データ・バックアップ
マッキントッシュ時代
もっぱらフロッピーディスク。2015年までに数百枚のフロッピーディスクを保管していたが完全廃棄。
Windows98時代
ノートパソコン(Sharp Mebius MN-530-X16)のバックアップはZIP100でバックアップを取っていたが、容量不足でPCカード経由(SCSI)の外付けCD-R/RW(RICOH
MP8040SE)に代えた。
Windows ME時代
Dell Dimension 4100 (Windows
ME)のデータバックアップは内臓CD-RW(600Mbyte)で行なってきた。しかしデジカメのアルバムが増えてマイ・ドキュメンツが
3.5Gbyteに、フロントページで作成したHTML文書が1.2Gbyteになってしまい、CD-RWでは枚数が増えて管理がむずかしくなった。
DVD-RW/Rドライブを外付けで買っても1枚4.7Gbyte-9.4Gbyteしか記録できない。またDVD-RW/RドライブはUSB2.0またはIEEE
1394対応である。しかるにDell Dimension 4100にはUSB1.1端子しかないので、断念。
結局ポータブルの外付けHDでバックアップすることがベストと判断。
2003年11月、USB1.1/2.0対応、20GbyteのBuffaloHD-PU2/UCを選んだ。150gの軽さである。電源はUSB経由なのでそのまま差し込めばよい。

BuffaloHD-PU2/UC (20Gbyte)
USB1.1の伝送速度が12Mbpsのため、4.7Gbyteのバックアップに1時間かかった。
ファイルシステムはFAT32のため2Gb以上のファイルサイズは扱えないという制約がある。
バックアップしたファイル構造など変えた場合、そのまま上書きするとデータにダブりが生じるので一旦全て消去しなければならない。このときギガ規模のファイルを一挙消去しようとゴミ箱に捨てるとシステムがフリーズする。少し
づつ消す必要がある。
BuffaloHD-PU2/UCはWindows XPとUSB1を装備したVAIOノートとのデータ互換も可能。
Windows XP時代
Windows XPとUSB2を装備したDell Dimension8400ともデータ互換が可能。転送速度も早い。Dell
Dimension 4100とVAIOノートからのデータ移管・共有もすべてBuffaloHD-PU2/UC経由でおこなった。
Dell
Dimension8400内蔵HDのコンテンツが80Gbyteになり、ブートも不安定となった。
20GbyteのBuffaloHD-PU2/UCでは全てをバックアップできないため、2007年3月、I-O
DATAの320GBのHD (HDH-U320SR)を購入した。まず電源をonにしてからUSB端子を差し込むと認識される。逆はだめ。電源スイッチがonとautoがあるがautoにすると転写時間が異常に長くなるので注意。
ミラーリング実現するにはソフトを別に購入する必要があるし、HDの寿命」も短くなるのでしない。

I-O DATA HDH-U320SR
(320Gbyte)
Windows7時代
2011/8/12 Lacie/ELECOM LCH-MN*TU3外付け2TbハードディスクをInspiron 15 3000 Seriesと一緒に購入。
PCへの接続はまず電源を入れてからUSB端子を差し込む。逆は認識しない。
Lacie
大体毎日使うPCの寿命は5年だが、外付けHDはバックアップ時にしかスイッチを入れないので長寿命である。そこで写真などは2台の外付けHDに同じものを保管することにする。
Windows10時代
2017年にはいり、Inspiron 15がブートしにくくなり、古いDell Presision M6500に
戻った。マック時代から使っているFileMakerのデータをLacieから移そうとしたが、HDのUSBをDell Presision
M6500が認識しなかった。M6500は丁度USB2が出てきたころの製品のため、USB1とUSB2の両方が装備されている。間違った穴に挿入したの
が無視された原因と判明。なかなか貞操が固い。最近はUDB3も出てきたとか。ややこしい。UDB3は穴の中が青色をしているという。
USBはウィルス感染の危険があり、PCとHD全てだめにした友人がいるので、信用できる人のマシンしか挿入はできない。そういう意味で必ず感染チェックしてくれるGoogleDriveはいいがせいぜい10GB程度だ。
さて歴代PCから受け取った主として写真、ビデオ、音楽、その他すべての文書を収納した外付けHDの総容量は583GBであった。これを新しいPCに転記するのは時間がかかるのでそのままHDの中で眠っていたのを発見。
中身を見て、2011年の福島事故以降、論文や論評に夢中になっていてパソコン趣味や政治はすっかり忘れていたことに気が付く。
2017/4/6、今使っているM6500に時間をかけて、2008年9月にiTuneでCD110枚から取り込んだ3,455曲、12.18Gb、演奏時間8.9日分をLacieからPCに取り込んだ。
クラウド時代
