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独り言?( 2006年 )

2007年11月4日:倍率1.3倍のアイピースを購入

 デジタル一眼レフの多くは、撮像素子のサイズが銀塩35mmよりも小さいので、光学ファインダーで見える像が小さくなっています。その欠点を解消しようと、像の倍率を上げるアイピースが何種類か登場しました。私の知る限り今まで最大の倍率は1.2倍でしたが、ついに1.3倍の製品がKPS Research & Designから登場しました。その中のユニバーサルタイプMAGNIFYING EYEPIECE U-13Cは、E-330にも付けられます(他メーカーの何種類ものカメラにも対応してます)。

 私の場合は、ほとんどの撮影でMFレンズを使っています。ですから、光学ファインダーの見え方は極めて重要です。また、ファインダー像が小さいフォーサーズ機を使っている以上、こういった倍率アップの製品は見逃せません。さっそく購入して使い始めています。

 U-13Cの前は、倍率が1.17倍のニコン製DK-21Mを付けていました。付け替えることで(1.3/1.17≒)1.11倍になります。少しだけですが大きくなり、マニュアルフォーカスがやりやすくなったと感じてます。

 一番驚いたのは、取り付け方法です。単純なはめ込み式ではなく、ネジで固定する方式なのです。外れにくい長所はありますけど、アングルファインダーなどがそのままでは付けられなくなる短所を持ってます。E-330はライブビュー機能を内蔵してるので、とくに問題はありませんけど……。

 接眼部の部品が2種類付属し、眼鏡用と裸眼用で使い分けるみたいです。私は眼鏡をしたまま撮影するので、眼鏡用を付けました。ファインダーを覗くと、何とかギリギリけられないで見えました。一応使えますね。

 倍率が1.3倍のためか、いろいろなカメラへ取り付けるための金具が付いているためか、残念ながら安くない価格でした。送料は無料でしたが、1万1980円もしました。今のところ倍率で差別化できているので、強気の値付けなのでしょう。

 私のE-330は、使い始めた頃から、スクリーンをアキュートマットに交換してます。U-13Cを付けたことで、マニュアル・フォーカスがさらに良くなりました。あと少しでE-3が発売されますけど、このE-330を当分使い続けたいと思います。

2007年8月30日:ボディの追加で悩んでます

 今年の夏は暑かったですね。北国育ちなので厚さは苦手です。加えて忙しかったこともあり、ここ2ヶ月ほど撮影に行ってません。撮影できないのは本当に辛いです。レンズは増えているので、近く撮影を再開しなくては。

 今までレンズを積極的に集めてきましたが、欲しいレンズのうち、買えそうなものは買い終わりました。ジャンク品を中心に惰性で買い続けてますけど、購入の気持ちは消極的に変わってきてます。

 レンズの次ということで、デジタル一眼レフの新しいボディがほしくなってきました。順当な選択だとE-1後継機なのですが、光学ファインダーが格段に良くなってなければ、とりあえずはパスすると思います。それに、ライブビュー機能がE-330よりも劣るのは確実です。とりあえず、年内は買わないでしょう。

 フォーサーズの規格が気に入っているので、これをメインに置いたまま、サブのボディがほしいです。サブとして理想なのは、フルサイズ機でしょうか。古い広角レンズを本来の画角で使うのが主な目的で。また、APS-C機だと、フォーサーズと比べて、ぼけ量などが大きくは違わないでしょうし。

 フルサイズ機は選択枝が少ないですね。サイズが大きなボディは嫌いなので、フラッグシップ機は最初から対象外です。それに金額的にも無理です。また、マウントアダプタで多数のレンズを使うとなると、ボディはEOSしかないのが残念なところ。5D後継機が購入の第一候補となるでしょう。マウントを気にしなければ、ニコンかペンタックスのボディが好きで買いたいんですけどね。

 フルサイズ機でもAPS-C機でも困るのは、画像のアスペクト比です。銀塩のころから3:2が好きではなく、4:3の方が格段に良いと思ってます。ノートリミングを前提として撮影しているので、アスペクト比は非常に重要なのです。将来、光学ファインダーがEVFに切り替わればアスペクト比を切り替えられるボディが当たり前になるでしょうが、それまでは我慢して使うことになるでしょう。これが大きな障害となって、サブ機を購入できないでいます。

