刺繍の故郷を訪ねて(3)

3月22日
今日は一日自由時間です。
友達と路面電車に乗って市内を廻りました。
切符は地下鉄と路面電車共通で一枚1コルナ、  ホテルのフロントで売っております。路面電車に乗って手摺りにあるパンチャ-で切符に日付と時間を自分で打ち込みます、車掌は居ませんが検察で100倍の罰金を取られます、1コルナ5円
カレル橋で降りて、もう一度此の不思議な橋を渡りました。
その後入り口にある市場を見つけて、八百屋さんで太くて大きなキュウリを買いました、囓ってみるとみずみずしくて甘くて美味しいのです、ブルタバ川には水鳥が沢山います特に白鳥が人なつこく寄ってきます、さすがにきゅうりをお裾分けしてもそっぽを向かれました。
観光の中心バーツラフ広場に面してあるHotel Evropaでチェコ料理のフルコースの昼食を取りました、アールヌーボーの美しいホテルです。
プラハでは息子のお土産にスタメナのレコードを買いました。
3月23日
午前中は自由時間なので川崎さんと町へ買い物に参りました、彼女は買い物上手です、つられて私も手提げ鞄を買いました黒と焦げ茶の皮のパッチワークの鞄です。
プラハ発13:40 OK730機フランクフルト14:50着フランクフルト発16:40 LH1730便 ブリュッセル17:40着ブリュッセルからはバスでブルージュに。
もう夕闇迫っておりましたが、満開の花で迎えてくれたブルージュの美しかったことお伽の国に着いたようです。
ホテルの裏の川縁のは水鳥が沢山御休中です。
ブルージュ泊Hotel Park
3月24日
市内観光のスケジュールは、ベルギー最古のゴシック建築を誇る市庁舎、ブルージュ発祥の地に建つバジッリク聖血礼拝堂、ミケランジェロ作の白大理石像「聖母子像」がある聖母教会、ペギン会修道会、中世以来の伝統を受け継ぐレースセンター。
町全体がこぢんまりと纏まっていて美しい、カリヨンの音も綺麗です。
昔娼婦の家があった狭い路地を入ったり、建物の正面に書かれた家達の建築年数に驚いたり、中でもペギン会修道会に咲き乱れる水仙の花達、楚々とした修
道女達と一緒に写真を撮り、「聖母子像」見とれたり。
修道会の一角にあった銅像です、背景の桑の木が面白いオブジェを作っておりました。
町中に溢れるレースやさん、観光はしたいレースは買いたい、時間に制限があってガイドさんにはせき立てらる。一寸とげとげした雰囲気にな
夕食後明日のために自転車を借りに駅まで参りました。川の土手は咲き乱れる花達と沢山の水鳥、川沿いには独特の建物群ロマンチックな雰囲気に溢れております、主人にも見せてあげたい、はしゃぐ私達の声に寝ていた鳥達が目を覚まして寄ってきます。

 右の写真はグルートフーズ博物館の入り口。

3月25日
今日はフリータイム期待を込めて外を見ると小雨がぱらついておりす、 ホテルの前の公園に市場が建っておりました早速覗きに参りましたが日常品ののみの市みたいであまり面白くありませんでした。
心浮き浮きした若者のような私達は小雨決行の自転車旅行。
運河に囲まれた町ですから、どんなに迷っても橋を渡らなければ、また帰ってこれると自転車を走らせました。
昨夜貸し自転車やさんで土地の方達に笑われたように私達の足の長さでは子供用の自転車がちょうど良いのです。タイヤもブも日本の自転車のようにはいきません、石畳や線路の場所ではお尻の痛いこと。
景色の美しさに見とれて橋っております内に牧場や田園風景になってきたのです「橋を渡らなかったよね〜」と暢気に走っておりますうちに霙が降って参りました。
一軒の家の軒下で雨宿りをして心細くなり引き返すことにいたしました、やっぱり何処かで橋を渡ってしまったようです。
お腹はぺこぺこ、BRASSERIE HOTELでブイヤベースを注文、赤いざりがにの模様が付いたエプロンを掛け、ご主人が取り分けて下さるブイヤベースの美味しかったこと。
お腹が満腹になると又元気が出て参りました、最初の予定通りに民族博物館、風車と  全部回りまた。
丘の上に立つ大きな風車とそこで出会った可愛い子供
Hotel Park 泊 445号室
3月26日
朝バスに乗りブルッセルへ98キロの旅。
 グランプラス(王の家)市庁舎、ギルド、小便小僧、衣装とレース博物館を訪ねる、小便小僧の小さいのと衣装の多さに驚きました、此処ではジプシーに気を付けるように言われました。
 今まで旅した中で此処は人々の素っ気なさを味気なく感じましたが此が都会風というのでしょうね。
Hotel Palece泊 11号室
3月27日〜28日
帰宅への旅
ブリュッセル11:45 SU232 アエロフロート
モスクワ着 17:05 3時間30分
モスクワ発 20:35 〜東京着 9時間35分