A23.北海道宗谷地方の気象観測所、2015年8月11日
報告者:木村 玲二
2015年8月11日、北海道の宗谷地方に設置されている気象観測所を訪問した。 (完成:2015年8月18日)
本ホームページに掲載の内容は著作物であるので、 引用・利用に際しては”近藤純正ホームページ”からの引用であることを 明記のこと。
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目次 23.1 見学者 23.2 観測所環境の現状 宗谷岬アメダス 浜鬼志別アメダス 北見枝幸特別地域気象観測所 豊富アメダス
23.1 見学者
木村玲二
22.2 観測所環境の現状
2015年8月11日、北海道の宗谷地方を訪問した。稚内から東に向かい宗谷岬を通り、枝幸 までの道中、いくつかの気象観測所を訪問したので報告する。なお、2007年における稚内 地方気象台と宗谷岬のアメダスについては
「78.稚内と宗谷岬の観測所」
に詳しく紹介されているのでそちらをご覧いただきたい。
宗谷岬アメダス
宗谷岬アメダスは、日本最北端の地ということもあり、有名な観光地内にあり、宗谷岬 灯台に隣接している。アメダスは、灯台がすぐ側にある以外は、ほぼ360度解放されている。 海に面している以外は牧草地であり、下草の管理さえきちんと行っていればかなり観測 環境に恵まれた場所であると感じた。
写真23.1 宗谷岬アメダスの北西側を望む(2015年8月11日撮影)、
露場内の下草と周辺直近(西側)の背の高い草がやや気になる。
写真23.2 宗谷岬アメダスの西方からの遠景(2015年8月11日撮影)、
南側、西側、東側は解放感あり。
浜鬼志別アメダス
浜鬼志別アメダスは、国道沿いの海に面している以外は、牧草地に囲まれていた。 周辺にはいくつかの建屋があるが、周辺や露場下草の管理さえ行えば、周辺環境がよいので 貴重なデータを取り続けることができると思われた。
写真23.3 浜鬼志別アメダスの北東側を望む(2015年8月11日撮影)。
写真23.4 浜鬼志別アメダスの南東側を望む(2015年8月11日撮影)。
北見枝幸特別地域気象観測所
北見枝幸特別地域気象観測所は、2004年10月に「測候所」から無人化された観測所 であり、枝幸町の町の中にある。周辺は住宅地であり、住宅地の中にあるという点では 鳥取県の境の観測所と周辺環境は似ていた。周辺宅地の建蔽率は境よりも小さいと 思われるが、今後宅地化が進めば観測値にも当然影響が出るであろう。北と東、 約300mは海である。
写真23.5 北見枝幸特別地域気象観測所(2015年8月11日撮影)。
写真23.6 北見枝幸特別地域気象観測所(2015年8月11日撮影)。
上:北側を望む
中:西側を望む
下:東側を望む
豊富アメダス
豊富アメダスの周りは防雪林、工場の建物があるが、アメダス周辺約100mは解放されて おり、比較的観測環境に恵まれた場所であった。写真23.7(右)のように、 雨量計には風よけが装備されており、高さはざっと4m近くある。
写真23.7 豊富アメダス(2015年8月11日撮影)。
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