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■ エンブレム&ステッカーチューン ■
 
〜 これでおいらもスバヲタか、の巻
(※1) 〜

市販のエンブレムとステッカーによる自己満足系ドレスアップの紹介である。

(注1:「スバヲタ」 ・・・ 「スバル系のオタク」 の意・・・という言葉は、私が自分自身に対して
    自嘲気味に使うものであり、決してエンブレムチューンをしている他の人々に対して
向けられたものではありません。誤解の無いよう、お願いいたします。)
   .

  このページの構成(もくじ);
 
   1.まえがき
   2.言い訳
   3.一挙公開
   4.まとめ
   5.あとがき
延べ訪問者数;
 

●2004-04-05 : 新製
●2004-04-07 : 校正、公開

【画像1】 いわゆるエンブレム&ステッカーチューンを施した様子
リヤゲートの全景 リヤビュー

1.まえがき
 

表題の通り、このページは単に車両に張り付けたエンブレムとステッカーを紹介するに留まるものであり、それ以外の何物でもない。完璧な自己満足系ドレスアップと言っても良い。

こうしたドレスアップは、「エンブレムチューン」 という言葉が存在するくらいだから、一種の ”チューニング” と言えるかも知れない。が、当然のごとくパワーユニットの機能が向上するとか車両の耐久信頼性が増すといった効果を期待できるものではない

もちろん、オーナーの車両に対する思い入れが増し、愛着心が強くなるという効果は認められるだろうけど、他人にとってはそれはどうでも良いことである。それどころか、ヘタをすると、(興味の無い人々からは) しばしば恥ずかしいものとして吊される恐れさえある。特に、いわゆる走り屋 (時にはモータースポーツに興味のある人) の中に、そう考える傾向が強いように思われる。曰く、「エンブレムを張ったらサーキットのベストラップが向上するのかよ!」 と。

確かにおっしゃることはごもっとも! だが、そういったことを考えたり、あるいはそこまでは考えないにせよ、「あのクルマ、今どきあんなエンブレムを付けて恥ずかしいな・・・。」 などと指をさして人を見下すような者がいるとすれば、そういった人間の方こそ恥ずかしい存在であると、私は思う。自己表現は、それ自身が尊重されるべきものであると考えるからだ。人を見下す行為は、その人の人格否定にも通じてしまうのではないだろうか。

繰り返しになるが、いわゆるエンブレムチューンは自己表現の
手法のひとつであるという点で、大いなる可能性を秘めている。
・・・(★)

しかもそれは他人に迷惑をかけるものではないという特徴を持っている。少なくとも、他人のエンブレムチューンを鼻でせせら笑う運転マナーの欠如した自称飛ばし屋(※2)などよりは、公道ではよっぽど害が少ないはずなのである。
 (注2:「運転マナーの欠如した」 ・・・との前提条件を付けたので、
      このサイトの読者のことではないととらえて欲しい。)
 

2.言い訳
 

このサイト内の他のページでは、市販の後付機能パーツについて、私はさんざん 「○○の効果を検証する」 とか 「○○について考察する」 などといったタイトルで、自分なりに可能な限り定量的なデータと、それに基づく客観的な評価を書いてきたつもりだ。

そんなおいらが、今回、いわゆる ”エンブレムチューン” のページを立ち上げるのはなぜか? そう・・・それは、おいらにもスバヲタの血が流れていたからに他ならない。

本当は、私はエンブレムやらステッカーやらで車両を飾り立てることは避けたいと思っていた。いや、実際、いまでもそう思っている。そういった意味では、ゴテゴテとアフターパーツメーカーのエンブレム類を節操無く張り付けている車両(※3)を見ると、思わず 「う〜ん・・・?!」 と考え込んでしまう側の人間である。
   (注3:WRCレプリカ系のステッカーチューン車を除く。)

でも、すぐ次の瞬間に、「オーナーが好きでやっており、それで満足するならOK、OK!」 と思うのもまた事実である。

今回、私がエンブレムチューンに走ったキッカケは、知人からもらった一枚のステッカーであった。恩人からのものなので、貼らないワケにはいかない。そして気が付けば、(〜中略〜) 現在に至る・・・という具合であった。以下、「KAZさん、いよいよスバヲタと化したのか?」 と誤解されるかも知れないが、私のエンブレムチューンについて思い切って紹介してみようと思う。当然のことながら、根拠のない異論反論は受け付けないので、悪しからず。
 

