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みちのくの温泉めぐり byONKEN21


第1章 福島と周辺の温泉

(行き:国道4号線沿線/栃木・福島・宮城県南部の温泉)

 

1.高雄温泉露天風呂

みちのくの温泉めぐりレポ始まります。初日4/30の日程は以下の通りでした。

出発(埼玉県F市)12:15→足利13:10(自宅より31.8km)→〈R293〉→鹿沼14: 50〜15:30 (80.7km)→
矢板16:30(124.8km)→〈県道30・17号〉→高雄温泉18:40〜19:30 (170.2km) →〈県道21・68〉→
白河20:20(193.4km)→<R4>→(夕食後)道の駅安達23:10 (278.6km)

高雄温泉へは那須湯本温泉神社手前で戻る方向に左折、少し行ったら右折、高雄温 泉の一軒宿 「十石荘」を通り過 ぎてしばらく走ると露天風呂で行き止まりとなります。ここは旅館跡地の露天風呂で入浴料は無料です。

高雄は以前5年前に1度入浴したことがありますが、昨年12月15日より閉鎖される らしいとの情報が入り気になっていました。この機に入浴できるか、確かめに行ったわけで す。高雄温泉入口には情報通り以下のような 立看板がありました。

永らくの御利用有りがとう御座居ました。 源泉保護の為十二月十五日を持って閉鎖致す事 になりましたので今後共宜しくお願い致します。 所有者 管理者 (有)ムツミコーポレーション TEL.0287-62-4714
※私の注 「十二月十五日」とは昨年の12月15日のことです。
「源泉保護の為」とありますが、真相は訪れた方が捨てるゴミが原因のようです。 ゴミはきちんと持ち帰りましょう。上記のような看板はありますが、鎖などで閉鎖されるようなことはなく、温泉へも 入れました。 昨年12月当初はここに町営の日帰り温泉施設を建設すると言う噂も聞いたことがあり ますね。

この日は平日の夕方とあって訪れる人も少なく、地元の方が4〜5人入浴しているのみでした。 何か別荘の値段のお話をしていましたね。湯温は大変ぬるく、この日は風も強く寒い日だったので、 裸になって温まるまで寒かったです。

お湯は白っぽく濁っていて、硫黄の香りが強いです。 ここの湯に入って驚いたのは肌に残る硫黄香の強さ。翌日は土湯や飯坂と言った単純 泉の温泉に入るのですが、そこでも肌から臭っていると思われる硫黄臭を感じたほどなんです。 あれっ?土湯や飯坂も硫黄の香りはするんでしょうか?実は自分の肌の硫黄の香りな のか、土湯や飯坂の元々の温泉の香りなのか、判別できなくなってしまいました(^_^;)。

湯上り後は草津同様に肌がスベスベして気持ち良かったです。露天風呂で立つと見える黒磯方面の夜景はきれいでしたね。 泉質:硫化水素泉(硫黄泉)40〜41℃

※高雄温泉その後

ホテルおおるりグループ
により宿 泊施設が建設されています。建設中の間は入浴できません。 露天風呂の無料開放は宿泊施設の完成後も続けるとのことです。(若旦那さんの掲示板より)  

この後、寒かったのでもっと熱い湯に入りたいと思い、那須湯本へ戻って「鹿の 湯」へ初めて入ろうとしたのですが、17時で終了、やむなくそのまま白河からみちのく入りしまし た。 那須湯本には組合員以外入浴禁止の共同浴場が2軒あり、それを見た時は本当入りた いなと思い ました。仕方ないでしょう。

この日は福島県二本松市と福島市の間にある「道の駅安達」で車中 泊。ここはトイレが立派でビックリ。 休憩所も充実していて、コンビニやガソリンスタンドまで完備してるんです。高速道 路のサービス エリア並水準で、利用価値大だと思います。



2.土湯温泉「中の湯」

5/1(木)の2日目の日程は以下の通りでした。

道の駅安達6:00(278.6km)→土湯温泉6:30〜7:30(298..5km)→ 飯坂温泉8:45〜10:10(324.6km)→
<県道45号>→小原温泉11:24〜12:37 (360.9km)→<R113>→白石12:50〜13:45(371.7km)→<R4>→
仙台15:00(418.8km)→<R4・457・47>→ 川渡温泉18:00〜40(490.7km)→
鳴子温泉19:00〜20:15(500.2km)→<R457ほか >→一関21:30(558.3km)→<R4>
(夕食後)道の駅水沢22:55(594.2km)

道の駅安達では5時ごろ起床しました。早速、洗顔へ、でもここは福島。安達から県道50号を 30分も走ればすばらしい目覚めの一湯が待っています。と言うわけで、早朝から営業している土湯温泉の公衆浴場「中の湯」へ向かいます。

私にとって土湯は中学の修学旅行で 山水荘に泊まって以来、何と十数年ぶりです。 本当、幼い当時が懐かしいです。共同浴場「中の湯」はそんな土湯温泉の中央に位置 しています。

