2.ふくろう
川井淑子 1999年12月22日 創作
「ふくろう」の折り紙を絵画的に色紙絵につくりました。
次の色紙絵に続いて「ふくろうの折り方」 と「ブローチの作り方」
などの説明があります
トップページへ | 折り紙の目次へ |
ふくろうの折り方
色紙絵の「ふくろう」の大・小を折るには、
(1)目
(2)くちばし
(3)足
(4)下体(胴の部分)
(5)上体(頭と背中の部分)
の各パーツを最初に作ります。次に、下体と上体を合体したのち、目、
くちばし、足をつければ完成です。
以下の各説明図の左上の四角内に示した寸法の和紙を準備してください。
折り紙が初めての方は、最初、やや大きめの用紙で練習しておけば
上手に折ることができます。
説明図の記号は、次の通りです。
用紙の表と裏・・・・・・・・・・・・・・・・・「表」、「うら」
出来あがったときの作品の前面と後面・・「前」、「後」
破線・・・・・・・・・・・・・・・・・この線を谷にして手前に折る
二点鎖線・・・・・・・・・・・・・・この線を山にして向こう側へ折る
赤の矢印・・・・・・・・・・・・・・矢の元を矢の先端へ重ねる
ブローチの作り方
洋服の襟または胸などにピンでとめるブローチを作る場合には、
うえで説明した寸法の和紙を1/2(面積では1/4)に切り、同じように
折ると、4組の「ふくろう」が作れます。
ブローチ用では目玉は白=φ0.5cm、黒=φ0.3cmを使ってください。
折り終わった「ふくろう」の後面に止めピンを接着すれば
出来上がりです。
写真は2000年に高知市で開催された「折り紙シンポジウム」に
参加された国内・国外の方々へのお土産として、川井淑子
の「折り紙教室」の生徒さんが折った作品です。
左の写真は前面、右の写真は後面、
出来上がりの寸法は、横=54mm、縦=41mmです。
フクロウは知恵と幸福 をもたらす
フクロウ(梟)は次のようにも呼ばれています。
「不苦労」は、福が篭る(こもる)、幸せを呼ぶ。
「福労」は、人のために労を惜しまない。
「福老」は、老いて幸せがある。
フクロウの由来は「知恵の神様」、欧米では「森の哲学者」
「知恵と幸福のシンボル」とも言われています。
フクロウを折って、幸せになりましょう。
トップページへ | 折り紙の目次へ |