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女子柔道・田村亮子ら、
柔道の野村は、今季は休養を宣言しており、5月の挙式後、米国へ留学。一方、田村は今年7月にミュンヘンで行われる世界柔道で前人未到の5連覇に挑むため、20日からは今年最初の全日本合宿に(講道館)参加する。田村は、最大の目標でもあったシドニー五輪後の心境について、初めて具体的に「30歳までは現役でできるような自信が今はあります」と話した。今後は、4月8日に体重別選手権に出場し、5月か6月にはもう一度、世界柔道の会場となるミュンヘンを訪れて下見を十分にすることになっている。
「初めて、先が見えてきた」
ひとつは口ではいくら「次」といっても、本当にその気になるのかどうか、本当の意味での「燃え尽き症候群」は、トップアスリートの場合、競技が上手くいかないからではなく、大きな成果をあげた直後こそ襲ってくるものだと、多くの選手は分かっているからだ。 反対に、金メダルを手にしても尚、何かに突き動かされるという状態だ。 「これだけ忙しい日程をこなしていたら、今本当に自分がどういう気持ちなのかは分からないし、考えられない。すべてが一段落したところで、自分と向き合ってみます」 そうして、福岡で11連覇を達成し、表彰、講演を50近くこなしてわずかなオフがこの1、2月だった。 自分と向き合った答えは、後者だった。 これまでどんな練習やメンタルでの試練を乗り越えてもまったく感じられなかった自信を、自分の競技に対して持てるのだという。
◆Short Interview ──明日から講道館での合宿ですね。いよいよ本格的なカレンダーが始まりました ──シドニーの前後は、アテネ(2004年=28歳)まで、とか、アテネはわからない、今年の世界柔道で5連覇したら辞めるかもしれない、とか年齢との付き合い方はいろいろな表現でしたが ──例えば、5連覇できなかったら、福岡で負けたら、とは考えませんか。負けないうちに辞めてしまおうとか ──かなりモチベーションが高い 立食会場での立ち話と表彰式の間、田村はにこやかに、ていねいに多くの質問に答えていた。ふと足元を見ると、左右の足を畳の上と同じように、交互に払う動作をじゅうたんの上なのに無意識のうちに続けていた。 |