3.一挙公開
 

一応、エンブレムチューンの自主規制(?)として、「車体の前面および側面には貼り付けない」 と決めている。つまり、リヤゲートまたはリヤウィンドウの下端にしか張り付けないのだ。だが 「自主規制」 と書きつつも、実は他人から見られやすい位置がリヤであることも考慮されているのは、言うまでも無い。

それでは以下、順に現在の追加エンブレム&ステッカーの状況を紹介していこう。基本的には、自分の車両に装着されているパーツメーカーのエンブレム類のみであり、自車の装備や装置とは無関係のパーツメーカーや企業団体のエンブレム類は今後も貼り付けるつもりはない。換言すると、(そのパーツメーカーの恩恵を受けているワケでも無いのに) わざわざ ”走る広告塔” になる必要は無い、ということだ。

【画像2】 リヤゲート左側に貼り付けたエンブレム群
リヤゲート左側のエンブレム群 角度を変えて見てみた図

<エントリーNo.1 エンブレム部門>
◎RSエンブレム
  BDレガシィセダンの後期型純正グレードエンブレムである。
  これについては何も言うまい・・・。(^_^;)
  なお、ワゴンなのにセダンRSエンブレムを付けていると、後ろから煽られやすくなるという
  伝説があるようだが、その真偽の程は定かではない (少なくとも私の場合は該当しない)。

◎STiエンブレム
  一番最初に貼り付けたエンブレムである。
  まぁ、確かにオイルフィラーキャップにSTi 用品を使っているので、車両の内容とまったく
  無関係というわけでは無い。

以下は ”排気系エンブレム・トリオ(3組)” である。

◎プローバ エンブレム
  エキマニをプローバ製に変えてあるから。 
  一応、私の勝手な心理としては、スポンサー(>んな大げさな)としての位置付けである。
  いや、誤解があるといけないので書いておくと、スポンサーというのは、アフター品では
  あるが、市場(ユーザー)に製品を供給してくれているということに対する敬意の念から
  発せられた言葉である。プローバ主催の走行会でいただいたものである。

◎syms エンブレム
  フロントパイプ(通称)とセンターパイプ(通称)がsyms製だから。
  私の希望するメタル触媒付きモデルを早々にラインナップしていたので、それに対する
  敬意の現れである。わざわざスーパーオートバックス三鷹店に (定価で) 買いに行った
  一品である。

◎APEXi エンブレム
  マフラーが APEXi 製だから。
  プローバ、syms、と来て、最後の排気系出口の APEXi を無視するワケにはいかない。
  ちょうど運良くオークションで出品されていたので落札。ステッカーではなく、ちゃんとした
  立体感のあるエンブレムとなっている点が、気に入っている。

広いように見えるテールゲートも、実は曲面部などを避けると貼り付け可能なスペースが意外と少なく、実は私自身、貼ったあとでかなりごちゃごちゃしてしまったと思っている。

なお、ビルシュタインエンブレムは標準状態 (ノーマル) のままである。一部のショップが流行らせたような、非装着という意味でビルシュタインエンブレムの上に赤色の斜線を張り付けたり、あるいは丸ごとエンブレムそのものを剥がしたりするような気は、まったく無い。ちなみに、圭オフィス (現在装着している車高調メーカー) のエンブレムは、デザイン的に野暮ったかったので購入意欲が湧かなかったと付け加えておこう。

【画像3】 リヤゲート右側に貼り付けたエンブレム&ステッカー群
リヤゲート右側に貼り付けられたエンブレム類 角度を変えて拡大撮影してみた図

◎「LEGACY TURBO 4WD」 エンブレム
  これは自慢の一品。
  非常にレアな、純正の輸出仕様エンブレムだからだ。このエンブレムを装着したレガシィは、
  過去に1台しか見たことが無い。唯一、希少価値のある まともな(?)エンブレムと言えよう。