 私の場合は、ボディへのこだわりはあまりありません。現メイン機のE-330で光学ファインダーが格段に良くなれば、とりあえず満足です。RAWで撮影しておけば作品として十分な質を確保できるので、大丈夫なのです。逆にレンズへのこだわりは非常に大きく、いろいろなレンズを買ってしまいました。作品作りにとって、大事なのはボディよりもレンズです。

 悩んでいるので、いろいろな考えが頭の中を回ってます。安くて良いボディを1台買って試してみるのも、選択枝としてあるかなとか。たとえば今なら、アスペクト比3:2を試す意味も含め、K100D SuperをM42専用機として加えるとか。

 こんな感じで悩み、この秋には1台ぐらい買いたいと思ってます。でも本当に買うかどうかは、そのときになってみないと分かりません。新しいボディに関する欲求が、基本的に少ないみたいです。カタログを見ているときよりも、新しいボディを買ったときよりも、撮影しているときが一番楽しいです。

2007年5月21:最近思っていること

 当サイトは、写真表現に関わる様々な内容を提供しています。このようなサイトを始めようと思ったきっかけは、当サイトで解説している内容が、世の中にほとんど出回ってないことでした。写真関係の雑誌や単行本だけでなくインターネットでも、機材の話題がほとんどです。撮り方の解説もありますが、機材の話題よりも格段に少ない量です。また、撮り方の解説と言っても、被写体別の撮影の注意点が紹介されているだけで、もっとも重要なフレーミングについては皆無でした。気付いている人は非常に少ないようですが、被写体別の撮り方を勉強しても、あまり上達しません。フレーミングの上達が一番大事ですし、それでほとんどが決まりますから。「~の撮り方」を数多く習っても、写真があまり上手くならないのです。

 こんな状況を考慮し、フレーミングの上達を中心に置きながら、表現について幅広く解説できないかと思って始めました。最初は、難しい内容をできるだけ避けてましたけど、それでは不十分だと途中で反省し、だんだん高度な内容が増えてしまいました。まあ、当然の結果でしょうね。

 写真表現に関しては、他にも書いている方が少しだけいます。ただし間違った内容もよく見かけます。タイトルだけは立派な某ブログ(タイトルだけは玄人向けですが、中身は初級者向け。中上級者向けと書いてあっても、初級者向けの内容がほとんど)では、下手な写真を数多く貼り付けてるにもかかわらず、表現について自信ありげに語っているのです。表現を分かっているわけではありませんから、間違った内容がいくつも含まれています。けっこう有名なブログらしいため、真に受けてしまう人が多くいそうです。困った状況ですね。写真表現を真剣に学びたい人の、邪魔にならなければいいのですが。正直、心配です。

 今後、間違った内容を指摘したり、正しい内容を私が書かなければならないと、改めて思いました。限られた時間を有効に活用しながら、頑張ろうと思います。

 ここで書くだけだと不十分ですから、新しいことも始めたいと考えています。写真表現に特化したBBSを用意して、表現に関する内容を語り合うとか。ある方から要望があったのですけど、写真表現を中心に置いたオフ会(ミニ撮影会と飲み会)を開催するとか。こうして活動する仲間の有志と一緒に、毎回テーマを決めてウェブ上の作品展示会を開くとか。さらに、いろいろなことを。

 とにかく、写真表現についての情報が極端に不足しています。この状況を何とかしなければと思っています。写真の腕を真剣に磨きたい人、魅力ある作品を撮れるようになりたい人は、もう少しお待ちください。いつ始めるのか、確約できないのが歯がゆいですけど。まあ、気長にお待ちください。

2007年4月30:昨日の独り言?の訂正

 昨日の独り言?の中でミスがあると、友人から教えてもらいました。レンズのシリアル番号の解釈が、完全に間違っているそうです。

 ズミルックス25mmのシリアル番号は、下4桁が1001から始まっていて、不具合が発生した範囲が1001~1565。同様に、不具合を解決したシリアル番号も1001から始まっているのではと。新しいシリアル番号は、前から5文字目がAからBに変更されていましたので、友人の意見が正しいと思います。なお、不具合のレンズは全部が修理扱いで、新品交換はしてないそうです。

 友人の推測によると、だいたいは予約順に出荷されているだろうから、1000本には達してなくても、それに近い数に近付きつつあるのではと。出荷されたボディの全数と、レンズの価格を考えたら、かなり売れてると評価していいのでは、とも言ってました。この推測に勇気を得て、昨日の分析内容についてだけは訂正しないことにします。

