「◎SF誕生
桐朋学園に在学していた金子(洋明)さん、武田(温志)さんは卒業してからそれぞれの大学で自分たちのバンドを始めました。金子さんは国立の音大の女の子を仲間にして、カントリーメッセンジャーズというバンドをくみ、自分たちの発表の場として、スチューデントフェスティバルを企画しました。最初の頃は自分たちの音楽を聞いてほしいというだけでコンサートを開いていました。
第1回のコンサートは1963年8月31日にガスホールで開かれました。そこに出演したバンドは、金子さんのカントリーメッセンジャーズの他に、武田さんが作ったウェイフェアリングストレンジャーズとか、渡辺薫さんが作ったカントリークインテット等、約15のカントリー&ウエスタン系のバンドでした。会場に集まった人は約300人。聞くところによると、その300人も四方八方に手をつくして、やっと集めたそうです。
第3回位からモダンフォークカルテットというフォークソングのバンドが仲間に加わり、少しずつフォークのバンドがふえてきました、その後ブロードサイドフォー、(森山)良子ちゃん、フロッギーズとだんだん仲間に加わり、一回目から出演していた一代目のウェイフェアリングストレンジャーズや、カントリークインテット等は、次々と代を改めたり、解散したりしていきました。
第18回のコンサートが開かれるまでにカントリーメッセンジャーズが解散し、フォークソングブームといわれる時期が来ました。
--以上「SF会員新聞 No.6 1969.8.31 STUDENTS' FESTIVAL」より抜粋--
資料としてまだ抜けているところもあります。情報をおもちの方、ご連絡下さい。
旧 web page では、プログラムの印刷鮮明度の問題で表紙のみ画像とし、出演者等は文字データで掲載しておりましたが「全部みたい」「名前に誤植がある(あえて当時の印刷のままにしたのですが…)」とのご指摘を受けましたので手持ち資料の全ページを画像で掲載することにいたしました。
(見づらい部分がありましたらご連絡下さい。画像修正や文字データなどで補足します。)