伝統ゲーム紹介


道才かるたの遊び方

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名称道才かるた(どうさいかるた)
遊び方の一例

ゲームの概略

 この遊び方は、札を表にして並べ、読まれたものを伏せて、形によって他の者のから点数がもらう。 むべ山かるたと同様の遊び方をする。

札の点数

・20点
「これに懲りよ道才坊」

・15点
「朝日に霜」「歌人は居ながらにして名所を知る」「結構真赤」

・10点
「膝頭で唐へ行く」「氏無うて乗る玉の輿」「いつも正月」「花は美芳野」「笑う門には福来る」「鳶が鷹を生む」「蟷螂が斧」

・4点
「餅は餅屋」等7枚。

・3点
「弘法も筆の誤り」等10枚。

・2点
「大仏の柱を蟻がせせる」等17枚。

・1点
「鰯の頭も信心から」等15枚。

・上記のうち、四化札
「鬼も十八」 「猫に小判」「蟹は甲に似せて穴を掘る」「濡れ手で粟」

・上記のうち、配られたとき消す(伏せる)札
「幽霊の浜風」「同じ穴の狢」

ゲームの準備

1.読み札を良く切り、人数分の山を作る。
2.各山の上に1〜6の赤札を載せる。
3.親から順に、読み札を取って行く。親は1の山を取り、次の者は2の山を取る。一人が複数の山を取っても良い。
4.取り札を良く切り、一人に10枚ずつ配る。
5.配られた10枚のうち、9枚を3×3の形に並べ、もう一枚をその上側に横にして置く。
6.伏せられた10枚が、2点札6枚以上、または1点札6枚以上、またはお化け札4枚以上の場合は、「坊主」と呼び、一切の支払いを免れる。

プレイの進行

1.読人は順番に読み札を取り読み上げる。
2.読み上げられた札をもっている者は、それを裏返す。
3.一番上の札または横一列すべて伏せられたら、他の者より、伏せた札の点数の合計をもらう。 先着一名のみ有効で、2番目以降はもらえない。つまりこれが発生するのは4回のみである。
4.5枚目毎を「節」と呼び、このときは点数が倍になる。
5.四化札の直後に点数がある場合は、支払いは揃えた者ではなく、四化札を持っていた者が点数をもらえる。
6.開いている札が10枚になったら終了。


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