 多くの人に使って欲しいし、もっと売れて欲しいレンズですね。こういったレンズが売れると、設計者やメーカーに勇気を与え、もっと多くの魅力的なレンズが登場するでしょうから。

2007年4月29日:ズミルックス25mm F1.4を入手

 パナソニックのズミルックス25mm F1.4が入荷したと、予約していた販売店から今日連絡がありました。何とか夕方に引き取りに行け、ようやくの入手です。発売日の2日前に予約してから、1ヶ月以上も経ってます。これだけ時間がかかったのは、最近公表された不具合が原因でしょうね。

 まだ入手したばかりで使っていませんので、写りの方は未確認です。でも、発売日に購入した多くの方が、画像を数多くアップロードしてますから、良い写りなのは知れ渡ってて、私も知ってます。と言いながらも、どんな味が隠れているのか、楽しみながら使いたいと思います。

 シリアル番号の下4桁は11xxの後半でした。ということは、1000本を楽勝で越えてしまったのですね。私のは、発売前の予約分。発売後に写りを知って、注文した人もかなりいるでしょう。注文順に番号が並んでるとは思いませんけど、パナソニックが予想したよりも売れているのではないでしょうか。また、払う金額としては安くはないですから、これから資金を用意して買おうと思っている人もいるでしょう。年内だけでも、予想よりかなり多くの本数が売れるでしょうね。

 この売れ方は、ちょっと面白いと思いました。フォーサーズの場合、デジタル一眼レフの中では明らかに売れてないほうですから、ボディの台数は少ないです。でも、他のマウントと違って、単焦点レンズをすでに何本も持っている人はいません。ですから、単焦点レンズに興味があるユーザーなら、買う比率が意外に高いのではないでしょうか。とくに、写りが良いなど魅力的なレンズなら。

 標準レンズに関しては、オリンパスが出すのは難しくなりましたね。パナソニックから、素晴らしい写りなのに、まあまあの価格で出されてしまったために。でも、それで良いと思います。違う焦点距離のレンズを出してもらった方が、フォーサーズ全体としてのラインナップが充実します。ただオリンパスは、単焦点レンズを出す気がないようです。今後も、パナソニックに頑張ってもらいましょう。公表中のロードマップ以上のレンズを、登場させてほしいですね。

2007年4月23日:ズイコーデジタル14-42mmを入手

 昨日、ある方のご厚意により、ズイコーデジタルED 14-42mm F3.5-5.6の新品を購入できました。E-410レンズキットに付属のレンズを、新品のまま安価で譲っていただいたのです。大いに感謝ですね。発売日の翌日に、新品を入手できて嬉しいです。

 これまでは、広角域だけ使う目的でズイコーデジタル14-45mmを持ち歩いていましたが、これからは今回の新レンズを持ち歩きます。95gも軽くなり、より寄れるようになり、しかも小型。軽く小さくなった分だけ、MFレンズを多めに持ち歩けるようになって嬉しいです。

 少し使っただけですが、前の14-45mmよりも画質が向上していることが分かりました。加えて、逆光時の画質低下も少なくなってます。単に小型化しただけでなく、画質も良くなるとは素晴らしい。EDレンズが効いているのでしょうね。

 本音を言うなら、小型の単焦点レンズ、できれば12mmあたりが欲しいのですけど、現状では登場する気配すらありません。それまでは、標準ズームで代用するしかないでしょう。フォーサーズのレンズ・ラインナップ、まだまだですね。まあ私の場合は、MF単焦点レンズをたくさん持ってるので、しかも魅力的なレンズが数多くあるので、あまり困りませんけど……。ただし、広角域は除いて。

2007年3月31日:フォーサーズのレンズが……

 ジャンクとか程度の悪いものを中心に、数多くのレンズを買いました。古いレンズが多いですけど、新しいレンズが嫌いなわけではありません。新しいレンズの中に、買いたいレンズが少ないだけなのです。

 そんな中、パナソニックから25mm F1.4が登場しました。非常に力の入ったレンズなのは、スペックを見ただけで伝わります。発売当初の品切れは十分に予測できたので、わざと発売日の2日前(3月22日)に予約しました。早く使いたい人がたくさんいるでしょうから、配慮しての予約です。

