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ギャラリー > X1/9レポート


US版カタログより
X1/9 1300'77
俗にハシゴバンパーと呼ばれる1300。1974年からロイヤルモータースにより輸入された2分割バンパーのタイプはUS 49 Stateモデルであったが、'78年からのこのバージョンはUSカリフォルニア仕様の排ガス対策車が輸入された。アメリカではカリフォルニア地区の排ガス規制が特に厳しいのはご存じと思うが、初期モデルがエアポンプのみのエミッションコントロールに対し、このモデルでは酸化触媒が加えられている。 日本仕様ではボディのサイドにストロボラインと呼ばれるステッカーとイタリア国旗とシリアルナンバーが刻まれたプレートが付く。初期型とはインテリア、ダッシュボードまわりもかなり変更されている。タイヤはピレッリのP3、4.5J145/13であった。


洋書A Collector's Guide FIAT X1/9より
Nuerburgringノエルブルクリング? オールドタイマーミーティングのスナップ
ヨーロッパではまだかなりコンディションの良いX1/9があるようだ。オリジナルカラーでは私たちの知らないさまざまなバリエーションがあったとも聞く。スモールスポーツには明るい原色がよく似合う。

じつは以前この写真をイギリスの〜と紹介しましたが、ある方からご指摘を受けまして、ヨーロッパ最大のオールドタイマーミーティングの写真だそうです。会場には何千台ものスポーツカー(ポルシェ,ロータス,フェラーリ,フィアット,コルベット,など) が集まり、このスナップに写っている車はGerman Bertone X1/9 Clubのものだそうで、メールをくださったMatthias Stillerさんもそのメンバーだそうです。
彼は今Websiteを構築中でいずれそこでそのドイツのX1/9オーナーズクラブも紹介されると思います。

・・・フォーラムをオープンしたようです。
http://www.project-x19.de/



洋書A Collector's Guide FIAT X1/9より
X1/9 Dallara
Dallara AutomobiliはIng. Dallaraの設立した小さな会社でX1/9をベースにレーシングモデルを造った。'76のFIAシルエットフォーミュラに参戦すべくその独創的なデザイン(ベルトーネによる)で、X1/9 1300モデルをベースにボディ、サスペンション、ホイールはもちろん、5速ミッションまでも改造を施している。プロトティーポに比べて内部的構造にまで手が入れられているようだ。さらに興味的なことはダラーラが開発した1500cc DOHCエンジンの最終バージョンがFIAT社に大きく貢献したこと。X1/9 1500ccモデルのエンジンはダラーラのものをヒントにしているらしい。(ほんと?)


洋書A Collector's Guide FIAT X1/9より
X1/9 1300 Lido
これは1300のリミテッドバージョンで、ヨーロッパ地域にしか輸出されていない。内装は白、分割バンパーはクロームメッキが施され、トランクリッドのX1/9のプレートの横にLidoの文字が入る。


洋書A Collector's Guide FIAT X1/9より
Abarth 1800 Prototipo
もうX1/9ファンのあなたなら、十分すぎるほど知っているであろう。'73 WRCにて発表されたカルロ・アバルトによる1800プロトティーポだ。FIATはX1/9の販売促進のために、WRCモデルの開発を依頼したといわれている。(のちの調べではアバルトがフィアットに吸収された1971年の終わり、開発リーダーであったジョルジョ・ピアンタの意向であった部分が大きい。吸収合併以降、当のカルロ・アバルト本人はアバルト・オセラとして競技活動を続けた)フィアット・アバルトはこれに続く2000ストラダーレを500台製作しホモロゲーションを取得する考えもあったが、結局コストオーバー、そして、ランチアをも傘下に収めたフィアットの政策のため、3台の1800プロトティーポをこの世に送りだすにとどまる。つまり先に開発が進められたランチア・ストラトスに希望を託したわけだ。フィアット・131ラリーはその後の話である。

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