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独り言?

 気が向いたときに更新する、作成者の独り言(のようなもの)。小さなネタが中心で、写真やカメラに関する雑多な話題を取り上げます。また、気が向いたら、自分が買いたい商品なんかも紹介。

2012年1月12日:パナソニックの14-140mmが大活躍

 LUMIX GH1と14-140mmを購入してから、1年以上が経ちました。GH1の画質は、期待したほどではないですが、G1よりは確実に良いです。感度を上げると特定の条件で縞模様が出ることもありますが、何とか避けながら使っています。14-140mmも高倍率ズームのとしてはまあまあの画質でした。画質は14-45mmより劣りますが、便利なので使ってしまいます。セットで購入以来、この組み合わせが撮影の中心となりました。

 やはり高倍率ズームは便利です。当たり前ですが、レンズ交換せずに長く撮影し続けられます。このレンズだけで、かなりの作品数を撮影できました。まだ未公開の作品まで含めると、支払った金額の元は確実に取ったでしょう。約6万円のレンズなのに1年で元を取れるなんて、非常に効率が良かったです。

 このレンズを多用しているのには、購入前に考えてもいなかった意外な理由があります。ハイライトを入れて撮影すると、その周囲に軽くフレアーが出るのです。マルチコートですが、レンズ枚数が多い高倍率ズームだから弱いフレアーが出るのでしょう。これが面白い効果を生み、新しいレンズとは思えない写りになります。フレアーの出具合も絶妙で、少ないけれど美しく出るのです。フレアーを上手に利用するようにと意識しながら、被写体やフレーミングを選んで撮影しています。快晴の日を選び、逆光で撮影することが多いです。今後も大活躍するでしょう。

 お気に入りのレンズですが、唯一の不満は広角が足りないこと。撮影していて広角不足を痛感する機会は多いです。せめて12mmはほしいのが本音。そんな中、新しいレンズの情報が入ってきました。パナソニックから高級レンズ12-35mm F2.8が登場する予定で、明るく高画質を狙ったレンズになりそうです。より強力になった手振れ補正も付いていて、何もかもが良くなるようです。ただし、心配もあります。コーティングが新しくなり、フレアーが減る可能性が大きい点です。その辺の写りを確かめて、期待した程度のフレアーが出るようなら、ぜひ購入したいと思います。

2010年11月6日:オマケの形でLUMIX GH1を入手

 LUMIX G1を1年ぐらい使って、新しいボディを購入する予定でしたが、購入したい新ボディが登場しません。仕方なくという形で、G1を約2年ほど使い続けています。1年以上も前から期待していたオリンパスのEVF内蔵ボディも、出る気配がまったくありません。現時点で一番期待しているのは、ソニーのNEX-7がEVF内蔵で出ることですが、これも来年春ぐらいという噂です。

 こんな状況のところに、まったくのオマケという形で、型落ちのLUMIX GH1を入手してしまいました。実は、パナソニックのマイクロフォーサーズ用ズーム14-140mmを、以前から購入したいと狙っていました。描写が良い高倍率ズームで、手振れ補正まで内蔵した良いレンズだからです。

 そろそろ購入しようと値段を調べていたら、GH2が登場するということで、GH1のレンズキットが安く売られてることに気付きました。価格コムの情報によると、14-140mmレンズ単体の最安値よりも、GH1付きキットの最安値が安いのです。キットの底値は5万9800円のようで、少し前に脱したようでした。それより少しだけ高い価格でまだ売っていて、レンズ単体の最安値よりも安いので、売り切れる前にと購入してしまいました。今はもう、それほど安くは売っていないようですから、そのときに買ったのは正解でしょう。

 つまり、GH1と14-140mmの新品キットを、新品の14-140mmレンズ単体の最安値より安く買えたわけです。レンズ単体よりも安い価格で新品レンズが買え、オマケとしてGH1の新品ボディが付いてきたことになります。お買い得でした。

 ひょんな形でGH1が入手できたので、これから1年ぐらいは、メインカメラとして使おうと思います。低感度での画質は、G1よりも少し良いだけですが、高感度になるほど差が付いてきます。たまに高感度でも使うため、少しは助かります。

 前述のように、今一番期待しているボディは、EVF内蔵で出ると噂のNEX-7です。それが発売され、何ヶ月かして値段が下がった頃に購入を考えます。GH1を入手できたことで、安くなるまで待てる状況になりました。14-140mmも入手でき、めでたしです。

2009年5月30日:LUMIX G1を半年使った感想

 発売時に購入したLUMIX G1ですが、使い始めてから半年以上が経過しました。今までは良い点しか明らかにしていませんが、当然ながら不満点もあります。その辺を中心に、整理の意味で書いてみます。

 最大の不満点は、画質です。最低感度のISO 100で撮影しても、暗部のノイズが多めで驚きました。SILKYPIXで現像すると、現像開始時の一瞬だけですが、生データのノイズがそのまま見えます。前のメインカメラだったE-330と比べて、明らかにノイズが多いのです。私の場合、ノイズを気にしない方だと思うのですが、それでも許容範囲を超えていました。E-330は許容範囲に入っていたので、高画素化による弊害だと思います。

