EthnaでWebDBアプリケーション開発
本家サイトでは、手順ごとに分割して説明されているために全体としてどう使うのかが分りにくくなっております。
アクション定義
遷移先定義を省略

ここでは命名規則に従ってファイル名とクラス名を作成してアクション定義を省略する方式を採用します。
その場合の実際手順を説明しながらサンプル・アプリケーションを作成していきます。

まずは、どのような処理がおこなわれるかを知るために、 サンプルの動作画面へをお読みください。
プログラムID、『 Frmapl 』で作成したプロジェクトに機能を追加していきます。
作業手順で進めていくことにします。
プログラム開発の基本構成の配置にしたがって新規処理クラスを追加します。
ethna add-action select_db
ethna add-view select_db
ethna add-template select_db
一覧表示のクラス作成のために上記3つのコマンドを入力します(アクション・ビュー・テンプレート)。
フォルダSelectが作成されて、ファイルDb.phpが作成されているはずです。

さらに、
Insert_db Change_db Delete_db も同じようにコマンドで作成します。
大文字・小文字は自動的に判断されますので、この段階では意識する必要はありません。

ただこれだけの手順ですが、詳細マニュアルを読んでいると理解するまでが大変です。
ここから先は手作業でロジックを組み込むことでアプリケーションを構築してゆきます。


命名規則
フォルダとファイルが作成されましたので、ここで命名規則について説明をします。
app/ ─┬─action/─┬─Index.php
└─Select/ ──Db.php
├─view/──Index.php
└─Select/ ──Db.php
├─template/──ja/─┬─index.tpl
└─Select/ ──db.tpl
デホルトの命名規則では、
この場合には、『 action_select_db 』 によってアクセス可能となります。
つまり、ブラウザから『 http://localhost/Frmapl/?action_select_db=true 』で参照できます。
ちなみに『 http://localhost/Frmapl/action/Select/Db.php 』では参照はできませんから。

命名規則にしたがってクラスを作成すると、アクション定義を省略できますので、複雑になってからが楽になります。
例えば、Select/の中に別の機能を追加する必要が出てきた場合には、そこにAbc.phpのようにファイルを作成するだけで済みます。
その都度、アクション定義をコントロールに追加・削除することを考えると煩雑さが軽減されます。


アプリケーションオブジェクトのメソッド
データベースへは、SQL文は記述せず抽象レイアーを使って処理します。

エントリー
トップ画面は各処理を呼び出す手順を記述します。
エントリー画面の説明へ

一覧表示
アプリケーションオブジェクトの『 getObjectPropList() 』メソッドで読み込ませます。
一覧表示メソッドの説明へ

登録
アプリケーションオブジェクトの『 add() 』メソッドで追加します。
登録メソッドの説明へ

変更
アプリケーションオブジェクトの『 update() 』メソッドで変更します。
変更メソッドの説明へ

削除
アプリケーションオブジェクトの『 remove() 』メソッドで削除します。
削除メソッドの説明へ


アプリケーションオブジェクトのメソッド
上記から呼び出されるアプリケーションオブジェクトクラスにメソッドを追加作成します。
アプリケーションオブジェクトメソッドの説明へ


ブラウザ画面で全ての説明をするのは無理ですのでプロジェクトファイルを圧縮しました。
アプリケーションオブジェクト(Frmapl)のソースファイルをダウンロードできます。