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いままでの言葉: 2008年

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12月の言葉: 「人間,五十ともなると優しさ,皮肉,いやらしさ,多くの逸話が鬱積しているものだ。」 by ホルヘ・ルイス・ボルヘス
from 「「千夜一夜」の翻訳者たち」(土岐恒治訳『永遠の歴史』 筑摩書房, 2001.3.)[amazon | bk1]
11月の言葉: 「好きなくせにいじる。やっぱり倒錯的だ。」「好きだからいじるんだよ。」 from 小笠原博毅「終章 サッカーの詩学と政治学に向けて」
有元健, 小笠原博毅編『サッカーの詩学と政治学』(人文書院, 2005.10.) [amazon | bk1]
*ストラカン監督: セルティック監督。なんとなく妖精小人っぽいと思うのだが、誰も同意してくれない。
**なんちゃって: 規定の枚数にかろうじて達していたから卒論の単位をくださったのだと。とりあえず,Cultural Studiesを「文化研究」と訳してはいけないことは知っているレベル。理由はわかりません(^^;
10月の言葉: 「青年期に小説を読むことで身代わりの犯罪体験をしたものが分別のある大人になるように、」 by ド・クレヴィソー勲爵士 from 「アトゥンの指紋」
T.S.ストリブリング ; 倉阪鬼一郎訳『カリブ諸島の手がかり』(河出書房新社, 2008.8.) [amazon | bk1]
9月の言葉: 「そして,わたしは彼にとってエキストラの一人にすぎず、彼と喜びを共有することによって、それを二倍にすることができるただの他人だと知ったのだった」 by セヴェリアン
ジーン・ウルフ ; 岡部宏之訳『新しい太陽のウールス』(早川書房, 2008.8.) [amazon | bk1]
8月の言葉: 「しかるにじつは,<<驚異>>を創るのは,ある現象の原因を説明することのできない,わたしたちの無知なのだというべきです」 by ティルベリのゲルウァシウス
池上俊一訳『西洋中世奇譚集成 皇帝の閑暇』(講談社, 2008.7.) [amazon | bk1]
7月の言葉: ♪Wenn nicht jetzt, wann dann?♪(If not now, when then? 今ではないとしたら,それは何時?)
von de Hoehner und die Deutsche Handball Nationalmannschaft
*『残酷な方程式』『岡本綺堂随筆集』『今日の早川さん』2,『ヴィンランド・サガ』6,『ファサード』15
**Cグループをネグって均せばであって,土日ともなれば酷いものでした。7月は再放送で補完しちゃったし(^^;;
***ブレーメンでからかわれていたのでついってことらしく,WOWOWのアナにまで「この人あたり」と名指しされた人がいます(笑)きっとロッカーでは
カピタン「なんかいったんだろ」
フリンクサー「別に。ほんとのこといっただけ(ボソボソ)」
(一同心の声)「やっぱり…」
のっぽくん「イヴァンがからかうのとは言葉の重みが違うってわからないのかいっ(怒)」
ってことで,ライン際まで出張してファウルくらわせたのかしらとか……すみません,すみません,妄想です。
****この曲はブレーメン・サポのブロガーさまのエントリに教えていただきました。多謝。録画風景はようつべにあがってます。
6月の言葉: ♪"Dieses Jaaaahr geht das Fussballwunder weiter."
by Revolverheld "Helden 2008"←クリックしてしばらくお待ちください。全部聞けます,落とせます。
*ごめん,サエンコ,君はロシア人だったね。ニュルンベルクで楽隊と薬屋を苦しめてくれたからすっかり記憶から抹消していたよ。
5月の言葉: 「言うまでもなく内容はひどいもので,稀に古書目録などに載っているのを見つけると,極力入手して焼き捨てるようにしている。」
from 南條竹則編訳『アーネスト・ダウスン作品集』(岩波書店, 2007.5.) [amazon | bk1]
4月の言葉: 「ただ,あまり眼が利き過ぎるのも寂しいものだ――と思わせるふしが無いでもない。」
from 須永朝彦『日本幻想文学史』(平凡社, 2007.9.) [amazon | bk1]
*日夏耿之介は4年前に発見しました<遅すぎ。
3月の言葉: 「宜しく頼むと云われても,これは余ほどの難物である」
from 岡本綺堂『飛騨の怪談』(メディアファクトリー, 2008.3.) [amazon | bk1]
こんなこと書いてた割に三次元はダメだと思っていたんですよ。ところが,海の向こうの作品**を読んでしまって(Lutcher/Lahmyの珍しい組み合わせだったのでつい……って言い訳するか),そうか一人称が“ぼく”か“オレ”か“私”か,特定できないからダメだったんだ,と気づいたらなんか解決<おぃっ。同時にこれは何か違うって醒めてしまうこともわかって,でも,これ以上は語りません(^^;;
**その筋ではdrabbleというものと,あとで調べました。 私の英語力ですらすら読めて,ゲロ甘のシチュエーションがすんなり理解できたってことは,もしかすると同胞の書いたものかもしれません。少なくともネイティヴじゃないらしかったので。
2月の言葉: 「 英国とわが国は,昔から仲のよくない親戚づきあいのような関係性にある。」by カール・ハウスホッファー
from 野阿梓『伯林星列』(徳間書店, 2008.1.) [amazon | bk1]
1月の言葉: 「私は健康の衰えやらその他の人の世の禍いやらから,なんとか笑い(マース)の力で身を守ろうと,不断の努力を重ねながら生きている身でございます。」by トリストラム・シャンディ
from ロレンス・スターン ; 朱牟田夏雄訳『紳士トリストラム・シャンディの生涯と意見』
今年の年賀状(鼠尽くし)の引用元です

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