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長野のアルカリ性単純硫黄泉巡り[1] byすなっち 別所温泉は、信州で最も古い歴史をもつ温泉地の一つ。平野部の塩田平にあり、「北向観音」を傍らに置く中規模の温泉街が静かに広がっていました。 http://www.bessho-spa.jp/ |
(長野県上田市別所温泉1640 1000円 13:30〜20:00のうち2時間 TEL:0268-38-2345 宿泊料金は、通常期平日13,000円から)
今回のメインの目的地、別所と田沢で悩んだ末に宿泊地に決めたのが別所温泉の「臨泉楼 柏屋別荘」。理由は「北向観音」が近くにあり、ご利益がありそうだったのと、適度な高級感があって居心地がよさそう、というのが決め手となりました。「臨泉楼 柏屋別荘」は通常仕様のリーズナブルなお部屋とともに、茅葺きの離れや、川端康成が逗留したという露天風呂付き客室などもあり、お部屋のグレードはさまざま。階段やロビーには畳が敷きつめられていて、和の情緒と文学の香りを感じさせてくれる温泉宿でした。 浴室は大浴場(内湯+露天)が男女各1、貸切風呂が4。この貸切風呂がちょっと喰わせもので、宿泊客なりとも1回45分につき2000円で時間貸しするというもの。当初は90分だったようで、館内パンフレットがホワイトで修正してあるのがなんとも興ざめではありました。「弐」の風呂は10Lくらいの湯口投入(掛け流し)で浴槽内温度は42℃くらい(熱いので長湯が難しい…)。浴室は壁面のデザインが素敵で、改築前のタイルをシンメトリックリックにデザインして、往時の雰囲気を残しているのがとてもよかったです。 さて、「臨泉楼 柏屋別荘」のお風呂のいちばんの売りは内湯の洗い場の床が畳敷きになっていること。浴槽の淵まできれいに畳で仕切られていて、噂には聞いていたのですが、今までに味わったことのない少し不思議な感触に少々戸惑い気味。さすがに即乾性とはいかないので、これは好き嫌いが分かれるかもしれません。 内湯と露天がありますが、お湯は露天(岩風呂)が気持ちいいです。39℃くらいの湯温に調節してあり、50L/6人くらいの温泉が掛け流し。別所温泉自体は「別所温泉財産区」が集中管理する温泉地で、湯量もそこそこですが、旅館によっては湯温や湯使いがそれぞれという印象を受けましたので、予算が許せば温泉旅館の立ち寄り湯を利用して、湯使いの妙を楽しむのも一興かな、と思います。 単純硫黄温泉(アルカリ性低張性高温泉) http://www.jrea.co.jp/onsen/banzuke/banzuke_20.html |
![]() 「臨泉荘 柏屋別荘」の外観 |
![]() 「臨泉荘 柏屋別荘」のロビー |
![]() 「臨泉荘 柏屋別荘」の内湯 |
![]() 「臨泉荘 柏屋別荘」の貸切風呂「弐」 |
(長野県上田市別所温泉 150円 6:00〜22:00 第1・第3木曜休み TEL:0268-38-3510) 「大師湯」と「大湯」についてはまとめて紹介いたします。 別所温泉には「石湯」「大師湯」「大湯」「相染閣」のよっつの共同浴場がありますが、「石湯」は循環であるとの情報を得ていたので、「大師湯」と「大湯」に行ってみました。「石湯」は温泉街のいちばん奥まったところ、「大師湯」はその手前の愛染川のほとり、「大湯」は「北向観音」の南側に立地しています。余談になりますが、この「北向観音」のお浄めの水が適温の温泉なのです。ひしゃくが置かれている貯水槽の内側には巨大化した湯の花がびっしり付着していて壮観。「北向観音」はコンクリートの敷地が少なく、当日は雪もかなり積もって冷え込んでいたので、このお浄め水の温(ぬく)さはうれしかったです。 さて、浴槽の構成ですが、「大湯」は露天と内湯が各1。「大師湯」は地元の方が通われる共同湯としてつくられていて、内湯がひとつだけのシンプルなつくり。「大湯」は地元の方に加え、観光客の来場がかなりあります。「大湯」の内湯は黄緑色の半透明のお湯で硫黄臭+薬品臭、露天は夜間で色などは測定不能でしたが、やはり薬品臭の混じった硫黄臭がありました。 「大師湯」は50L/4人くらいの掛け流し。「大湯」も内湯が50L/6人くらいの掛け流し。露天が5L/の湯口投入で、浴槽内投入もあり、排湯方法は不明。内湯は入湯者数のわりに豊富なツルスベ感があります。飲泉所は「大師湯」から10mくらいの距離にある「北向観音」の参道入り口と「大湯」の前にあります。 < 大師湯 > < 大湯 > http://www.ued.janis.or.jp/~zaisanku/unei_img/unei_fl.htm |
![]() 「大師湯」の外観 |
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![]() 別所温泉・ポンプ室のバルブ |