北海道青春18きっぷの旅 by ONKEN21 2002年7月 第3章 富良野のラベンダー(二日目) ★快速ミッドナイト〜富良野のラベンダー ![]() 私は途中の苫小牧で下車しました(5:25着-6:15発)。さらに室蘭本線を岩見沢方面へ向かい追分で乗り換え(6:51着-7:00発)、石勝線を夕張方面に向かいます。途中は人家が少なく見渡す限り、畑や牧場や森ばかりでいよいよ北海道へ来たなと言う実感してきました。夕張は今でこそメロンで有名ですが、かつては鉱山都市だったため廃墟が目に付き、街も寂れた感じで寂しい感じがしました。 新夕張駅では8:57発の「特急スーパーとかち1号」帯広行きに乗ります。えっ、鈍行専門の青春18で特急に乗れるの?と思う方が多いと思いますが、時刻表に□石勝線新得-新夕張間の各駅相互間は、乗車券のみで特急の普通車自由席に乗車できます。とある通り大丈夫なんです。特急しか走っていない区間なので、特例として特急料金なしで乗れることになっています。ただし新得-新夕張を一区間でもはみ出して乗ってしまうと全区間の運賃・特急料金が必要なので注意が必要です。 12月以降の津軽海峡線(青函トンネル)の蟹田(青森県)-木古内(北海道)も特急のみの区間となるのでこの特例が適用されればと願ってい ます。それにしても振り子式の最新型スーパー特急だけあって、先頭の小窓のぞくと早くて怖いくらいです(^_^;)。車内設備の快適さもぜんぜん違いますし。これが青春18で乗れるとはJR北海道としては大出血サービスです(^^)。 占冠・トマムを通り89.4KMを約1時間で走り、新得に着きました(9:56着-10:13発)。新得からは「快速狩勝」で狩勝峠の日本三大車窓を満喫しながら越えて、ドラマ「北の国から」で有名な富良野駅に着きます(11:32着-52発)。富良野からは「富良野・美瑛ノロッコ2号」と言う日本一遅いトロッコに乗り、遠く紫色に染まるラベンダー畑を見ることができます。季節限定の臨時駅「ラベンダー畑駅」で下車(12:15)すると、歩いて10分 ほどで最大の見所「ファーム富田」に到着します。 ラベンダーは満開でしたが、今年はご多分に漏れず花が早いようで隅の方では摘み取りを開始していました。もうそろそろ終わりのようです。ここの美しさは以下の写真を見ていただくのが一番いいでしょう。 ・ファーム富田・倖の畑にて ・ファーム富田・彩りの畑にて(1) ラベンダー畑の向こうに広がる色とりどりのお花畑の美しいの一言。 ・ファーム富田・彩りの畑にて(2) ラベンダーをアップするとこんな感じです。 左端の方ではすでに摘み取り作業を開始しています。もうそろそろ終わりのようです。 ・ファーム富田・彩りの畑にて(3) ポピーの花も見頃です。何と言う美しさ ・中富良野町営ラベンダー園 ファーム富田から歩いて15分くらいのところにあります。 お花畑へ上るリフトが運行しており乗車料金は300円(ノロッコ号の乗客は50円引きの割引券あり)、 ここで食べた「ラベンダーアイス」300円はおいしかったな。中富良野駅14:18発ノロッコ4号に乗り、上富良野駅へ(14:32着-15:58発) ・上富良野日の出ラベンダー園 こちらはJR富良野駅より徒歩15分くらいの上富良野の町営ラベンダー園。 「第24回かみふらのラベンダーまつり」(7/20-21)を開催中でコンサートなどで賑わっていました。 ※サンドラさんの「全国ガーデニング倶楽部」のバカボンパパさんに作成していただいた画像一覧(期間限定) 第4章 フロンティア フラヌイ温泉 ★フロンティア フラヌイ温泉(青春18きっぷ紛失事件発生) ![]() 温泉は東乃湯と西乃湯の2種類あり、毎日男女交代で使用しています。私の入った日は「東乃湯」でした。脱衣所で着替えていたら、青春18きっぷがなくなっていることに気付き、青ざめながら必死に探してしまいました(^_^;)。よって入浴する時間が少なくなり、烏の行水状態になってしまったのはもったいなかったです。何とか思い起こすと、手前が温泉を加熱したお湯の浴槽、奥が少しヒンヤリする源泉浴槽でした。源泉浴槽は夏は気持ちいいですね。お湯は茶褐色でなめると鉄酸味がすさまじいです。加熱浴槽は循環、源泉浴槽は壁際の排水溝からお湯を捨てていました。浴後はさっぱりし気持ちよかったですね。