A07.津山観測所見学、2011年6月5日
報告者:桑形恒男
2011年6月5日に行った津山特別地域気象観測所の見学会報告である。 (完成:2011年7月25日)
本ホームページに掲載の内容は著作物であるので、 引用・利用に際しては”近藤純正ホームページ”からの引用であることを 明記のこと。
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目次 7.1 はじめに 7.2 見学当日の状況について 参加者 7.3 おわりに
7.1 はじめに
2011年6月5日に津山観測所(津山特別地域気象観測所)の見学を行った。見学前日の夕方に津山に 到着し、津山駅前のホテルアルファーワン津山に宿泊した。チェックインを済ませた後、暗くなる まで多少の時間的な余裕があったので、市内を少し散歩し津山城址の麓まで足を運んだ。 駅のすぐ北の吉井川にかかる出雲街道上の橋から眺める風景には、どことなく風情を感じるものが あった。
写真7.1 出雲街道上にかかる橋から吉井川(西方向)を望む(2010年6月4日撮影)。
7.2 見学当日の状況について
参加者(敬称略)
(本会メンバーの5名)
廣幡 泰治
岡本 成二
古園 勝啓
松崎 博子
桑形 恒男
見学当日(2011年6月5日)の9:00に、廣幡泰治さんがホテルアルファーワン津山のロビーまで迎えに きて下さった。 廣幡さんは神奈川在住の「気候観測を応援する会」の会員であるが、この時期は津山近郊にある 実家の農作業のために、こちらに滞在されているとのことであった。
見学には岡山市在住の松崎博子 さん(就実大学講師)も同行して下さった。松崎さんには、今回の見学を機会に、「気候観測を 応援する会」にもご入会いただくことになった。
廣幡さんの車で津山観測所に向かい、9:30ぐらいに現地に到着した。観測所には岡本成二さんと 古園勝敬さんも来て下さっていた。お二人は廣幡さんと同じく、「気候観測を応援する会」の 津山観測所地区メンバーである。津山観測所に来るのは初めてであるが、観測所は人里からは少し 離れた小高い丘(丹後山)の上に位置し、観測環境が良好であることが理解できた。
すでに近藤純正先生のホームページでも説明されているように、観測所の西側にあった桜並木の一部は、 地元町内会のご好意で2010年2月に伐採されたため、観測所露場の風通しも確保されている。 (
「M49. 気象観測所の周辺環境を守るー津山2」
を参照。)
その一方で、観測所敷地の南西側のフェンスのすぐ外側に、高さ2mほどの樹木が生長しつつある ことと、その隣に新たな苗木が植樹されていることが確認された。これらの樹木に関してはなる べく1m以上に伸びないよう、適切に管理していく必要があると判断された。具体的な対応については、 「気候観測を応援する会」の津山観測所地区メンバーの方々に、地元関係者との調整などをして いただくことになった。
写真7.2 津山観測所の近くから、津山市内(北西方向)を望む(2011年6月5日)。
写真7.3 津山観測所敷地の南西側から敷地内を撮影。中央左側のフェンスの外側に生長しつつある 樹木が確認された(2011年6月5日)。
7.3 おわりに
今回の訪問により、津山観測所が国内のバックグラウンド温暖化量を監視するのに適した重要な 地点であることを、身を持って実感することができた。地元では、町内会青壮年部のメンバーに よる観測所周辺の美化活動も、定時的に実施されているという話である。今後ともそのような 活動が継続され、津山観測所の観測環境が良好に保たれることを願うばかりである。
私自身も機会を見つけて、また訪問したいと思う。
今回の見学に際しては、廣幡さんをはじめとした「気候観測を応援する会」の津山観測所地区 メンバーの方々には、大変にお世話になった。この場を借りてお礼をさし上げます。
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