149 電子工作祭りに行ってみた(2010.12.19) 前話のおしまいに年内更新は放棄と書いたが、12月5日に電子工作祭り2010に行ってみたので書いてみます。電子工作コンテストというものに夫婦ユニット?で応募し、各賞のノミネートに選ばれたのだ。入場料2,000円(前売りは1,500円)でしたが、賞にノミネートされた人は無料招待。ということで、12月としては暖かい日曜日に会場となったお台場の東京カルチャーカルチャー(略称:カルカル)まででかけた。
りんかい線に乗って最寄りの東京テレポート駅に着くと、目の前にニフティ・デイリーポータル Zの林祐司さんがいた。きっとデイリーポータル Z賞の贈呈に行くのだろうと、後を追って会場に向かう。周辺情報を調べずに来たが、ヴィーナスフォートとかトヨタのショールーム等、きらびやかな建物が続くオシャレな場所だった。
少し早めに着いたのですが、すでにコンテスト参加者は何人か来てました。スクリーンがよく見える席に座ると、隣にはうちの長男ぐらいの男の子がいます。夫は早速、コンテスト参加の作品を見せ合ってました。ミンティアのケースを利用したディスプレイを見せて貰いました。私はオバチャン魂丸出して「学生なの?」「やっぱ工学系?」などなど根ホリ葉ホリ聞き出してしまう。カルカルは飲食ができるイベント会場だ、折角なので昼間からビールとつまみを食べながら開始を待つ。
ご高齢ご夫婦もお見受けしたのですが、どうやらお孫さんの応援に三世代で駆けつけたようです。学生が多いのかなと思っていたが、子供連れのお父さん、40代の会社員風等などがノミネート席に集まりました。私の隣は美大生風のオシャレなお姉さんでした。ニコニコ動画の生中継のカメラ(NKH)も入り、なんとNHKの取材まできていました。
イベントは、定刻にスポンサー会社の実行委員の司会で始まりました。審査員は大学の先生、PICの先生、明和電気の社長さんです。特別ゲストに電子工作アイドル:天野あいちゃんです。電子工作と言うニッチな業界を対象にしたアイドルです。
まずは大賞ノミネート5作品のプレゼンテーションです。1番、電気自動車の製作ですが、コレが電子工作と言えるのか? 車検までとって公道を走れるスグレもの。 2番、自立型玉乗りロボット、加速度センサーを使って玉乗りをする手のひらサイズのロボット。アクリル板の形成から入ったと言うだけに筐体が綺麗。 3番、LED タイル電子ブロック一番電子工作らしい作品だが、電子回路シミュレータって普通の人には判りづらい。 4番、狙って撃つリモコン、アイデアはとても良かったけど、基板剥き出しの作品では完成度がイマイチ。でもアイデアがよかったのでこの作品に投票した。 5番、撫でると音の鳴る木製のカバ、技術的には簡単そうだけど木目の綺麗さや癒しの形が可愛い作品でした。以上、電子工作の技術もない私の独断の感想です。
3,4番あたりから、都会に来た疲れと昼酒でうとうと状態です。大賞ノミネート者のプレゼンの後に会場からの投票と審査員の審議で大賞が決まります。その間の交流会、先月のMake Tokyo Meetingで見かけた作品や作者も大勢見かけた。同好の士が作品を見せあって技術、金銭問題、時間捻出、家族の理解、置き場所、疲労回復術など電子工作に関するあらゆる話題を話し合う(嘘)。
大賞の発表の前に、各企業協賛賞の発表です。今か今かと待ちわびていましたが、ついに呼ばれることは無く残念。ミンティアの学生さんと、お隣のオシャレなお姉さんは受賞できました。自作のバーサライタに「電子工作祭り」などのパターンを入れて持参したので、さり気なく振ってみましたがあんまり注目されず。最後に帰るときに「電子工作祭りらしくて面白い」と見知らぬお兄さんに声かけられて嬉しかった。ありがとう。
大賞は5番のカバに決まりました。アイデアと工作の部分で完成度の高い作品が選ばれたように感じました。アイデア・電子工作の知識・綺麗な筐体を作る技術・審査員に受けるプレゼンテーション、これらの力がバランス良く配合できると大賞が狙えます。
夢から醒めたようにカルカルを後にして、遅めのランチにヴィーナスフォートに寄ってみる。天井に雲が投影されたオシャレな内装で、若い家族連れで混んでいる。丁度、噴水広場でクリスマスツリーのライトアップイベントに遭遇、6人の女神が願い事を叶えてくれるというので末っ子の合格祈願。光が規則的に変化して最後に雪が降ってきて綺麗でした。また、この日は犬のイベントがあったようで豪華な犬達に会えたのも嬉しかった。
2010年の目標、「珍しいイベントは見に行く」の最後を飾る華々しいイベントでした。来年を目指して、よいアイデアを見つけるためにも週末はボチボチ散歩してブレインストーミングだ。
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