なにわつうしん 8月

もくじ


「塩ちゃんのはかたより」特別編:なにわつうしん 8/17  号
久々の「なにわつうしん」・・・と言いたいとこだけど、
只今なにわバテ中の為、いましばらくお待ちください、ってなわけで、
「はかたより」からお届けします。

「塩ちゃん遂に九州最南端に到達!」の巻
かれこれ15年近く前、北海道稚内の「日本最北端の地」に愛車
VF400でたどり着き「次は最南端だあ〜!」と一人心に誓った
あの日から、随分と長い年月が経ったものだけど、遂に行って
来ました「佐多岬」。しかも今回は奥様を後ろに乗せての、タンデム
ツーリング。3日間で南九州一周、全走行距離約1000キロ。
30代も半ばを迎える男にとっても、久々の走りとなる愛車CB750
にとってもかなりハードな状況での念願成就。展望台はどーってこと
なかったけど、亜熱帯樹林や太陽光線は、まさに南国そのもの。
指宿温泉の砂蒸し風呂、桜島、宮崎の豪快な日本海、高千穂峡、、、
鹿児島ラーメン、宮崎地鶏、冷汁。短い夏の休日を楽しんで参りました。
「日本列島南北制覇だあ!」と喜んでいたら、横から奥様の一言
「日本の最南端やったら沖縄やろ!」 「・・・」 まだまだ旅は続く、、、
でもJR最南端「西大山駅」は間違いなく最南端だろ!どうだ!!
・・・しかし我ながら「岬」とか「最○端」とか好きなのは不思議
だなあと思う。現実逃避の願望がそうさせるのでしょうか??
で、「日本最南端ってどこなの?」



「塩ちゃんのはかたより」特別編:なにわつうしん 8/25  号
以前「福岡でのいきつけのお店情報」に登場した「壱岐っ娘」。
そこのマスターの弟が大阪で居酒屋を経営しているとの情報を入手。
突撃!隣の居酒屋部隊の我々は(今回は突然登場の穴見と2人なのだ)
早速現地へと向った。生後3ヶ月の良菜ちゃんと奥様を、奥様の実家
(川西)に置き去りにして、新車パジェロミニでソロリと抜け出す。服部へ
向う途中に、石橋駅はある。店の名は「田でん」石橋駅前とのことだが、、、
電話で確認「あの〜駅のどっち側ですか?」「は?山の方だけど」と店の人。
「え駅前ですよね?」「歩いて25分くらいかかるよ」話しが違うよマスター!
車だからいっか。住所を聞いて山方面へ。素人では発見できないであろう
「田でん」も元弁当配達暴走族の我々にとっては簡単なこと(?)夕方5時、
結構交通量のある通り沿いに、まだのれんもかかっていなかった居酒屋
「田でん」を遂に発見!のれんをくぐり(かかってないって!)こんちわ〜、、
わ〜いたいた、、「いらっしゃい!」カウンター越しに壱岐っ娘マスターに似た
弟マスターとご対面。白髪まじりのせいか、弟というより兄さんといった雰囲気
かな。40代半ばの人。「ふ、福岡の、い、壱岐っ娘の、お、お兄さんの、、、」
少々興奮気味にいきさつを説明する俺。最初はけげんそうに「うちは電話かけて
くる人なんて滅多におらんから何事かと思ったわ」と言われ「突撃隊撃沈かあ〜?」
と心配だったけど、カウンター席の常連客もうまく会話に加わってくれて、
徐々に和やかな雰囲気に。「マスター、のれん出してなかったですねえ?」
「ああ、まだ気分がのれん!」「・・」なんて壱岐っ娘のマスターばりのギャグも
早速飛び出す。「兄貴もくだらんギャグ良く言うやろ〜。兄弟の中で一番
ひょうきん者やから」と弟マスター。「それと酒も兄弟一強いよ。店でも飲んで
いるんやない?」「ま、お客さんから勧められれば飲むと思うけど、車ですから」
「あ〜そう。俺は飲まんよ!自分で注いでるから。あ、兄貴には言わんといて
なあ!はは!」エンジン快調。ちびちびビンビールも嬉しくてピッチが上がる。
細長い店内は、手前に10席ほどのカウンター。奥に小さいテーブルが2つの
座敷がある。「マスター1人で切盛りしてるんですか?」「いやあ、客が勝手に
作りますから、、」と本日一番乗りのニコニコ常連客。「この店は遅い時間に
常連さんで一杯になるよ。良く2時、3時までわいわいやってますわ」
「壱岐っ娘も遅くまでやってますの?」と弟マスター。7人兄弟の中で一番年が
近い兄弟とのことだが、10年以上会っていないらしい。顔もやっぱり似ている
けど、ちょっとしたしぐさや表情がウリふたつで、ところどころで弟マスターの中
から兄貴マスターがひょっこり顔を出すような感じで不思議。やっぱり兄貴の近況
には興味があるようで「奥さんと一緒に?アルバイト使っとんの?繁盛してる?
福岡には別の弟がおるんやけど会った?」と福岡の話題で盛り上がる。
「壱岐っ娘」の名刺を見せると「いい番号取ったなあ〜」とニコニコ感心していた。
そのうちに次の常連客もやってくる。「おかえり〜!」と一番常連客。「バタやん
(弟マスターのこと)の兄貴の店のお客さんやて!福岡らしいで!」初対面の
我々もすぐに打ち解けられるような、そんなアットホームな雰囲気のお店だ。
「マスター焼酎ください!」残念ながら銘柄は「壱岐っ娘」じゃなくて「いいちこ」
だった。「俺、壱岐っ娘って焼酎飲んだことないんよ」と弟マスター。
是非、福岡の兄貴の店で飲んでもらいたいもんですなあ。
つまみで注文した「串揚げセット(¥600)」がおいしかった。ころもがカラッと
していてアツアツのうちにソースべったり付けて、フハフハしながら食べると、
ビールもガンガン進む。そういえば「壱岐っ娘」の天ぷらもころもがカラッとしてう
まいよなあ。揚げ物名人の兄弟か?最初「写真は嫌いだから勘弁して!」と言っていた
弟マスターだが、最後はきっちりデジカメの画像に収まってくれた。そして
帰る時には、わざわざ店の外まで見送りに出てきてくれた。「気をつけてな!」と
穴見と握手。「居酒屋の店主が外まで見送りに出てきてくれるなんて、初めて
の経験だなあ〜!」と、穴見と2人で感動。「塩さん、あのマスターカウンターの
奥で涙ぬぐってたよっ」と、穴見に言われて改めてジーンときた。
来て良かったのかどうか、本音の部分は分からないけど、兄弟愛をも蘇らせる
俺達、居酒屋突撃幸せ運び隊。自己満足という意味では、十二分に満足の
ひとときだった。良い気分でほろ酔い状態の我々は、その後服部で2件はしご。
懐かしの「夏の終りのハーモニー」の絶唱デュエットで締めくくるまで、飲んだ。
穴見婦人からの携帯無視しながら、しかも穴見が帰り道迷ったらしく、妻の実家に
帰宅したのは、深夜、、、置き去り状態の穴見婦人と良菜ちゃん他、関係者各位、、
「ごめんね、、、」 (旧友再会フォーエバーヤング)
あとで、ばか親父をコッテリ責めてね。あ、ばか親父って「親ばか」親父って意味ね。

※今回は壱岐っ娘報告用「突撃レポート」も兼ねているので、長くなりました。
  そのうち壱岐っ娘マスターの兄がやはり大阪・森の宮で経営する、
  喫茶店にも「突撃取材」を敢行するとか、、、