 この手の情報に詳しい友人によると、パナソニックの撮像素子は、画素数が増えた時点ではノイズが多く、次のバージョンでかなり改善される場合が多いそうです。友人はGH1で改良されると予想していましたが、そのとおりの結果になりました。

 今のところは、全ショットをRAWで撮影しているため、現像時のノイズ低減機能で何とか対処しています。それでも、許容範囲のギリギリというレベルです。そのため、もう少しノイズの少ないボディに切り替えたい気持ちを常に持っています。今まで約2年半の周期でメインカメラを買い換えてきましたが、残念ながら次回は1年周期に変わりそうです。

 2番目の不満は、ボディ内に手振れ補正がないことです。画質を悪くしたくないので、できるかぎり最低感度で撮影しています。ほとんどのショットをMFレンズで撮影し、明るいレンズが多いため困ることは少ないのですが、手振れ補正があると助かる場面がときどきあります。高感度が苦手なフォーサーズだけに、ボディ内手振れ補正は必須だと思います。

 大きな不満は以上の2点ですが、もう1つの不満をあえて挙げるとすれば、EVFの解像度です。拡大表示を使わず、ある程度のピント合わせをしたいので、EVFの画素数がもう少し増えると助かります。画素数としては、現状の2倍程度で十分だと思います。拡大表示が使えるので、あれば助かるというレベルですが。

 以上の欠点があっても、G1は良いカメラだと思います。EVFのおかげで、レンズの味を生かした撮影が十分に行えています。フランジバックの短さにより、Cマウントのレンズも使えるようになりました。小型軽量のボディも、携帯には便利です。上位機種のGH1を除くと、現時点では私にとって最良のボディと言えます。

 G1を半年以上使ってみて、あと半年ぐらいで、以上の欠点を解消したボディに切り替えたいと考えています。あまりの良さにEVFは手放せないので、光学ファインダーのボディは候補にすら挙がりません。EVF搭載で、上記の欠点を解消したボディが登場するのを、期待しながら待っています。

 GH1は、手振れ補正が付いていないのでパスします。もっとも可能性が高いのは、今年の年末にオリンパスが出すと噂されているボディではないでしょうか。同社のマイクロフォーサーズ2機種目で、EVFを搭載し、G1と似たような形のボディとなるでしょう。手振れ補正は必ず付きますし、GH1と同じか、さらに改良された撮像素子を搭載するでしょう。EVFの解像度がG1と同等以上であれば、文句はありません。かなり期待しています。

 実は、期待しているボディがもう1つあります。サムスンが予告しているEVF機で、撮像素子はAPS-Cサイズです。本当はライカ版フルサイズのEVF機がほしいのですが、当分は出そうもないので、代わりとしてAPS-Cを使おうと思っています。フランジバックが短いようで、マウントアダプタにより多くのレンズが使えるでしょう。こちらも楽しみです。

2009年3月26日:サイトのデザインと文字コードを変更

 以前に予告したとおり、サイトのデザインと文字コードを変更しました。もともと地味なデザインでしたが、さらに地味に変身して非常に軽いサイトになりました。サイト全体の構成と内容は変更していません。

 変更の作業は非常に大変だと予想していましたが、予想以上に大変でした。単純な変換だけでは済まず、全ページでHTMLの修正が必要だったからです。ページ数が多くて、なかなか終りませんでした。時間がかかったものの、何とか変換できて一安心です。

 変換作業によって、かなり前に書いたページを読むことになり、もう不要だと思えるページをいくつも発見しました。近いうちに、大掃除したいと思います。加えて、最新の内容に書き換えた方がよいページも見付かりました。少しずつですが、書き換えたいと思います。

2009年3月18日:当サイトの文字コードを変更予定

 当サイトはGoLiveというソフトで制作していますが、今後のバージョンアップもなくなったため、Dreamweaverに切り替えることにしました。良い機会ですから、サイトの基本仕様を少し変えることにしました。

 当サイトでは、より多くのブラウザで問題なく表示できるように考慮し、文字コートとしてシフトJISを選びました。またHTML 4.0とCSS1にできるだけ準拠して制作してきました。しかし現在は、開始当時と比べてパソコン環境が大きく変化し、Unicodeに対応したブラウザも普及しています。そこで、文字コードをUTF-8へと、ウェブページ規格をXHTML 1.1とCSS2に準拠する形へと変更します。

 ページのデザインも変更しますが、可能な限り軽くする予定です。現在使っているメニュー部分の画像などは全部廃止し、CSSで表現できる範囲内で作ります。もともと内容重視のサイトですから、デザインには凝らない点を徹底するわけです。

 サイト変更時に問題が発生するとすれば、日本語が文字化けして正しく表示されないことぐらいでしょう。かなり古いウェブブラウザを使っているのが原因と予想されますので、もし文字化けして読めない場合には、新しめのブラウザに切り替えてください。この点を事前にお知らせしようと、サイト更新の予定を表明しました。更新時期はまだ未定で、できあがったときに実施します。サイト全体の構成などは変更せず、このまま続けるつもりです。さらに地味なサイトとなりますが、今後ともご利用ください。

