KAZさん、はじめまして。
私は大阪、八尾に住んでおります、Force-Taiと申します。
いきなりのメールで失礼いたします。評価損、たいした額ではありませんが獲得しました。
私の経験で少しでも困ってらっしゃる方の力になればと思い、メールした次第です。
願わくば事故じゃないもっとよい記事ならとも考えますが、同じようにいやな思いを
されている方々の参考になればそれがよい事になると感じております。
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6月7日 午後3時35分頃 に 奈良県の国道25号で追突事故
に遭いました。
私の車は 平成11年式スバルレガシィ GT−B E−Tune 白色
オートマ 走行約 35000km 事故歴なしでした。
私は 自然渋滞の最後尾 におりました。
ルームミラーを見ておりますと勢いよく突っ込んでくるタウンエースのパネルバン
(後が箱になってる車) がおり、 『おいおい止まれよ!』
と思いながら身構えると 「ゴーン!!」
という音と共に車に衝撃を感じました。一瞬でした。幸い、私の前の車には追突せず私も身体を車内のどこにもぶつけずに済みました。すぐに車を降りて追突した加害者に
『寝てはったんか?』 と尋ねると
『伝票を見てました。すいません』 という事でした。
警察に電話 すると共に相手は自分の会社と保険会社
(東京海上火災)
に電話、私は車で事故したのは初めてでしたので ディーラーの担当セールスに電話
してどうすれば好いか相談しました。加害相手と連絡先等の交換
をし、この時点ではお互い怪我がなく自走できたので 警察の指示どおりに出頭
しました。警察では怪我がないので 物損
にて届けました。
それから ディーラーに向かい、相手の保険会社が用意したレンタカー
(レガシィワゴン)
を取りに行きました。担当セールスいわく、『こんなにいっちゃってるのは久しぶりに見ます。ひょっとすると100万コースかも』
という事でした。『こんなにいってたら絶対に身体にきますよ』
とも言われ、『この車も事故車になってしまいましたね。』
とも言われました。6月末に 車で旅行に行く予定 で フェリー等の予約をしてる
のでそれまでに何とかして欲しいとディーラーに伝えました。この時の返事は何とか間に合うと言う事でした。
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翌日に保険会社担当より一回目のTEL が入りました。レンタカーと修理費用は全て保険会社で持つ
との事でした。そんな事100対0なので当たり前やんけ
と思いつつ 事故車になった車の損害
はどうしてくれると尋ねると 「通常は保障外です。」
とあっけなく言われました。
事故より3日目になって首がだるくなり、顔が痺れるような感じなので
保険会社に病院に行く事を確認
してから向かいます。(ディーラーの担当セールスの言ったとおりになってしまいました。)
病院では一応、診断書と薬が出ました。人身に切り替えて事を大げさにしたくなかったのですが加害者から謝罪の電話の一本もないのでこんな人間にはお仕置きをしなければいけません。これまた
保険会社に確認をして人身事故に切り替える事を確認
し、事故現場の警察署に診断書
を持って届けました。人身事故にした場合 保険会社では物損担当と人身担当に分かれる
事をこの時初めて知ります。
病院でもらった薬を服用しても一向に改善しないので、友人に身体の事を相談すると、整骨医院に行くとよいと聞き、これまた
保険会社人身担当に電話確認 をして 整骨医院に掛かりたい
と申し出ると 「整骨医院に行くなんて聞いたことがない。」
と訳のわからない事を言われますがしぶしぶ認めさせ現在も通院中。巷で言うとおりやはり保険会社は
【うそつき】 と確信しました。
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あれやこれやで納得行かないので、こちらから保険会社物損担当に電話
します。答えは同じで
『もし、新車購入で下取り交渉中ならわかるがそれ以外は認められない』
と言われます。(この時点でディーラーより連絡があり、修理が旅行に間に合わないと言う事でした。)
それならばと フェリーのキャンセル料金を支払うように要求
します。が、レンタカーで行けばと言われます。