温泉分析書(別表)がありましたので、掲示します。 1 源泉名:フロンティア フラヌイ温泉(2号井) 2 源泉所在地:北海道空知郡上富良野町新町694番137 3 温泉分析申請者:株式会社 道北開発コンサル(新町4丁目4-25) 4 泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性中性温泉)(旧泉質名:含食塩-重曹泉) ※飲用適応症:慢性消化器病、慢性便秘、糖尿病、痛風、肝臓病。 ・湧出地における調査および試験成績 (ハ)泉温:34.2℃(気温-3.5℃) (ニ)湧出量:240L/分(動力楊湯)※地下1250Mより湧出 (ホ)知覚的試験:微褐色 微白濁 ほとんど無味 微弱金気臭(採水後48時間:茶褐色の沈殿物あり) (ヘ)pH値:7.2 ・試験室における調査および試験成績 (ニ)密度:1.0002(20℃/4℃) (ヘ)蒸発残留物2.122g/kg(130℃) Na=609 K=55.3 アンモニウム=0.9 Mg=55.7 Ca=57.6 Al=0.2 Mn=0.1 一鉄=2.2 陽計=781.0 F=0.2 Cl=433.5 リン酸=0.5 硫酸=260.9 炭酸水素=1036. 炭酸=1.2 陰計=1732. メタ珪酸=160.5 メタ硼酸=49.5 非解離計=210.0 溶存物質=2.723g 遊離CO2=109.8 成分総計=2.833g 銅=0.002 亜鉛=0.002 カドミウム、鉛及び総水銀 検出せず 平成10年1月26日 北海道薬剤師会公衆衛生検査センター 第5章 上富良野から札幌へ さて問題はきっぷの紛失、上富良野駅に届いているかも知れないと思い駅のキヨスクで聞いてみると今、私が乗ろうとしている列車に勤務を終えた駅長さんが乗っているとのこと、急いで呼び出し営業時間を終えた駅事務所を開けていただき、私が駅前観光案内所で落としてしまったらしいきっぷを出して下さいました。タッチの差で助かりました。もし駅長さんが帰っていたら、きっぷは受け取れずに上富良野〜札幌間の運賃を払わねばならぬところでした。よりによって切符を落とすとは私は本当にくたびれているようですね(^_^;)。帰りは気を付けねば。 この後、富良野線に乗り旭川で(17:02着-41発)函館本線の普通電車に乗り換え。途中、岩見沢で乗り換えて、20:18に札幌に到着しました。 札幌と言えばラーメン。札幌ラーメンランキング上位のお店で日曜の夜遅くまで営業している店として3位の「らーめんてつや」の醤油チャーシューラーメン大盛(950円)を食べてみました。やはり人気のお店と言うことでものすごくおいしかったです。交通は大通り公園近くから市内電車(170円均一)に乗り「西線6条駅」で下ります。すすきの方面に向かい「ノーザンヒル」と言う マンションで右折です。場所はわかりずらいですね。 さて、札幌駅でJR札沼線(学園都市線)に乗り新川駅下車、駅北口を左折、大通りを右折、約20分歩くとグルメシップと言う天然温泉の健康ランドがあるんですが、深夜遅くなってしまって入館+深夜料の2,600円はもったいないと思い、ちょっと北にある「天然カルシウム温泉ルーシス」(北区新川3条7丁目、TEL011-764-6111)で仮眠しました。入浴料500円+深夜料650円で館内着、タオル、バスタオル、毛布まで付いて仮眠室で寝られるのは驚きの安さです。 ただし天然カルシウム温泉とありますが、「二股ラジウム温泉の原石(湯の華)を溜め込んだ特殊装置を原水が通過することで抽出されたカルシウム・ナトリウム泉です。特にアトピー、神経痛、リュウマチに効果があります。」との説明があり、天然温泉ではないようです。でも二股ラジウム温泉の成分表が掲示してあったのには閉口しましたが。入浴剤でピンク色した湯とか、肘折温泉と称するグリーン色をしたお湯もありました。カルシウム温泉の方はやや黄色がかっていました。 ところで富良野と言うとドラマ「北の国」から。いよいよ最終回「遺言」がフジテレビ系列で9月6日(金)21:00〜と7日(土)20:03〜 2夜連続で放送されるらしいです。純氏と私は同年齢なんで、楽しみですね。「’95秘密」では透明な湯を白く濁らせた吹上露天の湯が登場していますし、五郎さんはフラヌイ温泉によく訪れているらしいですね(^^)。以上7/21二日目のレポでした。 |