<エントリーNo.2 ステッカー部門>
◎S.E.V.マーシャル
  これはもう、猫目のトレードマークの虜になってしまったから。
  実際にマーシャル補助灯のユーザーでもあるし。
  このステッカーはレプリカ品であるが、オリジナルの当時物はボディ外板への張り付けに
  絶えうるものでは無いと思われるため、現代的な耐候性が確保されたレプリカ品を購入。
  こんな?ものでも数千円もする、という高価なものである。
  でも、おそらくは同型のステッカーを貼った車両はまず無いだろうから、これで良いのである。

◎Boxer inside
  恩人からの頂き物。リヤウィンドウ右下に貼り付け。
  Boxer inside

なお、純正のレターマーク 「SUBARU」 については、一部の間の人々で 立体的なエンブレムに交換する人も多いようだが、私は基本的に貧乏性なので、今、付いているものをわざわざ剥がしてまで交換しようとは思うことができない。

【画像4】 その他、エンブレムに相当する(?)アイテム
フォグランプカバー
後退灯のカバー

<おまけ : エントリーNo.3 カバー部門>
マーシャル純正のランプカバーである。
880フォグや889ドライビング向けの直径φ180mm用と、850GTなど用の角形カバーの2種類を持っている。広義では、これもエンブレムチューンの類の一種と考えても良かろう。
 

4.まとめ
 

私自身、これらのエンブレムやステッカーを張り付けて、少々気恥ずかしい思いが残っている。特に、ミニサーキット (スポーツランドやまなしなど) に走りに行った際、パドックで他車 (特にスバル車) から受ける視線が熱い(痛い?)ように感じられるのは、気のせいであろうか。まるで 「パーツをそんなに付けていながら、そんなタイムかい!?」 と言ってきているかのようである。

【画像5】 筑波サーキット・コース1000(フリー走行会)にて
筑波サーキット・コース1000にて
筑波サーキット・コース1000にて

・・・いやいや、そんなことはない。たいていの場合は、自分の考えすぎである。他人は、自分が思っているほど自分のクルマに注目していないことが多い。第一、もう現行モデルから2世代も古くなってしまったBGレガシィのことなど、眼中には無いはずなのだ。だから逆に言うと、「古いクルマで、見た目もオタッキー(?)なのに、実はコースに出ると (タイムが) 速い。」 ・・・そんな状況を実現できるよう、「日々是精進」 なのである。

ところで、一般的にはこうしたエンブレムチューンをすることができるのは、若いうちだけだと思う。歳を取って落ち着いてくれば、多分、ではあるが、このように自車の外見の中で特定の部分だけを目立たせるような行為・・・いわゆるアフターパーツメーカーから宣伝費をもらっているわけでもないのに、わざわざアフターパーツメーカーの看板を自車に張り付ける行為・・・は、自然と行われなくなるのではないか。

そのように分析しておきながら、今さらながら、実際にエンブレムチューンに走った私はまだまだ若いということだろうか。若さを持った中年なのか、あるいは中年の思考回路を持った若者なのか。いずれにせよ、経験を重ねていっても、心は 「young at heart」 でいたいものだ。せっかくのカーライフ、楽しまないと損である。
 

5.あとがき
 

最後に、エンブレムチューンやステッカーチューンに関して、ひとことだけ私見を述べておこう。

私は、市販のエンブレムやステッカーを、単にそのまま貼り付けるだけの行為や状態を 「第一段階」 ととらえている。

例えば、トヨタならTRD、スバルならSTi、BMWならアルピナ、といった市販のエンブレム類をそのまま車両に貼り付けるだけの状態である。これはいわば、「名の知れたブランド」 のエンブレム類を貼ることによって、その威光を身にまといたいという念の表れであろう。だから ”エンブレムチューナー” 第一段階の人間は、決して知名度の低いエンブレム類を貼り付けたりはしない。エンブレム類を貼ることによって、他人から凄いと認知され得るものを自己の車両に着飾り、心の安定・安心を得るタイプの段階 (一種のトランス状態か?) である。

