような和風スパ銭仕様。食事処などはフリーゾーンで浴場手前に受付、入浴1回きりなのは大井の真名井の湯ややまとの湯とおなじシステム。土曜の17時ごろに突入してしまったので、脱衣所はすごい人の量で人いきれムンムン。浴場内も100人近い大盛況。場所柄、子連れのファミリー客がメインです。

内湯ゾーンに内湯+機能浴槽群でたぶんすべて真湯(カルキ臭はほとんどなし)。他にサウナ、水風呂(カルキ臭なし)。カラン27、シャワー・シャンプーあり。スパ銭なのにドライヤー有料(5分20円)はセコいです。

露天ゾーンには、大露天(鉄平石+岩枠石敷、座湯・屋根付25人以上)、上段に小露天(岩枠6.7人)。檜薬湯(強カルキ臭)、つぼ湯×2(カルキ臭)、寝湯、樽湯、お子様用つぼ湯と多彩。このうち温泉を感じたのは大露天と小露天(樽湯は順番待ち状態で入れず不明)。連れによると女湯のつぼ湯も温泉だったとのこと。

大露天は、小露天からの流し込み+座湯側壁面からの流し込み+側面注入。排湯は不明ですがオーバーフローはなし。小露天は、木樋の湯口から30L/min程度の投入+底面からの熱湯注入で、槽内排湯は見あたらず下段大露天への流し出し。

木樋の湯口は38℃くらいで加熱の源泉では? 投入湯より湯面のほうが温泉臭は弱いので循環湯底注の半循環にも思えますが、お湯の鮮度感はけっこう高いです。大露天は色不明ささにごりでほぼ無臭。温泉らしい浴感はあるもののお湯の感じからして希釈の循環と思われ、小露天よりだいぶ劣ります。

小露天はたぶん茶系のにごり湯(透明度60cmくらい)で、かなり強い塩味と粘土系アブラ臭+金気臭は、東鷲宮百観音に似た味臭。しっかりと重曹分のきいたツルすべと強食塩泉特有の重厚な浴感があり、ホテってのどがカラカラになります。かなり凶暴なお湯なので、お子様や温泉に不慣れな人にはキケンかも・・・ (^^

ここははやりの"源泉表示"がなく目立たないところにあるうえ、長湯できず回転が超はやいので、けっこう空いています。湯温をかなり熱めに設定しているのは残念ですが、温泉ファンにはおすすめの浴槽です。

施設自体はありきたりのスパ銭ですが、小露天では東京近郊でも上位に入るレベルの高いお湯が楽しめると思います。

Na-塩化物強塩温泉 36.2℃、pH=7.6、217L/min掘削揚湯、成分総計=31030mg/kg、Na^+=10850mg/kg (89.89mval%)、K^+=377.4、Mg^2+=292.3、Ca^2+=375.9、Sr^2+=10.6、Fe^2+=7.5、Cl^-=18210 (97.26)、Br^-=108.8、I^-=20.6、HCO_3^-=626.7、陽イオン計=11920 (525.0mval)、陰イオン計=18970 (525.4mval)、メタけい酸=78.5、メタほう酸=16.9 <H16.2.27分析>

〔 2005年4月20日レポ 〕

クマオ追加情報
営業時間:平日=9:00〜24:00(最終受付23:30)、土日祝=8:00〜24:00(最終受付23:30)。 料金:平日700円、土日祝日800円。(2008年12月癒処ほぐし屋さんから)


「真名井の湯 千葉ニュータウン店」のエントランス
 


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