2009年2月9日:Cマウントのアダプタを入手

 マイクロフォーサーズは、フランジバックが短いために、いろいろなマウントのアダプタが作れます。密かに期待していたのがCマウントで、売っているのを発見したので購入してみました。

 Cマウントのフランジバックは、マイクロフォーサーズよりも数mm短いのですが、無限遠も何とか使えるタイプのアダプタでした。そのため、Cマウントのマウント面が、マイクロフォーサーズのマウント面より、奥にあるという少し変わった形をしています。結果として、マウント部分が太いレンズは装着できません。だとしても、かなりのレンズが無限遠から使える利点は大きいと思います。

 Cマウントのレンズは、安いものを中心に、以前から集めていました。オークションでは、有名なレンズでもCマウントだと、かなり安く買えることが多かったからです。Kino PlasmatやPrimoplanなど焦点距離が1インチでF1.5のレンズが、一部の例外を除いて30ドル前後で購入できました。それは以前の話で、1年ほど前からは高くなったので、今はほとんど買えなくなっています。

 G1で実際に試してみると、全部のレンズが使えるわけではないと分かりました。筐体サイズのマウント部分が大きいと、マウントのネジが挿入できないか挿入途中で止まります。明るいレンズのAstro Tachonar 35mm F1や、Astro T.V.-Tachar 35mm F1.5が該当しました。

 レンズ側のマウント部分の出っ張りが大きい場合も、G1のマウント内部に衝突し、レンズの挿入が途中で止まります。Hugo Meyer Kino Plasmat 25mm F1.5や、Kern SWITAR 25mm F1.5が該当しました。レンズ側の出っ張りを削れば使えるようになるでしょう。

 一番使いたかったMeyer Primoplan 2.5cm F1.5は、レンズが完全に挿入できたものの無限遠が出ていませんでした。ピントリングの無限遠位置でさえ、約1.5mにしかピントが合いません。レンズ側の問題なので、後で調整しようと思います。その他、DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT 1inch F1.5などは、問題なく無限遠から使えました。

 G1へ実際に装着してみると、焦点距離が1インチのレンズでは、四隅がけられるものが多くありました。イメージサークルが小さくて暗くなるものと、フードを兼ねた筐体の設定画角が狭くてけられるものがあるようです。写りとして面白いので、そのまま使おうと思います。

 肝心の画質ですが、中心部の解像度は予想していたよりも高くて、実用性は十分です。ただし開放では、周辺部で画質の低下が大きく、ほとんどのレンズで大きく低下します。レンズの設計時に想定されているイメージサークルよりも、フォーサーズの撮像素子が大きいためでしょう。これも面白いので、このまま使おうと思います。

 焦点距離が1インチのレンズを中心に試しましたが、無限遠から使えたレンズの中で周辺部が一番暴れたのは、DALLMEYER SPEED ANASTIGMAT 1inch F1.5でした。それにTAYLOR-HOBSON COOKE KINIC 1inch F1.5が続きます。個体差が大きいでしょうから、私が所有するレンズでの順位になると思います。

 Cマウントのアダプタを入手したことで、これまで集めてきたCマウントのレンズが生かせます。独特な写りをするレンズが多いので、表現の幅が大きく広がるでしょう。本当に楽しみです。

2008年11月11日:レンズの味まで見えるG1のEVF

 LUMIX G1を使い始めて、使用頻度の高いMFレンズを中心に、使い勝手を試しています。EVFの威力と魅力は購入前から予想していましたが、予想外に良かった大きな点が1つ見付かりました。それは、レンズの味(癖)までEVFで確認できることです。

 これまで使っていたE-330もKiss Didital Xも、フォーカシング・スクリーンをアキュートマットに交換し、拡大アイピースを付けています。スクリーンとして定評のあるアキュートマットでさえ、ぼけ味や写りの乱れがどのようになるかは確認できず、撮影後の液晶モニタで見るしかありませんでした。

 ところがG1のEVFは、写る画像が事前に見れるだけでなく、レンズのぼけ味や乱れまで見れるのです。おそらく、EVFの解像度が高いためでしょう。これも、光学ファインダーには不可能なことで、非常に画期的です。

 今までは、購入したレンズの写り、とくに味を調べるため、最低でも20ショット、多ければ40ショット以上をテスト撮影していました。それも開放での写りを調べるためだけにです。ピント位置でのシャープさ、前後のぼけ味、背景の乱れ具合、ハイライトのにじみ、近接撮影でのシャープさやぼけ味など、代表的な要素の特徴を調べるには、それだけのショットが必要だからです。しかし、たった数十ショットで全部の特徴を調べられるわけではありません。最終的には、実際の撮影で試して、少しずつ明らかにしていきます。手間のかかる作業です。

 今後は、そんな手間が必要ありません。G1にレンズを装着し、ピントリングを回したり、自分が前後してEVFを覗くだけで、どのような写りになるか確認できるのです。ピントリングを回しながら連続的に見れるため、途中の様子も含めて調べられ、もっとも特徴的な位置も探せます。面白い写りの条件が、見付けやすくなりました。今までの方法なら、ほとんど不可能でしょう。

