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5月7日 (第8日目)

プーンヒル

日の出前にプーンヒルに登り始める。 こちらとしては日の出前の写真を撮りたかったので 早くでるようにガイドには言ってあったのだが、 のんびりとモーニング・ティーが出てきた。 「これで間に合うのかな?」と思いながら、 出発すると同じ目的の人たちで登山道は 大渋滞していた。先頭の子どもがゆっくりと 登っているのはしょうがないのだが、 その周りを大人達が壁となって並んでいるのが 原因だった。ガイドに指示されるまま ショートカットなどをして登り続けたが、 他の人たちに嫌な顔を何度もされて、 この旅行中最も不快な出来事だった。

プーンヒルからは向かって左側から以下の山々が見える。

日、待つ(左がAnnapuruna、中央がFish Tail)

日、昇る
マチャプチャレ

ダウラギリ方面の山々

ダウラギリ
ダウラギリ


ゴラパニ滞在

小学校とダウラギリ
ダウラギリ ホットシャワーを30Rsで浴びた。水は太陽熱で暖めているらしく、午後に 浴びることができた。水ではないという程度で、かなりぬるかった。 シャワー室の扉からはすきま風が吹き込んだ。 テントに戻った後は極度の寒気におそわれ慌ててフリースを来てシュラフに潜ったが 数時間高熱にうなされた。
ガイドブックには「シャワーを浴びるという行為は非常に贅沢な 行為で地元の人には信じがたい。1週間くらいシャワーを浴びずに いられない人はトレッキングに向いていない」などと書いてあったが、 これは違う。彼らはトレッキング中も観光ではなく、生活をしている。 彼らは毎日水で頭をしっかり洗っており、こちらよりもよっぽど 清潔だ。1週間もシャワーを浴びない、という行為自体が 観光だと割り切った贅沢だとも言える。

20時頃からヒョウが降り始める。5月によく降る物らしい。 ヒョウがトタン屋根に当たる音をガイドはポップコーンを作るときの 音だと言って楽しんでいた。
夕立は毎日すさまじいが必ずしばらくするとやむ。雷が だんだん移動していくのが音で分かる。遠くではまだ雷が 鳴り続け、雨が降っていても山がきれいに見えたりする。

ポーター達が夕食後に小屋に入ってきた。いろいろと話をしたが、 彼らは非常に照れ屋であった。 その中でも特に彼らの奥さんの話をすると笑い続けてしまい、 満足に名前さえも答えてくれない。よく分からないがこちらも つられて笑ってしまった。

行列の先頭のろば
トレッキング・メンバー達へのチップはガイドにまとめて渡すことも 考えたが、結局それぞれに渡すことにした。金額を決めて、 必要なお札を計算した。金額はガイド800Rs、コック800Rs、 キッチンボーイ450Rs、ヘルピングポーター400Rs、 ポーター350Rs×3人とした。ポーターにはチップを払わない物だ ということは後で知ったことだが、彼らの日給が本当に100Rs/day だとすると払って間違いではなかったと思う。

不当に高い料金は まじめに働く意欲を失わせる、とガイドブックには書いてあったが 私たちのお金の使い方を見せておいていまさらという気がする。 自然にこちらの気持ちを表現すればよいのでは。


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