メモ

シリアル番号 表題 日付

1343

水道道路

2012/06/23


自分の住む、七里ヶ浜に電力を供給する変電所を探して地図を見ていると、鎌倉変電所から斜めに西北の方角に真っ直ぐどこまでも伸びる道路を見つけた。これは、横須賀水道道路とある。

調べると1912年〜1921年に海軍により敷設され、戦後横須賀水道局の管理下におかれたものであるとある。中津川の半原水源地から横須賀の逸見浄水場までの総延長53kmの長さで既存道路は完全無視の一直線ルートとなっている。この水道道が急に曲がるのは 10か所のみであるといわれる。20インチの鋳鉄管を使用し、落差約70mの自然流下方式と軍の力であろう。2000年に半原水源地の上流に宮が瀬ダムが作 られたため、この半原の取水は2007年(平成19年)より停止されている。

相模川の城山ダムから取水する横浜水道道路もその北側に平行してある。かって横浜市にすんでいたころは三保市民の森で川井鶴ヶ峰導水路が谷にかかる橋の上をながれてをみたことがあるが、これは支線のようだ。

最も有名なものは江戸時代に多摩川から取水した玉川上水だろう。玉川の名はこれを開発した玉川兄弟由来だと飯島先生から教わった。

これらは一部地元の生活道路となっているが、部分的で途切れているために交通量が少なく、格好の散策路、サイクリング道路となっている。巡礼程ではないが隠れたウォーキング・ルートとして親しまれているようだ。


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