 実際の撮影でも、レンズの味が分かることが大きいです。柔らかいレンズはEVFでも柔らかく表示され、その味を生かしたピント位置やフレーミングが見付けやすくなります。レンズの味を生かす最良の条件が、EVFを覗きながら見付けられるのです。作品づくりにとって画期的なことでしょう。

 ただし、万能ではありません。細かな写りに関わる特徴は、パソコンに取り込んでからモニタで見ないと見付かりません。幸いなことに、細かな写りの違いは、作品への影響が少ないですから、EVFでできなくても、ほとんど困りません。

 G1を使い始めて、高解像度EVFの素晴らしさを実感できています。購入して良かったと、本当に思います。光学ファインダーには、もう戻れません。戻りたくないです。どんなに素晴らしい光学ファインダーであっても、買う気が起こらなくなりました。ライカ版フルサイズのEVF搭載ボディが、早く登場してほしいです。そうでないと、フルサイズの光学ファインダー搭載ボディを、不満を持ちながら買うことになりそうです。

2008年10月31日:LUMIX G1購入と今後の期待

 本日がLUMIX G1の発売日なので、予約していたダブルズームキットを受け取りに行き、無事に入手できました。他に、予備バッテリーとフォーサーズ用アダプタも購入し、最低限必要なものが手に入りました。

 メインカメラの購入は、実に2年8ヶ月ぶりです。動きの早いデジタルカメラの世界では、常識外れのゆっくりペースに見えることでしょう。しかし、ボディを変えたからといって魅力的な写真が撮れるようになるわけでもありません。これまで使っていたE-330は十分な機能を持っていて、不満はほとんどありませんでした。

 それもでG1を購入したのは、EVFという強力で魅力的な機能が備わっているからです。EVFの最大の魅力で、光学ファインダーには絶対に不可能な点は、撮影する画像が撮影前に見れることです。「なんだ、それだけのことか」と思うかも知れませんが、この機能こそ、作品づくりにとって極めて重要なことなのです。

 撮影後に液晶モニタで確認しながら、撮影の最良条件を求めていく方法は効率が悪く、最良条件を見付けるのは非常に難しくなります。EVFなら、撮影前に条件を変えて試行錯誤でき、表現上の最良点を容易に求められます。たとえばハイキー表現で、どの程度の露出補正が最適かだけでなく、露出補正後の雰囲気に合わせてフレーミングを整えることまで、撮影前に行えるのです。こんな画期的なことはありません。

 カメラボディの購入で、購入前にこれほどワクワクしたことは、ここ10年で初めてです。ようやくですが、写真表現に適したボディが誕生したと、自分では思っています。ただし、これは始まりでしかなく、今後さらなる進歩が続くでしょう。大いに期待しています。

 私のメインシステムは、フォーサーズからマイクロフォーサーズへと切り替わります。最新設計レンズの購入も、マイクロフォーサーズ中心になるでしょう。今まで以上に、作品づくりへ注力したいと思います。

 もう1つ、期待していることがあります。G1と同じ仕組みのままで、撮像素子が35mm版フルサイズのボディがほしいです。当然ながら、新マウントとなるでしょう。この新型ボディと、マイクロフォーサーズとの二刀流が、自分なりの作品づくりにベストと考えています。新型ボディはフィルムの中判に相当し、マイクロフォーサーズがフィルムのライカ版に相当して、両方とも必要と考えています。どこかが出してくれることを、大いに期待しています。

2008年10月14日:LUMIX G1を購入予定

 フォトキナまでに、各社から新しいボディが発表されました。以前は購入を考えていた5D後継機も含まれますが、個人的に一番注目したのは、パナソニックから発表されたLUMIX G1です。これが発表されてから、他のどのボディも眼中になくなりました。

 かなり前から、レンズ交換できるEVF搭載ボディがほしいと、何度も言い続けていました。フォーサーズ機として出るなら、フランジバックの短い新マウント規格を追加して、フォーサーズ用のレンズも使える形でと。当サイトにも2003年12月15日に書いてます。約5年前のことです。その後、オリンパスの開発関係者にも話しましたが、完全に無理されたので、実現することはないと思っていました。

 ところが先日、マイクロ・フォーサーズ規格として発表されました。もう忘れていましたが、驚くとともに大喜びしました。続けてパナソニックから製品の発表があり、さらに喜びました。機能をざっと見ただけても、パナソニックの本気度が感じられ、大いに期待できます。

 先日、G1のサンプル機を触ってきました。一番気になっていたEVFは、過去の機種と比べて解像度が高く、かなり満足できる仕上りだと思います。そのままでは、MFレンズでのピント合わせに解像度が少し足りない感じですが、拡大機能が使えますから、現在最高の光学ファインダーよりも数段上のピント合わせが可能です。ただし現在は、MFレンズでの拡大表示には対応していないようなので、何とか早急に対応してほしいと思います。

 実売価格から考えて、全体としては非常に満足できる出来だと感じました。予約して購入しようと思います。E-330の購入から約2年半、メインカメラの入れ替えがようやく実現できそうです。