レンタカーでいいのならわざわざフェリーに乗らなくても現地でレンタカーを借りる、自分の愛車で行くから意味があると粘るが、一向に受け付けてもらえません。そうこうしていると午後5時になったので保険会社は電話を切ろうとします。それでも粘ると担当者は
『もう私では対応できないので代わりの者から連絡させる』
と電話を切られました。
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数日経って別の担当者から電話 が入り、フェリーのキャンセル料は支払う
と言って来ます。私もだらだらと長引くのはいやだったので一旦、しぶしぶ了承します。この後、保険会社から示談書
(車両分のみ) が送付 されてきました。
この夜、KAZさんのHPに出会います。【評価損】
という言葉もこの時初めて知しました。いろんな人がいるものだとじっくりと読み、示談書もまだ書いていないし
ダメもとでやってみよう
と勇気付けられました。入念に作戦を考えました。
保険会社宛てに送付する文面等の内容は、車(レガシィ)の市場価値、HPにもありますように裁判の判例、そして
この車をどれだけ大事にしていたか、もし 保険会社に払う意思がないのなら加害者に請求する
という事、欲張らない事、早期円満解決をしたい
のであって、事故太りをしたいのではないという事、こちらにとって有利な連絡以外は
書面のみで返事が欲しい などを 文章にしました。
まず、レガシィがいかに売れていて、平成11年式でも下取り価格が
他メーカー同一車種、同一グレード
(カルディナ、レグナム、アベニール) よりも優れている事
を訴える為 「Goo-Net」 で 中古車販売価格を調べて他車種共全てプリントアウト
しました。(下取り価格はいわゆるレッドブック?という業界本に載ってるがディーラーに聞くのも邪魔くさいので。)
HPに載っていた判例以外にも 図書館で交通事故裁判に関する本
を借りた中にあったので本からも抜粋し、せっせとパソコンで打ちます。ディーラーに
事故前後での査定で下取り価格差 「20万円」
を書面で欲しいと伝えるが書面では、、、と言われるが 保険会社からもし確認があれば答えると確約
をもらいました。あと査定協会の 「事故減額証明書」
を取ろうとも思いましたがお金も時間も掛かるしと思い今回はパスしました。(保険会社宛ての文書では
必要なら保険会社負担で取ると明記
しておきました。)
実際の修理費は 「約 83万円」、保険会社のアジャスターの見積もりは
「約 66万円」 です。本当なら 「約 83万円」
の20%が欲しい所ですが二百歩譲って?アジャスターの出した
66万円の20%を請求 しました。(約 13万円です。)
ダメもとなら思いっきり請求すればいいと言う意見もあるでしょうが相手も人間、引く所は引いた方がいいかな
と思ったからです。
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それから2週間後に電話で連絡
があります。「今回は10%しか認められない」
と言うので食い下がると、「そのかわりに、した手に出てくれたので
83万円の10%にあたる 83000円 とフェリーのキャンセル料
でどうか」 と提案してきたので これ以上長引くのも、うっとおしいと判断
し決して納得したわけではありませんが 登録より4年9ヶ月
も経ってるしOKとしました。
結局、相手も人間だし、こちらの気持ちを誠実に訴え、きちんと資料を揃えて、した手に出たのがよかった
のかなと思いました。
私が調べた 判例
を記しておきます。ながながだらだらと書き込みました。大変失礼しました。なにかの参考になればと思います。
●広島地裁 平成8年1月30日判決
自動車として通常要求される外観や機能に欠けるところはないとしながら、
修理費の4割相当額を認めた。
(交通事故紛争処理センター五一八〇号)
●大阪地裁 平成8年2月13日判決
機能に欠陥が生じたか否か不明としながら、修理費の3割相当額を認めた。
(交通事故紛争処理センター五二六八号)
●名古屋地裁 平成9年4月21日判決
主要な骨格部分は損傷しておらず、修理後に性能、外観の低下は残存しないと
しながら低下した交換価値として修理費の2割程度を認めた。
(交通事故紛争処理センター六〇六五号)
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