駐車場は特になく、橋の上とか道路に路駐することになります。しかし、入浴後、早朝よりパトカー が巡回していたので、早朝ならバス停近くの空地に止めた方がいいかも。もっとも地 元の方が多いので反則切符を切られるようなことはないのでしょう。

まず、100円也の入浴券を買うのですが、共同浴場近くのお店は朝早くてどこも閉まっています。 温泉玉子販売店に聞いたら、うちでは取り扱ってはいないとのことで、ずいぶん遠く の土産物屋まで買いに行かされました。で、その入浴券を浴場入口の受付に渡して中へ入りま す。

お湯は大変熱く飯坂の鯖湖湯クラス。肌がヒリヒリしました。温泉は湯船全体から ゴウゴウと溢れる掛け流し。無色透明無味無臭ですが、温泉はまろやかな味がします。湯上がり後もサッパリし気持ちいいです。特に橋の上で涼むと最高ですね。

なお、朝と言うことで利用客は地元ばかりでしたが、安達方面からずっと一緒だっ た横浜の方が ここへ入浴され、これから青森まで行くそうです。私もこれから青森へ行くぞと気合を入れるのでありました。地元の入浴客は驚いていましたが…。

分析書は脱衣所にありました。 以下の通りです。

浴用 正しい温泉利用法 温泉利用施設名:中の湯公衆浴場
温泉の成分
源泉名 土湯温泉 混合泉
泉質  単純温泉
泉温  60.8℃(中継混合槽)
分析年月日 平成7年4月28日
分析機関  (社)福島県薬剤師会試験検査センター
温泉1Kg中の成分
pH=7.3 蒸発残留物 404.6mg/kg 成分総計=0.5065g/kg
Na=83.1 K=14.9 Mg=1.8 Ca=16.3 鉄2=0.1 Mn=0.0 Al=0.6 陽計=116.8  F=2.2 Cl=51.0 硫酸=122.1 炭酸水素=52.3 炭酸=0.0 陰計=227.6 メタケイ酸=100.0 メタホウ酸=15.9 非解離計=115.9 遊離炭酸=46.2 遊離硫化水素=0.0 総ひ素<0.005 鉛<0.002 銅<0.01 総水銀<0.0005
参考HP:土湯温泉観光協会みしゅらん及び温泉三昧さんの懐かしい初レポ



3.飯坂温泉「鯖湖湯」

次に土湯温泉から高湯温泉へ向かいます。何と言っても高湯に共同浴場「あったか 湯」が 4月10日にオープンしたばかりなので楽しみにしておりました。高湯温泉のHPバカボンパパさん のレポあり。

しかーし、高湯温泉入口のコンビニで朝食を買っていたら、あった か湯オープン の新聞記事のコピーが貼り出しており、読むと「木曜定休」の文字が。そう言えば 5/1はその木曜。 コンビニの店員に確認したら、やはり休みらしいとのことで断念しました。そのまま飯坂温泉 「鯖湖湯」に向かいます。みしゅらんを初め、T4Uさん、温泉三昧さんのレポあり。  

私にとっては飯坂温泉も懐かしく、小学生の頃、父の会社の飯坂保養所に泊まって以来ですから、 20年ぶりだと思います。鯖湖湯も平成5年に改築されてすぐに行きたいとは思っていたものの、 すでに10年経過してしまいました。今回の湯めぐりはほとんど初めての湯なのです が、幼い頃以来の温泉も多いです。この先レポする秋田の湯瀬や玉川もそうなんですが…。

鯖湖湯ですが、パルセ飯坂(観光会館)に止めることになります。駐車場から歩い て10分くらい でしょうか。(地図参照 )。鯖湖湯のそばにはお湯かけ薬師や源泉櫓などがあり、温泉の由緒正しさ を感じさせてくれます。

鯖湖湯は10年前に改築される前の建物は明治22年からのもので、あの松山の道後温泉本館(明治27年)より古く、日本最古の木造建築の共同浴場だったそうです。 改築後も明治の共同浴場を再現したものだそうでよくできていますが、その最古の共同浴場へ入ってみたかったなー

お湯は噂通り大変熱いですが、土湯で慣れたせいか、それほど抵抗はなかったで す。私にとってはあのくらいは平気です。あつ湯は結構強い私でした。一緒に入った若そうな観光客 は一度も浸か らず、掛け湯だけしてすぐに出て行ってしまいました。やはりあの熱さは普通の観光 客にはただ ならぬものがあるんでしょうね(^^)。

温泉三昧さんのレポ通り、観光客のため適温になるようお願い する旨の張り紙がありました。お湯は土湯同様無色透明無味無臭です。まろやかな 味。土湯と並んで 飯坂も名湯ですね。成分表は脱衣ロッカー上の方に木造のものが大きく掲げられてい ました。 あれだと少し読みにくいかな。