2008年6月7日:フルサイズ機への物欲が……

 サブ機として、中古のEOS Kiss Digital Xを購入しましたが、使用頻度は低いままです。試してみて分かったのですが、アスペクト比3:2の左右両端を切り取ると意識しながら4:3で使うのは、思っていたより難しいです。きっちりとフレーミングする撮り方なのが、難しくなる一番の理由でしょう。そもそも、かなり変則的な使い方ですから、使いやすいはずがありません。結果として、ほとんどの場面でフォーサーズ機のE-330を使っています。

 35mm版フルサイズのボディとして、EOS 5Dの後継機を購入しようと考えていましたが、似たような結果になりそうだと予想しています。高価な買い物ですから、使用頻度が低いのに買う価値があるのかと思い始めました。もし購入するとしても、登場後にすぐに買うのではなく、品質が安定し、実売価格が低下した時期になるでしょう。

 フルサイズ機をほしいと思ったのは、古いレンズを広角でも使いたいからです。柔らかい写りのレンズは、もっとも広角で28mmを持っています。フォーサーズ機で使うと56mm相当になり、標準レンズの画角です。やはり28mmとして使いたいです。写りの柔らかい35mmも持ってますから、広角の常用域で柔らかい表現が可能になる点は魅力です。

 フルサイズ機がほしい理由は、ただそれだけなのです。高感度における特性の良さとか、低感度での画質の良さを求めてはいません。作品づくりが目的ですから、現状のE-330レベルの画質でも十分にクリアーしています。できれば1500万画素以上で撮りたい、ごくごく一部のショットを除いて。

 フルサイズ機についての気持ちが、こんな感じに変わってしまいました。物欲としては、かなり低下した状態です。おそらく安くは出てこないでしょうから、本当にほしくなるまで、じっくり待ちたいと思います。

2008年4月28日:写真展の重みは?

 昨日、友人の主催する写真展が終わりました。私も誘われて、2作品だけ出展しました。主催者が宣伝をしたがらなく、仲間内に見せるだけの写真展の感じでしたので、ここでは宣伝しませんでした。

 昨年末にも、フォーサーズ仲間の写真展に5作品だけ出展しました。このときも、ここでは宣伝しませんでした。私が数枚しか出していませんし、他の方の作品がどのようなものか分かりません。宣伝して来ていただいても、どの程度の満足が得られるか不明でしたので。

 私の場合、写真展にはそれほどこだわりがありません。来られる方の人数が多くないのが、主な理由です。このようなサイトを公開していると、ある程度の人数は見込めるでしょうけど、ウェブで閲覧する人数に比べたら、かなり少ないと思われます。

 しっかりと撮影した作品を、きっちりとプリントした形で見るのは、とても気持ちがよいものです。ただし、写真展にかかる手間と費用を、実際に見に来られる人数(つまり開催した効果)と比べてしまったら、開催する気持ちがあまり大きくなりません。当分の間は、このサイトでのウェブ展示を中心にしたいと思っています。

 写真家としての実績を考えるなら、個展を開くことが重要と一般に思われています。でも、私はそう思っていません。このサイトを充実させる方が、比べものにならないぐらい重要だと考えています。個展よりも、サイトの充実に力を注ぎたいと思います。

2008年4月18日:久々にレンズを改造

 改造して使おうと考え、購入したままのレンズが何本もあります。忙しいので、なかなか手を付けられません。先日、その中の1本 Schneider Arriflex-Cine-Xenon 100mm F2を、ニコンFマウントに改造しました。急いで改造したためオーバーインフ状態ですが、とりあえず使えるので、当分はこのまま使いたいと思います。

 改造前に調べてみたところ、ニコンFマントに改造している例が複数見付かりました。それでニコンFマウントへの改造を決めたわけです。調べて一番驚いたのは価格でした。あるショップでは、税込み21万円で売られています。かなり高価なレンズだったのですね。確かに見かけないレンズですから、レア物であるとは思っていましたが、正直驚きました。私の入手価格は、改造してないものですから、海外からの送料込みでその1/4以下でした。きっと安い買い物だったのでしょう。

 実際に撮影してみると、古いレンズなのに良い写りでした。現代のレンズのような堅さはないものの、質感を上手に再現する優秀な描写です。さすがシネレンズと言えるような写りでした。

 改造待ちのレンズは、まだ何本も残っています。古いレンズが中心のため、改造が大変そうなレンズも多くて、なかなか進みません。これからは、何とか1本ずつでも改造したいと思います。改造後に古いレンズの描写を試すのは、ワクワクしますから。

2008年3月31日:展示写真の再分類が進行中

 今まで展示してきた写真は、その場その場でテーマや分類を付け足しながら、少しずつ加えてきました。最初に決めたテーマで撮影が進まなかったり、分類せずに何でも入れる「気楽なショット」が増え続けたりと、適切に分類されていませんでした。それが、展示写真の観づらさにもつながっています。

 そこで、これまで展示した写真を全体的に見渡し、もっと良い形で分類しようと作業を進めています。まだ終わっていませんが、2/3程度は済んだ感じなので、その状態で公開することにしました。

 新しい分類となるテーマは、今日から始まります。でも、中に入れる写真は以前に公開したものなので、新しいテーマの公開日も、含まれる写真の中で一番古いものに合わせました。少し変な感じもしますけど、つじつまが合ってないと余計な疑問を生んでしまいますので、苦渋の選択です。