<Google Drive>
永らく重要なファイルは外付けHDに時々バックアップし、PC間のデータ移動にはUSBを使ってきた。そしてクラウドサーバーをバックアップに利用することはためらいが
あった。しかしそのHDも接続できなくなったり壊れるリスクもある。20017/4、アンドロイドOSスマートフォン2世を購入したのを契機として
GoogleDriveを利用することにした。そうすると
PC1←→Google Drive←→PC2
↑
↓
アンドロイド・スマホ
が可能となり、いつPCが故障しても安心となる。
このGoogleDriveを使うためにはPCのブラウザー(Google Chromeが望ましい)で
GooglePlayを開け、GoogleDriveのダウンロードボタンを押すとブラウザーの下部にexeファイルがダウンロードされる。これをインストールし、Google
IDとパイスワードを打ち込む必要がある。そうするとMyDriveの中身が見えるようになる。
My
Driveは15GBまでは無料。既に8年間でGmailが5GB占拠していた。
My Driveの中のデータにはPC上のデータと同じようにドラッグやクリックで使える。ただしドラッグするとMy
Driveのなかが空になってしまう(実際にはTrashにはいっているだけで、ブラウザーでGoogleDriveを開けこのトラッシからdelete
しない限り失われない)のでコピーして取り出さねばならない。
GoogleDriveはダウンロードせずともブラウザーでもGoogleDriveを利用できるが、データを取り出すことはダウンロードすることになり、都度、ウィルスチェクされ面倒である。
GoogleDriveをインストールすると同時に頼みももしないのにGoogle Docs、Google Sheets、Google Slideがダウンロードされる。そのうちGoogle Slideは膨大なパワーポイント資産の公開に有効と分かる。
FileMakerのデータは予めFileMakerを立ち上げておいてからこのデータを選べば読めるし改訂も出来る。
アンドロイドOSスマートフォン2世を持ち歩いているということはこのクラウドも持ち歩いていることになる。ただスマホに有料のFileMakerアプリをインストールしていないので読めない。
ウェブサイトの原稿をGoogleDriveに保存して置いてGoogleDriveを共有している複数のPCで原稿作製・改訂・サーバーアップロードを
行えば、PC故障時も途切れることなきサイトの管理を続行できる。ウエブサイトのアップロード時の情報の流れを見るとGoogleDrive→PC→サー
バーとなり、情報の流れは無駄に思える。クラウドはある意味で光ファイバーの伝送能力の浪費のようにも見えるが回線の共有というメリットのほうが大きいと
いうことなのだろう。それでもいつか限界が来る。
米国の企業はメーンフレームを破棄してしまったのでほとんどクラウドコンピューテイングに移行しているようだ。彼らのクラウドサーバーはPCを並列に並べたもので貯蔵はフラッシ・メモリーでこれが安くなったのがクラウドビジネスの駆動力のようだ。
アマゾンがこれで大儲けし、マイクロソフトが追っているとか。日本の弱電メーカーはPCとスマホの製造能力を失ってから甘い官庁関係のシステム構築で生き
延びているようだが、有能なプログラマーを養成していなかったため、政府と共倒れになると予想している。それに信頼性が高く、安いサーバーを構築する能力
があるのだろうか?
GoogleDriveは15GBまでは無料ですから有料にすると突然言われても文句はいえません。しかしGoogleDriveが有料になったらバック
アップは就寝まえにアマゾン価格3000円の128GB MicroSDをUSB端子に挿入するということで対処できます。安くなったものです。
<連絡先>
契約しているプロバイダーの朝日ネットから全メールをG-mailに転送する設定をしたおかげで連絡先も全てGoogleクラウドに自動的に再構築されている。これでPCが故障してもアドレスが消える心配は無くなった。外出
時はスマホでクラウドに保管されたGmailを見ていることになる。ただメールは家でOutlookで書き、送信している。
<Google Photo>
最近はスマホの内蔵カメラで満足している。撮影後、映象はシステムメモリーにするようにカメラを設定しておくと、自動的にクラウドにバックアップを作ってくれる。
そしてアルバムも自動作製してくれる。特定の人と共有するアルバムを作って共有設定にし、そのメールアドレスを指定すればアルバム共有も出来る。
<MicroSD Card>
128HB MiscroSD
Cardは3,000円である。このサイズは私のPCのHDの中身と同じ。すなわちPCのHD内の全てのデータをMiscroSD Cardに入れスマホに装着すれば全データを持ち歩けるということになる。
ただ紛失
すればMiscroSD Cardはロックできないから、データ流出事故は防げない。
精々好みの音楽データ位を持ち歩くのが適切だろう。
November 25, 2003
Rev. February 10, 2019