それに対し、他社や他車の純正エンブレムを組み合わせて流用するなど、ユーザーサイドで何らかの創意・工夫が加えられたら、「第二段階」 であると考える。

例えば、「GT−R」 の 「−R」 部分のみを流用するとか、標準状態ではステッカーだったものを、他車の立体エンブレムのアルファベット部分を組み合わせて浮き出しエンブレムに造り換える、などといった改修作業が入るものをいう。そこには、そのユーザーなりの意志・意図・思考が加えられているという点で、私は前述の第一段階よりも ”エンブレムチューナー度” は高いと見ている。

さらに一歩進んで、市販のエンブレムやステッカーに留まらず、カーボンシートやカッティングシート、あるいはエポキシ系樹脂などを駆使し、クルマ全体を自己表現のためのキャンパスととらえ、大いなるドレスアップの手法としている場合を、私は 「第三段階」 と呼んでいる。

このような状態では、エンブレム類にこだわらず (テールランプやウィンドウフィルムでも良い)、クルマのドレスアップは立体造形アートと化す。既製品ではない、オリジナルの創意・創作活動が加えられているという点では、自己表現の手段として無限の可能性を秘めている。このページの冒頭 (第1章・まえがき の欄参照) で、私が
 「いわゆるエンブレムチューンは自己表現の手法のひとつ
 であるという点で、大いなる可能性を秘めている。
・・・(★)
と書いたのは、こういった意味合いからである。

ここまで書いて、果たして私自身は第何段階か?と振り返ってみると・・・。
今回は、プローバだのシムスだのアペックスだのマーシャルだのを、単にそのまま貼り付けただけではあるが、以前から こんなこと
(ウィンドウフィルム)こんなこと(フォググリル) まで行っているので、私の根底に流れているものは、やはり 「第三段階」 に相当する ”心(こころ)” であろうと自己分析している。

◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆

さて、第三段階を過ぎて、
それ以上になるとどうなるのか?

もしかすると、そういった創作的な趣味が高じて自動車メーカーに就職してデザイン部門に配属される者もいるかも知れない。あるいは、世界をまたにかける有名デザイナーになる人もいるかも知れない。だが、たいていの場合は、年齢の上昇とともに 「そんなものには、いつの間にか興味が無くなってしまったよ・・・。」 という、一種の脱却感に満ちた 「無関心な状態」 となるだろう。

こうした状態 (退化?) が、第四段階なのかも知れない。それはいわば、宇宙での天体活動 : 「恒星誕生→(水素核融合で発光)→赤色巨星(※4)→白色わい星→消滅」 といった分類パターンの最後の区分に似ているかも知れない。消滅するまでの間に、中性子星 (パルサー) を残すのか。あるいは単にガスを拡散させるだけに終わるのか。それとも準星(※5)などともつながりを持つのか。いわゆる ”エンブレムチューン” ひとつを取っても、(比喩ではあるが) そういったことが当てはまりそうだ。

いずれにせよ、私は今後 年齢を重ねていっても、このBGレガシィとともに、これからもずっと ”赤色巨星にならずに、明るく輝く恒星” のままで い続けたいと思う。

(注4:赤色巨星とは
    太陽のような比較的質量の小さな恒星が、年月が経過し、赤く大きく膨らんだ状態に
    なったもの。誕生したばかりの恒星は水素の核融合反応で輝いているが、歳をとった
    恒星は水素を使い果たし、初期の核融合反応で生まれたヘリウムで核融合を起こす。
    ヘリウムで核融合を行う星は星の内部バランスが崩れ、星の膨張を起こし、星の表面
    の温度が低いため色は赤く見える。 アンタレスやベテルギウス、アルデバランといった
    星がこれにあたる。
                       (出典):フリー百科事典 「ウィキペディア (Wikipedia)」)

(注5:準星とは
    準星はクエーサー(quasar)と呼ばれ、「恒星のように見える電波源」 を表す。中心部
    が特別に活動的な銀河・・・中心部に巨大なブラックホールがあり、そこにガスが流れ
    込むことによって非常に明るく輝いて見えると考えられている。非常に遠方(距離が
    数十億光年以上)にあり、高速で遠ざかっているため、スペクトルは赤色偏差を示す。)
 

 
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