 今後も、「気楽なショット」として公開した写真を集め、新しいテーマを作ることがあると思います。すっきりしてない進め方ですが、この形が、自分の公開方法に合っていると感じています。作品の移動作業はもう少し続きます。あと1週間以内には完了したいと思っています。それまで少し観づらいですけど、ご理解をお願いします。

2008年3月28日:買いたいフォーサーズ機がない

 撮像素子サイズの種類を増やそうと、中古のEOS Kiss Digital Xをサブ機として追加購入しました。順調に使い始めていて、購入して良かったと感じています。でも一番気になっているのは、メインカメラであるフォーサーズ機の更新です。

 最初に購入したE-1は、発売から約2ヶ月経過して購入し、約2年半も使いました。使ってみると非常に良いカメラで、楽しく撮影できただけでなく、作品も数多く残せました。進歩の早いデジタル一眼レフなのに、2年半もの長い間、新しい機種を買わずに使い続けたのです。出る出ると言われながら、後継機が登場しなかったのが大きな原因です。

 すぐに出ないとあきらめ、ライブビュー機能にも魅力を感じたE-330を、発売前に予約して購入しました。ライブビュー機能も必要な状況で大いに役立ち、買って大正解でした。未だにメインとして使っています。でも、購入してから丸2年が過ぎ、そろそろ次機種の購入時期です。デジタルのボディは価値が下がりやすく、不満がない限り資金を使いたくないので、できるだけ買わない主義ですが、2年も経過すると買う時期でしょう。

 「写真表現 掲示板」にも書きましたが、買いたい機種がありません。E-330に最新の撮像素子が搭載され、手振れ補正が付いたらすぐに買います。でも、そんな機種は登場する可能性はほぼゼロです(理由は内緒)。この状況を、どうしたらいいのでしょうか。本当に困ってます。

 最悪の場合は、E-330をあと1年以上も使い続けることになるでしょう。その間にフォーサーズ以外の機種が増え、E-330が見劣りしてくると、利用頻度が逆転する可能性もあります。私自身はフォーサーズ規格が好きで、メインカメラとして使い続けたいと強く望んでいます。でも、その願いがかなえられない状況へと進みつつあります。自分では何もできないだけに、歯がゆいです。

 残された現実的な選択枝は、これから登場が噂されているE-520あたりを、我慢しつつ購入することでしょう。せめてE-520がフリーアングル液晶で登場してくれれば、最低限の購入条件を満たすのですけど。レンズに関しても、広角の軽い単焦点レンズが出ません。私のフォーサーズ機材の前途は、まだまだ暗いままのようです。どうしたらいいのでしょうか。

2008年3月16日:ガジェットバトン原稿の補足

 CNET Japanのウェブサイトに、「お気に入りガジェットバトン」という連載コラムがあります。その37回目を私が書きました。マウントアダプタを紹介した「古いレンズをデジタル一眼レフで使いたい!」です。

 私のメインカメラはフォーサーズ機ですが、電子部品付のアダプタはEOS用しか持っていません。このコラムはデジタルのガジェットを紹介するものなので、EOS用を例に紹介しました。フォーサーズ機でも説明する内容は同じですし、古いレンズが一番多く使えるのはフォーサーズだと書きましたから十分でしょう。もちろん、読者に一番多く所有されているのがEOSなのを考慮した結果でもあります。

 ほとんどの原稿では、全体の文字数の範囲が指定されます。今回も同様で、入れられなかった内容が残ってしまいました。それをここで補足したいと思います。

 まず1点は、ファインダーの倍率を上げるマグニファインダーアイカップの使用です。普及タイプのボディでは、フォーカシングスクリーンを交換しただけだと、ピント合わせのしやすさがまだ不十分です。アイカップでファインダー倍率を上げることで、MFレンズでのピント合わせをより改善できます。必須のアイテムといえるでしょう。

 次は、できるかぎり絞り開放で使うことです。古いレンズの特徴がもっとも出るのは、絞りが開放の時です。幸いなことに、APS-Cやフォーサーズのボディで使うと、35mm版フルサイズに比べて被写界深度が深くなります。絞る必要が減ってくれるのです。また、開放で使えば、ピントを合わせた後に絞り込む操作が不要となります。余計な操作が減ることで、面倒だと感じることも少ないでしょう。

 続いて、海外製のマウントアダプタの品質についてです。まれにですが、品質の悪いアダプタに遭遇することがあります。私が出会ったのは、アダプタの少し厚すぎて無限遠にピントが合わないものでした。これは本当に困りました。また、見るからに強度が劣っていそうなアダプタもありました。強い力がかからないように注意しながら使っています。多くは大丈夫ですが、あくまで“ごく一部”に、こうした海外製アダプタも含まれています。単純に安いから買うのではなくて、こんな点も覚悟しておくべきでしょう。海外から買うと返品が大変ですし。

 まだまだ細かいのがありますけど、大事な点は上記3点ぐらいですね。欠点や面倒くささを知りながら楽しめば、非常に面白い世界だと思います。とくに強調したいのは、魅力的な作品づくりに欠かせない道具だという点です。マウントアダプタを使って、古いMFレンズを楽しんでください。

