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99   ネットワーク・ジュークボックス実現に向けて (2004.11.21)

前回の更新から2ヶ月以上も経ち、秋も深まりつつあります。言い訳になりますが、長男の進路の選択や次男三男の野球のシーズンで秋は本当に忙しかった。忙しさに紛れて旦那が新しいデジカメを買ったりしたのですが、この報告は次回に廻しますね。今回は芸術の秋にちなんで、ネットワーク・ジュークボックスについての考察を・・。

CDはもっぱらパソコンで聴くようになった我が家ですが、音楽だけでなく長男の英語のリスニング練習用CDもパソコンで聞いている。そう言えば、AVEXもコピーコントロールCDの運用を緩めるようなニュースをみた。考現学でコピーコントロールCDについて考察したのは2003年1月のことだった。当時も書いたが、パソコンで聴けないCDが時代錯誤だということにようやく気付いたようで、結局2年程度で幕引きとなった。

最近、音楽データはAppleのiTunesで圧縮してハードディスクに入れて聴いている。ポータブルプレイヤのiPodは持っていないが、パソコンに音楽を格納したり、聴いたりするのにフリーのiTunesは便利だ。以前は、旦那が持っていたMP3プレイヤの管理ソフトを使っていたけど、MP3プレイヤの調子が悪くなったことと、ハードディスクが壊れてMP3データが消えたこと(この顛末は考現学の第72話 HDDが壊れた! 勘弁してよ!!に書いた)から、iTuensに移行したのでした。

パソコンにCDデータを保管しておけばLAN経由で他のパソコンからも聴けるのが便利です。自作PCや、週末旦那が持ち帰る会社のノートPCでも音楽を聴きながら仕事ができる。さすがにモバイル用のLOOXでは非力で音楽再生しながらの入力作業などはちょっと無理がある。

しかし、エンデバーの電源が入っていないと聴けないという問題があった。まあ、我が家のメインマシンのエンデバーは昼間殆ど電源を入れっぱなしのことが多いのですが、サーバではないので夜や朝は電源が切ってあります。電気代も気になるし。そこで、ネットワークに繋がるハードディスク(NASとかネットワークディスクと呼ばれるらしい)の導入を検討した。

音楽データだけでなく、エンデバーのデータバックアップも気になっていたのです。今までエンデバーのバックアップは、エンデバー内のDドライブに保存していましたが、エンデバー自体が壊れたことを考えると、独立したハードディスクにバックアップしたほうが良さそうです。

バッファローのLinkStation

と、いう話を物欲大王の旦那としていたら、いつのまにかバッファローLinkStationというLANに繋がるハードディスクがパソコンデスクの上に乗っていた(-_-# 120GBのハードディスクが内蔵されていて、これ単体でLANに繋がって共有ディスクとして使えるというものです。エンデバーのマイドキュメントのデータサイズは15GB程度だし、iTunesの音楽データも40GB程度なので容量的には十分です。

ネットワーク経由なのでアクセスが遅いかと思いましたが、普段の使い方なら速度は全く気になりません。無線LANから使っても音楽が途切れたりすることはありません。LinkStation自体の動作音は殆どないので電源を入れっぱなしでも気になりません。エンデバーは結構うるさいので、余計静かに感じます。

こうして、いとも簡単に超小型のネットワーク・ジュークボックス、兼バックアップディスクができあがったのでした。ところで、ジュークボックスという言葉は最近の人には通じないか?

しかし、たとえ小さくてもハードディスクが回転する装置をずっと電源入れっぱなしというのも気になる。壊れないか心配だ。結局、普段は電源を切ってあることが多い。いざ、2階の部屋で音楽を聴こうと思ったら、1階まで降りてきてLinkStationの電源をいれなきゃだめだ。これじゃ、エンデバーのときと同じだ(^_^;; ダメじゃん。

このことを旦那に指摘したら、なんとLAN経由のリモート操作でLinkStationの電源をONにする仕掛けを作り始めた。秋月という秋葉原のお店でPICNIC(PIC Network Interface Card)というキットを買ってきてLinkStationと繋ごうとしている。旦那の受け売りですが、PICNICは前に旦那が電子工作にはまったPICというマイコンを使ったもので、LAN経由で色々なもののスイッチのON/OFFができるものとのこと。

まだLinkStationとの接続まではできていませんが、無線LANに繋いで、1階から2階の部屋の室温と明るさを調べられるようになっています(ほとんど意味無い)。その様子が以下の写真です。プラスティックケースの中がPICNICというものです。エンデバーのIE(internet Explorer)からhttpでアクセスして使います。

PICNICと無線LANのメディアコンバータ

原理的には地球の裏側、とまでいかなくても日本中のどこからでも、インターネット経由で我が家の電化製品のON/OFFや、照明がついているか分かるというモノらしい。実家に付けて母の様子を見るのにいいか? そう言えば、年老いた親が電気ポットを使うとその様子を知らせてくれるサービスもありましたね。

この先、LinkStationに繋いでIEからリモートでLinkStationの電源を入れたり、切ったりできるようにするとのこと。そうなれば音楽を聴きたくなったら2階からでもLinkStationをONにできる。また、普段は大して電力を喰わないPICNICだけ電源を入れておけばよいので電気代も気にならないし、常時稼働でLinkStationが壊れる心配をしなくてすむ。かな? また新たな課題がでそうだが。

でも、この位のことは予めLinkStationに組み込んでおいて欲しいよね。バッファローさん。必要なときにだけ電源を入れたいというニーズは結構ありそうだよ。それとも我が家だけ特別なのかな?

さて、このようなネットワーク関係の増強(かな?)我が家ですが、ついにTEPCO光のサービスエリアに入った。さっそく申し込みました。いよいよ光の国の仲間入りです。不安定なADSLは1Mbps程度しかでないし、結構切れるので、光に大いに期待しています。ちなみにNTTの光ファイバ、Bフレッツはまだサービスエリアにならない。TEPCO光の続報は乞うご期待。

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