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房総の湯巡り-1[2] byうつぼ


■野田七光台温泉「七光台温泉」


(野田市、10:00〜翌1:00(土日祝9:00〜)、700円(時間制限なし、何度でも入浴可)、04-7127-4126)
オフィシャルHP

イオン系のデベロッパーが開発したショッピングセンター(SC)「ロックタウン野田七光台」内にオープンした日帰り施設で、静岡の「焼津黒潮温泉」運営企業が運営するもの。大型SC内の温泉では「太田安眠の湯」(イオン太田SC内)につづくものでロケーションや客層も似ています。

建物は典型的なスパ銭仕様で、1階は受付&食事処、浴場は2階にあります。浴室は、内湯(黒みかげ石枠10人以上)、機能浴槽群(真湯、カルキ臭)、水風呂(カルキ臭)、サウナ、薬草蒸し風呂。露天ゾーンに大露天(鉄平石造20人位)、源泉槽(同3.4人、円形で浅め)、壺湯(陶&石製1人×3)と多彩。うち、温泉槽は、内湯、大露天、源泉槽と壺風呂。ここも全体に明るく、露天はゆったりとしています。カラン27、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。土曜17時で50人以上と大盛況。

内湯は、石の湯口から大量投入で浴槽脇側溝への流し出し。大露天は、石の湯滝からの大量投入+源泉槽からの流し込みで浴槽脇側溝への流し出し。源泉槽は、石の湯口から投入+底面注入で大露天への流し出し。壺風呂は竹筒風樹脂パイプからの投入+底面注入でオーバーフロー。

源泉槽と他の温泉槽では、若干お湯が違います。源泉槽は、かすかに緑黄色がかった透明で白い浮遊物あり。強塩味僅微苦味+微薬味で弱タール臭にかすかな磯の香がまじります。他の浴槽は、無色透明でかなりはっきりとした塩味+微薬味にタール臭。Fe^2+=5.3なのに湯口の変色もなく金気も全く感じられないので除鉄しているかと。

どちらも特別な湯ざわりはなく、何となく硬い感じの浴感。成分総計=23880mg/kgを思わせる迫力やほてり感は感じられず、しっかりとした塩味と奥行きのない軽い浴感が素直に結びつきません。残念ながら個人的には、"源泉槽"でも面白味は感じられませんでした。でも、施設は充実しているし、そこそこの浴感はあるし、このエリアで時間制限なし700円ですから、良しとすべきなのかな?

2湯がオープンした守谷〜野田エリアは、ジョイフル本田(スーパーホームセンター)、ハーブハーモニーガーデン(関東有数のハーブ園)、茨城県自然博物館(けっこう面白い)など、さりげにレジャースポットもあるので、温泉をからめて一日楽しむのにいいエリアとなりました。

Na-塩化物強塩温泉 44.3℃、pH不明(中性)、湧出量不明、成分総計=23880mg/kg、
Na^+=8147mg/kg (86.84mval%)、Mg^2+=243.4、Ca^2+=614.6、Fe^2+=5.3、
Cl^-=14310 (98.98)、Br^-=72.4、I^-=5.8、HS^-=0.03、HCO_3^-=191.0、
陽イオン計=9119 (408.1mval)、陰イオン計=14580 (407.8mval)、メタほう酸=91.9 
<H15.12.24分析>

〔 2004年6月29日レポ 〕


「七光台温泉」の外観

「七光台温泉」のエントランス


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