2008年3月10日:EOS Kiss Digital X その後

 当初の予定どおり、EOS Kiss Digital Xのフォーカシングスクリーンをアキュートマットに交換しました。ミノルタX-700用のスクリーンですから、スプリットとマイクロのプリズムが中央に付いてます。マット面もぼけが大きくなり、どこでもピントが合わせやすくなりました。E-330でも購入当初から入れていて実績が十分にあるため、迷いなく購入できました。交換して大満足です。

 交換作業はE-330で苦労したため、スクリーンに付属の交換方法説明書を見て少し緊張しました。でもなぜか、交換は短時間でスムーズに終わったのです。機種は違っても2度目なので慣れたためでしょうか。不思議です。まあ、たまたまうまくいっただけでしょう。

 何本かのレンズを試した結果、少し分かってきたことがあります。癖玉レンズについては、撮像素子のサイズによって写りが違ってきます。サイズが大きいほどイメージサークルの周辺部を多く含むためと、サイズによってぼけの量が異なるためのようです。愛用しているASTRO ROSHER-KINO-PORTRAIT 100mm F2.3は、キスデジだとクセが強すぎて使いにくく変わります。フォーサーズ機で使った方が美しく仕上がり、使いやすくて利用範囲も広いです。

 逆に、フォーサーズ機で使うと癖が弱くて魅力が小さいけれど、キスデジで使うと癖が強く出て魅力が増すものが、何本もありそうです。違いは小さいですが、Rodenstock Heligon 50mm F1.9もその1本のようです。一眼レフで使えるレンズを数多く持っていますから、見付けるのに時間がかかりそうですが、何とか見付けたいと思います。

 ボディというか撮像素子サイズのラインナップ強化は、予想どおり成功のようです。あと35mmフルサイズを追加すれば完成します。EOS 5Dの後継機が年内には出るでしょうから、それまでじっくりと待つことにします。

2008年3月4日:EOS Kiss Digital Xを購入

 購入しようと待っているEOS 5D後継機が、なかなか出てきません。いろいろ考えているうちに、35mm版フルサイズ機とフォーサーズ機だけでなく、APS-C機も加えたら面白いのではないかと思うようになりました。サイズの異なる撮像素子が3種類あると、1本のレンズで3種類の画角が楽しめます。これは非常に面白いのではないかと。

 APS-C撮像素子のサイズは、その大きさではなくて画角の倍数で表記すれば、1.5倍相当が一番多いです。でも、マウントアダプタが多く使えるキヤノンは1.6倍相当と少し小さめ。理想的なサイズを求めるなら、フォーサーズがフルサイズの2倍相当ですから、その真ん中は1.4(2の平方根)倍相当です。そんなサイズはないので1.5倍相当を選ぶべきでしょう。でも、マウントアダプタが多く使えないと、ボディを買う意味がありません。仕方なく1.6倍相当で妥協しました。

 真ん中が1.4倍相当ですから、1.5倍相当でさえ、フルサイズとフォーサーズの真ん中よりもフォーサーズ側に近いのです。1.6倍相当なら、さらに近いことを意味します。加えて、アスペクト比が3:2なので、両端を切って4:3として使おうと考えていますから、フォーサーズへもっと近付くことになります。買う意味があるか少し悩みました。

 Kiss X2が発表されてから、Kiss Digital Xの新品価格が下がり、中古価格も連動して下がっています。ボディが良品でも、付属品の一部が欠品だとかなり安く買えます。ということで、先月の下旬に買ってしまいました。

 Kiss Digital Xなら、オリンパスよりはかなり劣りますが、ゴミ対策機能が付いています。ボディが小型なのも、自分の好みに合っています。ボディにお金をかけたくないので、安くなった中古がピッタリでした。

 EOS用のマウントアダプタは7種類持っています。5D後継機を買ったらすぐに使えるようにと、少しずつ集めていました。ほとんどが、フォーカス・エイドの使える電子チップ付のアダプタです。動作確認は、無料に近い価格で譲ってもらった銀塩EOSで行ないました。

 光学ファインダーが小さいので、以前にE-330で使っていたニコン製の1.17倍マグニファイヤーアイカップを付けました。そのまま装着できるので助かります。この状態でも、MFレンズでピントの山がつかみづらいです。やはり、フォーカシング・スクリーンをアキュートマットに取り替えないと駄目みたいです。

 肝心の写りですが、フォーサーズ機との違いが一番出そうな、癖玉MFレンズを試しました。お気に入りのASTRO ROSHER-KINO-PORTRAIT 100mm F2.3を付けて写したところ、フォーサーズ機よりも少し大きく乱れていました。その分だけ使いづらくなりましたが、ハマったときの効果は大きそうです。いろいろなレンズを試していませんが、買った価値がありそうだと感じました。

 カメラ自体のアスペクト比は3:2ですが、好きな比率ではないため、4:3のカメラとして使っています。現像時に長辺の両端を削る前提で、フレーミングして写すわけです。まだ慣れないので、少しとまどいながら撮影していますが、何とか使えそうだと分かってきました。