 予約直前に納期を調べてもらったところ、予約が多すぎて未定とのことでした。生産計画が月200本ですから、発売当初だけ多めに作ったとしても500本ぐらいでしょうか。すぐに売れてしまいそうな本数ですね。パナソニック側も、予約の多さに驚いたのではないでしょうか。まあ、それほど急いでませんので、気長に待とうと思います。

 肝心のオリンパスの方は、100mmクラスのマクロが年内に登場しそうもありません。それどころか、単焦点レンズをほとんど追加しない計画のようです。オリンパスの一眼レフ製品の販売先は、約9割が国外だそうで、単焦点レンズがあまり売れない地域です。採算性を重視する限り、単焦点レンズを出せませんね~。

 ここ最近のオリンパスの発表内容を見る限り、以前持っていた期待が急激にしぼんでしまいました。単焦点レンズが少しは出るでしょうけど、多くの本数は期待できないと思うように変わりました。ズームがいくら良くても、単焦点レンズの数が少ないと、レンズ全体での魅力は乏しく見えてしまいます。あくまで私にとってはですけど。この状態が続く限り、フォーサーズという規格に資金を投入しても良いのか、真剣に悩みますね。まあ私は、中古レンズが中心なので、(あくまで最悪の状況ですけど)フォーサーズが消えても、被害は大きくないんですよ……。それに、ボディは修理不可能になるまで使えますしね。

 とりあえず、次のような結論を出しました。「ここ2年ぐらい、フォーサーズだけでしか使えない機材は、できる限り購入しない。ただし、魅力的なレンズは除いて」と。これは、次のようなことを意味します。たとえば、シグマの30mm F1.4を買うとき、フォーサーズ用でなくニコン用を買うということです。私の場合、AFが使えなくてもほとんど困りませんし。ニコン用なら、フォーサーズ以外のボディでも使えますしね。E-1後継機に関しては、光学ファインダーが良かったら購入するでしょう。

 新品レンズの中にも、買いたいレンズが少しはあります。一番の候補は、マクロプラナーの100mm F2ですね。OMの銘玉90mm F2マクロを持ってますから、描写を見てから判断することになりますが、買いたいレンズの第一候補です。それ以外のレンズでは、オリンパスでなく、パナソニックに期待してま~す。

2007年3月17日:久々にレンズを改造

 改造して使おうと思って購入し、放置したままのレンズが何本かあります。改造する時間がないとか、良い改造方法が思い付かないなどの理由で、そのままにしてあるんですけど……。そんな中、どうしても使いたいと思う1本を、最近、フォーサーズ機で使えるように改造しました。そのレンズとは、フジのXマウント用として作られた、PORST COLOR REFLEX 50mm F1.2です。F1.2クラスの明るい標準レンズって、大好きなんですよ。

 Xマウントのフランジバックは短いので、M42に改造するのは難しいと分かってました。フランジバックの数値を調べてみたら、なんと、ミノルタSRマウントと同じとの情報が得られました。だったら、SRマウントに改造するしかないでしょう。そうすればフォーサーズ機で使えますし。

 というわけで、SRマウントのジャンク・レンズを買いに行きました。激安品が見付からず、他の部品取りにも使えそうな630円のものを購入。当然ですが、マウント金属が改造に使えそうなものの中から選びました。ジャンク品を分解すると、マウント金属は予想したより少し厚めですが、何とか使えるものでした。ただし、マウントの内側に金属が出っ張ってるので、それをヤスリで削る必要がありました。この程度の加工は、よくあることですね。

 改造対象のPORSTレンズを分解すると、マウント金属は少し薄めでした。これだと無限が出ないですが、改造後の調整で何とかなるでしょう。レンズのマウント部に出っ張った部分があるので、それを削りました。後は、交換用のマウント金属に、取り付け用の穴を空け、もとのネジで取り付けるだけです。

 以上の改造だけだと、絞りは開放状態のままと判明。仕方がないので、絞りが絞り込み状態となるように改造しました。自動絞りには非対応ですが、アダプタでしか使わないので問題ありません。

 マウントを交換した後、アダプタを使ってE-330に付けたら、予想どおりに無限が出てません。約20m先までにしかピントが合わないのです。レンズに備わっている無限遠調整機能を使って、若干オーバーインフ気味に調整しました。これで改造は終了です。

 今回の改造は、忙しい中の作業だったので、かなりラフになりました。後で細かく調整しないとダメな感じですが、これ以上は作業したくないので、そのまま使い続けると思います(私の場合、改造が好きなわけじゃないですから)。ボディに取り付けた状態では美しく見えますけど、マウント部分が非常に醜いので、改造品の写真は公開しないことにしました。あははは。

