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■ フォグランプグリルの自作 ■

アルミメタルを利用して、フォグランプグリルを制作してみました。塗装も赤色に
塗りましたよ〜、の巻(ついでにラジエーターグリルも赤く塗装してあります)。

 
●1999-05-07:新製、 ●1999-06-23:細部修正、 ●2002-02-16:デザイン変更、校正


【図1】 フォグランプグリル(アルミメッシュ状)の設置状態。こんな感じになります。
フォグランプグリルRH全景  フォグランプグリルLH全景

1.はじめに(動機編)
 

以前、初代レガシィ(H1年式セダンRS)に乗っていたころからずっと思っていたのですが、クロカンオフロード車では、巨大フォグランプにごっついランプカバーを付けていたりしますよね。「PIAA」 とかの文字が入った、ランプ全体にすっぽりとかぶせるタイプの、まさに格子状 (またはスリット状) のカバーです。あれを見るたび、もう少し 「ゴツさ」 を控えめにして、よりスマートなカバーを付けたらどんなものだろうか・・・と考えていました。

具体的には、今回紹介するような 「金属メッシュによるグリル」 の設置を考えていたのです。ただ、ひとくちに金属メッシュと言っても、オーディオ用のスピーカーグリルに多用されるような 「パンチンググリル(丸穴)」 タイプもあれば、遺跡発掘現場で用いられるような(?) 「(特定サイズの異物を振り分ける)ふるい」 タイプのものまで、多種多様にあります。これらの素材をうまく用いることができれば、自分なりの 「フォグランプグリル」 が制作できるはずです。・・・そんなことを、私はずっと考えていました。

ところで、レガシィのセダンRSには標準装備(純正)でフォグランプが付いていました。そこで、このフォグランプに 「自作フォグランプグリル」 を取り付ければよかったのでしょうが、それは実現しませんでした。理由は、フォグランプを取り払っていたからです。つまり私は、その当時からレゾネーターを取り外し、フォグランプをつぶし、その開いたスペースに吸入ダクトを自家配管(延長)し、吸入空気を 「フェンダー内吸気方式」 から 「ラムエア房外吸気方式」 に勝手に変更していたためです。

その後、月日は流れ、私も峠に行かなくなり、買い換えたBGレガシィ(ワゴンGT−B)ではエンジン関係はノーマルのままとしておき、したがってGT−Bに標準の純正フォグランプも取り外す必要が無くなり、今回こうして自分なりの 「フォグランプグリル」 を設置するに至りました。このフォグランプグリル(ラジエーターグリルも)を赤く塗装したのは、単に私の感性によるものです。こうしてできあがった完成品を見ると、なんだかちっとも 「(当初目指した)スマートな」 フォグランプグリルにはなっておらず、むしろ逆に 「ハデハデな」 状態と化していることがバレてしまいますが、そこはマァ、ストーンガード的な要素ではなくファッション的な要素が強いことですし、結局は「自己満足の世界」になりますからお許しを・・・。
 

2.作り方(簡単ですよ)
 

【図2】 フォグランプグリルの拡大図。ガラスレンズに沿ってカットして曲げるだけ。
拡大図(RH)  
拡大図(LH)

まず、ホームセンターなどに行ってお好みの材料を調達します。通常は30cm×60cmの単片とか60cm×90cmのロール状などの形で販売されていると思います。私がよくいくホームセンター(三鷹市のJマート)では、材質やメッシュの開口目の違いなどによって何種類かの素材がありましたが、あまり開口目が大きく(メッシュサイズが荒く)なると、塗装したときの見栄えがイマイチになる( 素線太さは変わらないので、単に塗装面積が小さくなり、相対的に色を塗ったことが分かりにくくなる )ので、私は材質がアルミで、目の細かなものを選びました。 あまり細かすぎると、今度はフォグランプの被覆率が上がってしまい、せっかくの補助灯が暗くなってしまう恐れもあるので注意が必要です。