鯖湖湯温泉分析
源泉名 湯沢源泉
湧出地 福島市飯坂町字湯沢22番のイ
泉  質 アルカリ性単純温泉
泉 温 51.4度(源泉)
分析年月日 平成5年10月13日
分析機関  社団法人福島県薬剤師会試験検査センター
温泉1Kg中の成分
pH=8.5 溶存物質 0.5777g/kg 蒸発残留物 513.2mg/kg 成分総計=0.5833g/kg
Na=153.3 K=3.7 Mg=0.1 Ca=16.1 Al=0.5 計=173.7 F=4.1 Cl=65.7 硫酸=200.1 炭酸水素=77.6 炭酸=5.9 陰計=353.4 メタケイ酸=47.1 メタホウ酸=3.5 非解離計=50.6 遊離炭酸=5.6 総ひ素=検出せず
泉質別適応症:きりきず、やけど
http://www.fckk.co.jp/sabakoyu/

次は宮城県の温泉に入ります。



4.小原温泉「かもしかの湯」

本屋で大黒敬太さん関連の最新の雑誌で無料の野湯の一覧を見ていたら、宮城県白石市の小原温泉に「かもしかの湯」と言う野湯が写真付で紹介され、非常に興味をもちました。白石なら通りますし。

ということで、福島の飯坂温泉から国見町へ行き、R4号を左折。東北道国見イン ターを横目に旧羽州街道の小坂峠を越え、宮城県に入ります。R113号に出たら白石市街方面へ右折し、少し 走るとめざす小原温泉があります。最初、小原温泉にある近代的な日帰り温泉施設「スパッシュランド しろいし」に併設されたスパッシュランドパークのシバザク ラの鮮やかさには目を奪われました。

小原温泉の温泉街に入り、小原郵便局で「かもしかの湯」についてお尋ねしました。 2人勤務の若い郵便局員さんが非常に興味を示され、かもしかの湯には行ったことはないが、ネットの情報は見ているそうで、是非入浴したら感想を教えてほしいと頼まれてしまいました(^_^;) 郵便局員に教えてもらった通り、郵便局からかつらや旅館の方へ下りて行って遊歩道 に入ります。

かつらや旅館の駐車場にある遊歩道の案内板にはきちんと「かもしかの湯」が記載されています。源泉温度は摂氏45度だそう。遊歩道を10分くらい歩くとお湯が出ている洞窟が2ヶ所ありました。両方を比べてどっちが入りやすいか選んだところ私は手前の方に入ることにしました。

一方、普通にかもしかの湯と言えば、 大黒さん、horihさんがレポした、「たいこ橋」の近くの廃旅館が対岸に望める奥の方だと後でわかりました。お互い数十Mしか離れていないので多分同じお湯だと思うのですが…。

お風呂の状況ですが、洞窟の奥から湯が湧き出ていて洞窟内にお湯がたまっています。 洞窟の外は遊歩道でレポに見られるような湯だまりはありませんでした。お湯が洞窟 から流れ出てそのまま川へ流れ出しています。すぐ外が遊歩道なので裸になるのはかなりの勇気が 必要ですね。私の時は平日とあって誰一人通らなかったのは幸いでした。脱衣所も当然なく、服は近くの木の枝に掛けました。

いよいよ洞窟内へ足を踏み入れます。誰も入った形跡がなく湯だまりの底に泥が積 もっています。 あまり泥を巻き上げないように静かに入ります。しかーし、お湯が熱いの何のって肌がヒリヒリ してやけどしそうな程なんです。土湯や飯坂よりもずっと熱くて、それでも強引に浸かるのですが、 ヒリヒリして数十秒と入ってられないです。湯は無味無臭無色透明ですが、入浴後の 肌のサラサラ 感はすばらしいものがあります。目に効くとされる小原温泉ですが、美肌効果も高いなと思いました。 泉質は単純温泉らしいです。 参考HP:horih さんAll About の郡司さん

帰りがけいろいろ親切に教えていただいた小原郵便局の方々に入浴結果を報告をする共に、 お礼として地元のハガキや切手などを買っておきました。小原郵便局の皆さん、ありがとう ございました。さらに「白石うーめん」のおいしい店についても尋ね、昼食に食べてみることに しました。  

R113号を白石市街地へ下り、東北道やR4号の高架をくぐります。R4号を少し 通り越した左側にオススメの「 うーめん番所」と言う店があります。白石うーめんは初めてでどんな麺かもわかりませんでしたが、ざるに盛られた冷やしそうめんみたいなものですね。私 は店で一番 オススメの「うーめん三昧800円」を食べました。梅のピンク、モロヘイヤの緑、ニンジンの黄色 と3色の麺が美しいです。梅麺は梅つゆで、あとの2種は普通のつゆでいただきます。 うーん、麺にはうるさい私もおいしく、納得の味でしたよ(^_^)


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