8月16日 トルコ、クシャダシ到着
  聖母マリアの家〜エフェソス遺跡〜アルテミス神殿〜シリンジェの町〜革製品のお店。
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 朝7時過ぎ霧が濃くて、船は霧笛を鳴らしながらゆっくりと進んでいた、デッキに出てみると船縁を叩く波さえ見えない、一瞬不安がよぎり慌てて服に着替えました。
 昨日の遺跡見学の時の汗の多さには参ってしまいました、それでお友達の真似をして、今日は首にタオルを巻いて出かけました、主人は遺跡のそばで帽子を購入しました。
 地元のガイドさんは日本にも来たことがあり日本語が上手です、トルコは緑が多い、農作物も豊富で100%自給自足できるとか、世界遺産に成っても良いところがもっとあるとか、愛国心の強いタイプです。
 聖母マリアの家はイエスの死後ヨハネと共に、この地に移り住み余生を送ったとされる小さな家です。
 メルイェマナ エヴィはコレッソス山に有り、現在はキリスト教徒やイスラム教徒の巡礼の地として有名、正式にヴァチカンの認可を受け、聖母マリアの家では毎年8月15日に、キリスト教徒による記念の祭典が行われます。
 ヘレニズム文化の遺産エフェソス遺跡は紀元前11世紀頃に、ギリシャから移住してきたイオニア人により発展、アルテミス神殿を中心に繁栄した貿易都市だった。
 一般市民と区別した上流階級専用の通りとしてモザイクが敷き詰められた通りもある。
 アルテミスの女神はギリシャでは狩りや月の象徴ですが、ここでは生殖、豊饒の女神としてあがめられた、今は湿地の中に復元された柱が一本だけ建っている。
 男性が三人日陰のテーブルにのんびりと座って、お喋りしながら指先で数珠のような物をくるくる回している。
 気をつけて見ていると、暇そうな男性はみんな数珠で遊んでいるようだ、いったい何なんだろう?
 昼食はArtemideにてチーズパイ、スープ、サラダ、シシケバブ(此がとても美味しい)すいかをいただく。
 昼食後シリンジェの町を散策。
その後のコースとして、絨毯と羊の毛皮が組み込まれていた。
 絨毯は断り切れないほどお店の人が煩くするが、革製品はお友達の家なので、ファッションショーを見るだけで良いという言葉を信じてそちらを選んだ。
 しかし、お店の人のお薦め上手に、つい紺色のコートを買ってしまった、手触りが柔らかくて良いのだが、匂いが気になる。
 クシャダシ港で、面白、可笑しく作ってくれる、屋台の伸びるソフトクリームを食べた。

10月17日 ギリシャ、クレタ島、
   イラクリオン港〜クノッソス宮殿〜考古学博物館
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 朝食は日本から持参してきたお粥を温めて、デッキで波を見ながら一人で頂く、主人はおかゆ嫌いです。
 船からのバスツアーの方達も、半日観光で目的地は同じです。
 乗客2072人が乗り込めるスプリンダー号、その内の何人が
観光に廻るのでしょう、入り口は何時も長蛇の列です。
 1000年ほど前イギリス人のアーサー.エバンスによって、オリーブ畑から発掘された。
 新宮殿期にミノア文明はもっとも輝かしい開花の時期を迎え、宮殿は高層で、複雑な構造であった。
 クノッソス宮殿は22.000平方メートルのひろさで、当時1500室以上を有して、給水や排水機構も整っていた。
 青銅器時代最大の遺跡、ミノタウルス伝説(ギリシャ神話
で牛頭人身の怪物ミノタウロスを閉じこめた迷宮伝説の舞台です。)
(ラピリンスには二つの意味がある、迷宮と両刃の斧)
宮殿に有った本物を見るため博物館へ行く、此処も凄い人出です、有名な物だけを飛び飛びに見る時間しかなかった。
 暑さで渇いた喉を喫茶店で潤してから、町の入り口の八百屋さんで、大好きな無花果を見つけて買い求めた、時間があったら綺麗に並んだ八百屋さんの品物をもっと見てみたかった。町の中を歩き回る。
 半日観光なので、午後は船室でベットに寝そべり、心地よい振動と窓から見える紺碧の海、直ぐ目の前に緩やかな波を見つつお昼寝をする、何と不思議で贅沢なことでしょう。
 無花果は小さいけれど猛烈に甘い、お腹を壊したらどうしようと心配しながらも食べてしまった。