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南会津・新潟の湯巡り [1] byうつぼ 南会津・新潟の湯巡りの1発目です。当初は下越のアブラ臭強食塩泉群をピンポイント攻撃の予定でしたが、なかなか行けないエリアゆえ、ついつい欲が出て3泊となりました。往復関越では面白味がないので、白河〜会津〜阿賀野川と入り、下越から南下、寺泊で魚を食べて長岡に抜けるコースとしました。 |
(福島県天栄村、時間要問合せ、500円、0248-84-2314) 適温のお湯は、ほぼ無色でかすかに濁りがあり茶色と灰色の浮遊物。金気味弱石膏味で金気臭+おだやかな温泉臭があります。キシキシ感があり、からだの芯からあたたまり浴後しっとりとくる浴感は、食塩泉というよりはむしろ硫酸塩泉系のもの。鮮度感の高いおだやかないいお湯です。 浴後、気さくな女将にお茶やお菓子をご馳走になりました。共同浴場は集落管理で、自宅に風呂をもっていない家も多い。ジモ専化は酒を持ち込み騒ぐ輩がいるのでやむを得ない対応とのことでした。お湯は隣の湯口屋の敷地から村有の源泉を引湯で、傷に特効があるそうです。 館内簡易掲示ではNa・Ca-塩化物温泉、源泉48.0℃。細かな分析表はなしとのこと。(でも、SO_4^2-も相当あるような感じがしますが...) |
![]() 「分家」の外観. |
![]() .「分家」の男湯 |
![]() 「分家」の男湯の湯口 |
![]() 「共同浴場」と湯口屋 |
■湯野上温泉「清水屋」 浴場は、男女別の内湯と混浴(脱衣所のみ別)の露天がありハダカ移動不可。中央に観音様が鎮座まします露天は広くて多彩な構成。湯温が高い順に、舟形浴槽(タイル貼1.2人)、四角浴槽(石枠タイル貼3.4人)、扇型浴槽(タイル貼4.5人)、大浴槽(石造10人)。他に湯のはられていない石造り4.5人の浴槽と火の入ってないサウナ。あちこちに石膏らしい白い析出。 鮮度感抜群のお湯は、澄み切った無色透明で、弱い石膏味石膏臭。とくに熱めの舟形浴槽はきりりとくる清冽な浴感があって最高。キシキシとツルすべが入りまじる浴感は、山梨の桃の木や芦安に通じるものがあります。浴感自体は弱いですが、とてもあたたまり浴後は肌がすべすべになります。 内湯ものぞいてみましたが、石枠タイル貼5.6人の五角形の浴槽に石の湯口からしずかに投入で同量をオーバーフローのかけ流し。思わず入りたくなりましたが時間がなく断念。 受付の女将?によると、国道の反対側に湧く自家源泉をかけ流ししており、建物は古いがお湯には自信があるとのことでした。帰りに国道の反対側をみると崖の上の貯湯槽?からパイプが引かれ、側溝の木樽に熱めのお湯がザンザン注ぎこまれ湯気もうもう。これがかの自家源泉かと...。 国道からの見た目はハズレ旅館ですが、こんな素晴らしいお湯と浴場が潜んでいるとは...。 館内廊下掲示の時代ものの分析表(舟湯)によると、 |
![]() 「清水屋」の外観 |
![]() 「清水屋」の露天 |
![]() 「清水屋」露天の船形浴槽 |
![]() 「清水屋」の内湯男湯 |
![]() 「清水屋」の国道横に溢れる源泉 |
■芦ノ牧温泉「ドライブ温泉大浴場」 男女別の浴室は、内湯2+露天1(女湯は内湯2のみ)。内湯は、タイル貼3.4人の高温槽と4.5人の適温槽があり、見事な石膏の析出が出た金属パイプからおのおの8L/min、2L/min程度を投入。高温槽から適温槽へ流し込み、適温槽からのオーバーフロー。槽内排湯は見あたらずたぶん源泉かけ流し。 無色透明(露天には茶色の浮遊物)のお湯は、ゴムの味とドクダミ臭とゴムの臭いがまじったような個性的な味臭で、何故か奥秩父の中津川温泉を思い出しました。ここもキシキシとツルすべが入りまじる独特の浴感で、かなり温まります。 なかなか個性的なお湯です。B級度は高いですが、料金も手頃だしR118走行時には立ち寄る価値は十分にあるかと...。 含食塩石膏泉 63℃、pH=7.6、75.0L/min、総計=1763mg/kg、Na^+=198.9mg/kg、Ca^2+=266.8、クロールイオン(Cl^-)=176.4、SO_4^2-=837.1、ヒドロ炭酸イオン(HCO_3^-)=57.59、陽イオン計=507.8、陰イオン計=1078、メタけい酸=169.9 <S38.1.12分析> |
![]() 「ドライブ温泉大浴場」の外観. |
![]() 「ドライブ温泉大浴場」の内湯 |
![]() 「ドライブ温泉大浴場」の露天 |