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132   暑かった夏のDIY (2007.10.28)

昨年後半から日曜大工づいている。ちょっとした我が家のマイブーム。少しずつ修理が必要なところが目立ち始めたことと、何か作りたいという気持ちにくわえ、インターネットでプロの技術、道具、製品情報が簡単に見つかることが大きな要因になっている。やりたい事を検索すると大抵見つかる。感謝。近所にホームセンタが充実してきたことも大きい。

DIYイコール日曜大工という雰囲気があるが、日曜大工だけではないと思う。ふつうはプロに頼むことを自分でやるのがDIYだ。楽しみながらできて、お金も節約できればうれしい。納得するまで時間をかけられるし、多少仕上がりに難ありでも満足。今夏まで続いた野球部の長男の丸刈りもDIYだ。と、思っている。バリカン購入代の元は十分とれた。しかし、今回は日曜大工系のDIYの話し。

今年の暑かった夏、庭に小さな物置を作った。昨年秋にウッドフェンスを作った(こここちら参照)ときの板材が結構余ってしまっていたので、これをなんとか片付けるのが一番の目的。できるだけ新しい材料は買わないですまそうとしたが、結果的には結構買ってしまった。

週末や夏休みに作業を行ったが、とにかく暑くて10分も作業すると汗びっしょり。熱中症も心配なので午前中の涼しい時間にと思うが、それなりの騒音がでるので住宅地にある我が家ではそれほど早くからは始められない。1時間もするとクラクラしてくる。というわけで1日に1時間か2時間くらいしか進まない。7月の始めに作業を開始し、完成したのは9月中旬。2ヶ月半もかかってしまった。

大変だったのは残った短い板材を無駄なくうまく板取りすることと、板を並べて壁にするので雨水が入らないように板材の端を半分づつ欠いて合わせる「相決り(あいじゃくり)」加工(こんな言葉もネットで知った)することだった。専用工具があればあっと言う間だろうけど、そんなものはないのでやたら時間がかかった。幅9センチ、長さ45センチくらいの小さい板なのでとにかく枚数が多くて大変。キシラデコールという防腐効果のある塗料を塗るのにも手間がかかる。雨が直接かかるので内側も含め組み立て前に塗装した。

木材の加工と塗装が終わったら壁と扉の組み立ては比較的すんなり進んだが、最後に時間がかかったのが屋根。あまり考えずに行き当たりばったりで作業してきたので悩んだ。ホームセンタにでかける都度、ポリカの波板やトタンなどよさそうな材料を探した。結局、見栄えを考えてシングル葺き。この情報や技術もネットで収集。

作業にあたり作成したのはパワーポイントで描いた簡単な図面のみ。今回の記事でパソコン考現学に関係しているのはこれと、DIY情報をネットで検索したことくらい。これが苦節2ヶ月半で写真のようになった。そのうち、DIYのページを作って詳しく記録しておきたい。作った。(2007.11.4)

パワーポイントで描いた図面 物置完成写真

庭仕事のついでに、隣家との間の細長いスペースをきれいに整理した。古くなったプランタや植木鉢が置いてあり、長年雑草が生え放題だった。雑草を取り除き、プランタを捨てる。不要になったプランタやプラスチックの大きな植木鉢を捨てるのに一苦労。

町田市ではゴミの回収が有料で、回収用のゴミ袋をスーパで買ってくる。大きなプランタなどは燃えないゴミ用の一番大きな袋に入らない。ノコギリで小さく刻んでなんとか収めた。将来ゴミになるものは買うのをやめようと思わせ、ゴミ削減に効果がある(笑)。

その後、土をならし、雑草を生えなくする黒い遮光シートを敷き、砂利を入れた。砂利を入れると人が歩くときに音がするので防犯効果もあるらしい。あまり人目につかない場所だが、黒い玉砂利ではなく明るい石を入れた。一袋15キロで30袋くらい。計450キロ。一度に車に積めそうになく、2回に分けて購入。子供にも手伝わせ、9月の残暑の中、2週間かけて作業した。上の物置の写真、左下に少し見えている。

ひと夏かかったDIYエクステリアはこれでひとまずおしまい。涼しくなってきたので雑草が生えている庭もレンガなどを敷いて整えたいが、よいアイデアが浮かばずしばらく保留。しばらくは家の中の軽いDIYでクールダウンするつもり。

今回、大物ゴミを捨てたことで捨てることに勢いがついて、古い家具やラジカセ・古着・古本など不要品をガンガン資源回収やゴミ回収に出し始めている。「捨てる技術」という本があったが、捨てるのにもコツというか気力が必要なことを実感。年末の大掃除までにまだまだ捨てたい。

P.S.
今日、町田の街まででかけたが残念だったことが2つ。一つは、新装した東急TWINSに移転した「東急ハンズ」は電子部品の扱いが少なくなり、買おうと思っていた電子工作用ケース(タカチのケースなど)を全く扱っていなかったこと。もう一つは、ハンズになかったケースが老舗の模型屋「おくぬし」ならあるかもと考え、店までいったら2週間前に閉店していたこと。

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