 これから、癖玉のMFレンズを優先して順番に試し、面白い組み合わせを見付けようと考えています。手持ちのレンズが同じまま、表現の幅が広がる組み合わせが見付かると、とても得した気分になるでしょう。今から楽しみです。

2008年2月24日:写真表現の掲示板を作りました

 以前から要望の多かったことの1つに、写真表現について語り合う場を用意してほしいというのがありました。何とかしたいと思いながらも、忙しいので遅れに遅れてしまいました。でも、ようやく用意できました。写真表現にこだわっている人や上達したいと真剣に努力している人はかなりの少数派ですが、そんな人が集まって、地道に活動して行ければと思います。

 少しでも興味のある方は「写真表現 掲示板の紹介」を読んでみてください。もし参加したいと思ったなら、まず自己紹介から書き込んでみてください。変な人でない限り、大歓迎です。写真表現について語り合いながら、大いに盛り上がり?ましょう。

2008年1月31日:Mac Proその後

 環境を整えつつ使い始めているMac Proですが、動作を細かく見ながら動かしていると、現時点での特徴が分かってきました。その辺の話を少しだけ。

 8コアの能力を最大に引き出すためには、データを素早く供給する環境もかなり大事です。そこで、4台のハードディスクを内蔵し、2台ずつストライピングに設定しました。4台とも、SATA2の3Gbps、NCQ対応で固めました。500MBで安い製品が出回ってますね。この状態で論理ボリュームが2個になりますから、入力と出力に別々のボリュームを設定して使うと、ファイルの入力も出力も最高の速度が出るはずです。

 試しに、EyeTVで録画したMPEG2ムービーをDVに変換させてみると、8コア全部が動いていました。どれも50~60%のCPU使用率で安定してて、全体での使用率も50~60%でした。さすがに8コア、CPUがフル回転にはなりません(ちなみに、マルチコアのマシンをフル回転状態にさせても100%にはならず、95%ぐらいの使用率になります。現実の多くの処理では、どうしても待ちが少しは発生するようです)。でも、この状態は結構凄いんですよ~。

 続けて、QuickTime Playerで、DVからMPEG4への変換を試してみました。こちらの処理はマルチコアに対応していないようで、1コアまたは2コアだけがピークとして使われている状態になります。当然、処理は速くないです。劇的な速度で処理できるかどうかは、マルチコアに対応しているかどうかで決まるという、当たり前の結果となりました。

 最後は、SILKYPIXでのRAW現像です。この現像処理はマルチコアに対応してますが、処理が重くないので短時間で終わります。数個のコアが短時間だけピークに達し、すぐに終わってしまいました。CPUがほとんど遊んでます。

 続いてバッチ処理も試しました。一応、入力と出力を別ボリュームに設定しました。現像は速く終わるのですが、入出力に意外と時間がかかるようで、バッチ処理全体での時間は期待したほど短くなりませんでした。それでも十分に高速ですから、まとめて現像するのが苦にならなそうです。これだけでも朗報ですね。

 マルチコアでバッチ処理を高速化するには、複数ファイルを並行して開き、現像も並行して行なうように改良しないと無理そうです。かなり大変な改良になるのでしょう。

 1枚1枚を手動で現像する際にも、素早く応答するので助かります。写真に関しては、この点が一番の利点となってます。前のマシンには、もう戻れません。

2008年1月15日:新Mac Proを購入

 デスクトップ型パソコンを久々に買いました。先日登場したばかりのMac Proです。発表日の夜に予約して、無事に届きました。8コアのXeonという贅沢なマシンで、もちろん仕事用です。

 このマシンを買って一番良かったのは、DOS/Vマシンを一掃できたことです。Mac OS X上で動作する仮想マシンのアプリParallels Desktopを使えば、PC環境を仮想化できて複数OSの管理も簡単です。OSとアプリをインストールした後、ディスクイメージをバックアップしておくと、Windowsが壊れても復元は非常に簡単になります。余計な時間を使わなくて済みますね。また、仮想マシンですから、使うマシンを替えてもWindowsがそのまま動きます。MacBook上で試験運用していたディスクイメージをMac Proに移動して、そのまま正常に動きました。さすがに仮想マシンですね。

 以上は、仕事関係の話。写真関係でも使いたいマシンです。新Mac Proは強力でした。SILKYPIXの現像が高速になりました。約9万枚の写真を登録したiPhotoの動きもきびきびしてます。Photoshopもまあまあですが、これはメモリーを増設しないと駄目でしょうね。ただし、使えるメモリーが非常に高価なので、まだ手が出ません。どうしても中古レンズを買ってします……。

 非常に快適ですが、CPUはほとんど遊んでいて、瞬間風速でもフルパワーを使ってない様子。本当の能力を生かせるのは、どんなソフトなのでしょうか。動画の圧縮も何種類か試しましたが、どれもフルパワーにはなりません。内部の設定を変更すれば改善されるのかも。おそらく標準状態で8コアには対応していないのでしょうね。

 これで、写真の現像&管理環境が快適になりました。次は、良いモニタが欲しいですね。Adobe RGBの色空間が表示できる。まだまだ高価なので、当分は無理そうです。どうしても中古レンズを……。

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