 改造待ちのレンズの中には、京セラの銘玉AF 60mmマクロもあります。筐体に何か貼り付けて剥がした後があったためか、税込み4200円で購入できました。レンズ玉は綺麗なので、超々お買い得だと思います。このレンズのフランジバックはヤシコンと同じため、M42などに改造可能です。ただし、絞りリングが付いてないので、絞りを操作する機能を追加しないと使えません。改造の良いアイデアが思い浮かばず、放置したままです。こちらも何とかしなければ……。

2006年11月28日:E-330ばかり使ってます

 E-330を購入してからは、ボディがE-1との2台体制になりました。当サイトで公開している写真には、撮影に使用したカメラやレンズを記述してあります。最近はE-330が多くなり、E-1で撮影した写真がたまに登場します。こうした状況から推測すると、2台のボディを併用しているように見えるでしょう。でも実際には、E-330を購入してからE-1を使ってないのです。公開中のE-1で撮影した写真はすべて、E-330を購入する前に撮影したものです。

 E-330は発売前に予約して購入しましたから、今年の2月下旬に入手しました。それから後は、E-330しか持ち歩いていません。使用頻度はかなり低いのですが、ライブビュー機能が必要になる機会があるからです。

 私の場合、撮影機材はできるだけ軽くという方針のため、ボディは1台しか持って行きません。ボディを2台持つより、レンズを多く持ったほうが、撮影範囲がはるかに広がると考えてます。といっても、レンズは3本しか持って行かないのですけど……。

 こういった方針ですから、どうしてもE-330を選んでしまいます。結果として、E-1が隠居生活になってしまいました。少しもったいないですね。一番恐ろしいのは、E-1後継機の登場です。ライブビュー機能がE-330より劣ると、買っても持ち歩かない可能性が高いです。そうなると、買う価値があるかどうか……。

 私にとってのE-330の最大の欠点は、光学ファインダーの貧弱さです。買ってすぐ、そのことに気付きました。ですので、かなり早い時期に、ニコン製の1.17倍のマグニ・ファインダーを装着し、スクリーンをアキュートマットに交換しました。とくにスクリーン交換の効果が大きく、スプリットとマイクロプリズムがMFで大活躍してます。また、マット面のぼけ量が大きいため、ピント合わせの精度が増しました。ただし、マット面が周囲に流れる傾向を持ち、万人に勧められるものではありません。加えて、スクリーンの後ろにある露出計への悪影響も考えられ、露出が少し狂う可能性が生じます。このスクリーン交換は、MF中心で使う人のための苦肉の策と言えるでしょう。

 さて、E-1後継機はどんな仕様になるのでしょうか。光学ファインダーは改善されるみたいなので、E-330と同等以上のライブビュー機能が付いてない場合、購入すべきかどうか悩んでしまいますね。

2006年9月7日:十数年ぶりのポートレート撮影

 先日、写真仲間に誘われ、ミニ撮影会に参加しました。幹事役の方から「ゲストが1人参加」と聞いていたので、てっきり特別な撮影者(プロとか)だと思っていました。そしたら何と、素敵な女性モデルさんだったのです。

 幹事役の方は、大小のレフ版を用意するなど万全の体制。もちろんレンズも。それに比べて私は、いつもどおり花の撮影だろうと思い、ポートレート撮影なんて考えもしませんでした。幸いなことに、初めて行く場所だったので、たいていの被写体を撮影できるようにレンズを選んでいました。ですので、ポートレート撮影に使えるレンズを1本だけ持ってました。何とかなりましたよ~。

 女性モデル1人に対して、撮影者が5人。少し多すぎですね。私はあまり邪魔にならないように、控えめに撮影することとしました。天気は残念なことに、ずっと晴れていて最悪。ちょうど良い木陰が少ない場所だったので、ポートレートとしてはかなり悪い条件での撮影になりました。

 今回のモデルさんは、魅力的な方です。少し話した限りでは、幸せそうな笑顔が一番の魅力と感じました。正面から写すと良さそうです。もう1つ、少し微笑んだ横顔も魅力的です。今回は撮影者が多いので、私は狙いの中心を横顔にして臨みました。正面からは少しだけにして。

 十数年ぶりのポートレート撮影にしては、まあまあの出来だったと思います。数多く撮影した中から数枚をモデルさんに見ていただき、4枚の公開許諾をいただきました。今日から1枚ずつ公開する予定です。