素材を入手したら、あとは簡単です。フォグランプの型紙を取って、その形にあわせてアルミシートをカットします。素線が細めなので、フツーのハサミで簡単に切れます。やや大きめにカットしておくことがコツでしょうか。あとは、金属用の耐候性塗料( 家のトタン屋根やベランダの手すり、玄関のシャッターに塗るようなタイプのもの) でお好みの色に仕上げます。その際、スプレータイプよりも、ハケ(筆)で塗る方が断然良いです。スプレータイプだと、塗る面積(素線)よりも無駄になる面積(メッシュ)の方が大きい上に値段も高い(900円〜1200円くらい?) ですが、缶入り塗料の場合は、塗料缶と筆を合わせて500円〜600円程度で済むからです。それに、筆塗りの方がかえって作業性も良いです(スプレーだと、表・ウラ・斜めの各方向から噴射する必要がある)。
 

3.取り付け(簡単ですよ)
 

【図3】 フォグランプグリルの取り付け例。
車両右方の様子  車両左方の様子

グリルの固定方法は、「フォグランプユニットの固定ボルトに共締めする」 方法と、「端部に折り返しできる部分(=耳)を余分に作っておき、フォグとバンパーのスキマに合わせて折り返し部分を(ねずみ返しのように)成形する」 方法の2通りがあると思います。私の場合、標準のノーマルバンパーのときは前者で、現在のNEWアドバンストバンパーII になってからは後者の方法で取り付けています。

後者の方法は、はっきり言うと単にメッシュグリルをスキマに挟んでいるだけの状態になりますが、走行中にズレたり外れたりすることは今のところ一度もありません(そのぶん、しっかりと耳を折り返ししていますが)。ガソリンスタンドの洗車機にも何度も通していますが、脱落はしないですね。メッシュグリルに加わる外力を考えると、走行中は後方のランプユニットへ 「 押しつける 」 方向の走行風が加わるのと、路面からの上下方向の振動、減速時はバンパー側へ倒れる方向の押力 が加わるくらいなので、取り付けてみてガタがなければ、まず大丈夫とみて良いでしょう。まあ、「ボルトに共締め」 が一番確実で安心できる方法ですが・・・。
 

4.(私的な)まとめ
 

【図4】 ラジエーターグリルも赤く塗装してしまいました。若気の至り?
ラジエーターグリルも赤くしてしまいました・・・

発想の出発点は 「スマートなストーンガードを!」 でしたが、こうして実際に仕上がったのは、「ファッション要素的な私的アイテム」 になってしまいました。 実を言うと、以前に乗っていたH1年式レガシィセダンRSで、今回と同じ事をヘッドライトで(!)実施していた時期がありました。このときはメッシュを黒く塗装していました。 ただヘッドライトに装着する場合、ライトの点灯頻度がフォグランプよりも高いためか、ガラスレンズがすぐに汚れるのです。 その汚れを取る際に、固定設置したメッシュグリルが邪魔で掃除が大変だったのでした。というわけで、その当時は設置後の数ヶ月で取り外してしまいました。やはり、実用性に劣るドレスアップでは意味がありません。

それでは今回の 「フォグランプグリル」 は掃除はしやすくなったのか? と問われれば、確かに本質的な部分は変わっていない のですが、(ヘッドライトに設置する場合とは異なり) 「フォグランプ自体はあまり汚れないこと」、(今回は)「グリルが簡単に取り外しできること」、といった理由により不都合は感じていない・・・のが実状です。結論として、

・コストがあまりかからない割には外観上の印象が大きく変化すること
・使用上、不都合な点がほとんどないこと
・他人がやっていないドレスアップであること

などの理由により、私の中では、お手軽で気に入ったアイテムとして位置付けられています。「スマート」 を目指したはずが、次第に 「ハデ」 になっていくのは、私に まだまだ 「若気の至り」 が残っているからでしょうか・・・。って、自分で言うのも気が引けますが。まあ、確かに怪しげなクルマではありますが、私らしい個性がにじみ出ていると思うので、これでヨシとしておきます。
 

 
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