去年の9月 と同じようなところに
同じような小枝が落ちているな、と思って良く見たらまたしても
ナナフシだった。ここは森からの訪問者が吹き溜まる場所らしい。 近づいて手にとってみると、動いた! 生きてる! そして頭がついている! 脚6本のうち2本がもげ、胴も無くなっているが、元気に動き回る。 擬態の生物なので、じっと枝のふりをして動かないモードと、 スタコラと逃げてゆくモードの2つがあるようだ。 |
デジタルカメラのマクロモード
で頭部を拡大して撮影すると、こんな感じ。
丸っこい頭に、丸い眼。眼の上に角のような突起もある。 長く伸びる前脚は、付け根のところだけ細くなっていて、 両腕をぴったり前に伸ばした時、付け根のすき間にすっぽりと 頭がはまり込むようになっている。これも天敵に頭の存在を悟らせず、 枝になり切るための工夫なのだろう。 妥協なく細部まで良く出来ている。驚くべき進化の力。 この撮影の後、もといた発見場所へと返してあげました。 |