 実は、今年の1月からポートレート撮影を始めるつもりでした。実現するにはモデルさんが必要なので、とりあえず1月から募集する形で。でも、いろいろと忙しすぎて、今まで何もしてませんでした。今回の撮影で、ポートレート撮影の楽しさを思い出してしまったので、急いで準備しようと思います。

 私のメイン機材はフォーサーズです。35mm版フルサイズに比べて、絞り2段分だけぼけにくい特性があります。2段分は大きいですね。一番普及してるAPS-Cサイズと比べると、絞り2/3段だけぼけません。この程度なら、レンズ選びや使いこなしで何とでもなります。フォーサーズでぼけが足りないときには、ポートレート用のサブとして、フルサイズ機の購入も考えてました。アスペクト比が3:2なので不満ですけど……。

 今回の撮影で、フォーサーズでも大丈夫そうだと分かりました。今回は、ズームの120mm F2.8を中心に使いましたが、予想したよりもぼけが出てくれました。もっと明るいレンズとして、55mm F1.2、85mm F1.4、100mm F1.8、105mm F2、135mm F1.8&F2などを持ってますので、もっとぼかすことが可能です。さらには、開放で柔らかく写るレンズを使うと、絞り半段程度はぼけ効果が増すので、まず大丈夫でしょう。

 十数年ぶりのポートレート撮影は、かなり楽しめました。1対1で撮影すれば、面白い試行錯誤が出来そうで、今から楽しみです。モデルさんの募集を早く始めなくては……。

2006年7月19日:写真表現について、また書き始めます

 最近、疲れ気味なこともあって、更新頻度が落ちています。同時に、撮影機会も減っています。でも、実は、それ以上に気になっていることがあるんです。写真表現についての解説を、ここ最近は書いてないことです。

 気分を一新する意味でも、また書き始めようと思います。もちろん、ゆっくりとしたペースになると思いますけど。あと、私が撮影した写真についての解説も、また書きたいと思ってます。これらの内容は、撮影機会が減っても書けますので。ただし、作品作りの撮影よりは大変なんですけど……。あはは。

 書く内容ですけど、今までよりも視点を広げて、写真表現に関わる様々な要素も含めたいと思ってます。タイトルの役割とか、撮影へ行く前に準備することとか、いろいろと。当然、写真表現を中心に置いた視点で。

2006年2月27日:E-330を購入したものの……

 発売日に入手しようと思って、E-330を事前に予約しました。でも、身内に不幸があったため、発売日は田舎で悲しい日々。当然ですが、発売翌日の撮影会も参加を辞退しました。一段落した後、ようやく東京に戻ってE-330を受け取りに行けました。今回は、ズイコーデジタルの8mm魚眼レンズと一緒の購入です。

 せっかく購入したものの、あまり触っていません。魚眼レンズは箱すら開けてません。楽しめるような精神状態ではないからです。こんなときこそ、積極的に写真を撮ってリフレッシュするのが一番だと思うのですが……。しかし、気を取り直して、明日は撮影に行くことに決めました。

 MFレンズでも使いたいので、アイピース型のマグニファイヤーが必要です。最初はME-1を予約したのですが、キャンセルしてDK-17Mを事前に買っておきました(E-1用に続いて2個目の購入です)。写真仲間のE-500ユーザーから「メガネをかけてる人が使うなら、ME-1よりもDK-17Mが見やすい」と教えてもらったからです。E-330に付属のアイカップを加工して、DK-17Mを取り付けました。マット面でのピント合わせが格段に良くなりましたね。これでMFレンズも安心して使えます。

 これから使用説明書を読んで、明日の撮影に備えたいと思います。大好きな写真撮影で元気を出し、できるだけ早目に復活しなくては。

2006年1月14日:所有レンズの外観画像を追加中

 使用機材のページには、所有しているレンズ(ほとんどが中古で購入)の一覧を含めてあります。どんなレンズか知りたい人のために、少しずつですがレンズ画像を追加しています。まだ掲載していないレンズもありますが、今後も少しずつ追加するつもりです。一気に追加したいのですが、撮影も編集も意外に大変なので、なかなか進みません。

 レンズ名に続く「画像」の文字をクリックすると、レンズ画像のページに移動します。見たことのないレンズの外観を知りたいときなど、利用してください。

   
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