バスピ航空VP281でイグアスへ 古い方のタ−ミナルから100人乗りの飛行機が飛び立ちました、クリチーバで乗客半分近くが降りた機内で45分間待機、耐え難い暑さです。
 夢に描いていたイグアスはジャングルの密林をかきわけ、かき分け蛇や野獣に出会いながら、そう大きな蛭もぽたりと落ちてくるような未開の地にあると思っておりました。
 飛行機の窓に顔を押しつけ、今か今かと密林を探しておりましたが、広大な畑や人家からそう遠くないところで近くには高層ビルが有ったり、整備された道路があったりの空港に着陸したときには心底がっかりいたしました。
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 空港から10kmバスに乗り、PARQUE NACIONAL DO IGUACUの中のピンク色の可愛いホテルに着きました。ホテルの前から、此の滝の風景です途端に単純な私は喜びが溢れてきました,やっぱりイグアスは凄い!
5月31日イグアス
 1541年に発見されたイグアスの滝は、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイの三国が国境を接するパラナ川とイグアス川の合流点から、イグアス川を25km遡ったところにある。 滝の数は大小合わせて300以上、落差は高いもので100mを越える。滝の幅は3700m。
今は乾季に入っており、水量はこれでも雨期に比べると少ないという。
荷物をホテルに預けて、濡れても良い格好をして早速滝の見学です、遊歩道を歩き始めると直ぐにアナグマの一種の此の奇妙な動物に合いました、カメラが濡れないようにビニールの袋に入れて手に持っておりましたら餌と間違えて必要に追ってきます。観光客の一団が餌をやっている場所では集団でお強請りしておりました。
もう秋になっておりますので、寒くて蝶達にも会うことが出来ません、辛うじて現地のガイドさんが手摺りの上で寒さのため動けずにいる、シジミ蝶くらいの大きさの珍しい此の蝶を教えてくれました。
綺麗に88と読めます。(凄いですメールで伺ったら直ぐに名前を教えて貰えましたオイテンタ エ オイトうらもじたてはの仲間だそうです)同じ蝶でも後で見つけたのは模様が08でした。
 イグアスは蘭の宝庫で85種類の蘭を9月の中旬から10月頃には見ることが出来るそうです。
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夏には蝶はの種類は500種類くらいいます、大きな鰐も沢山いると聞きました。
niguas3.jpg  山口さんが用意してくれた、赤いロングのビニール合羽を着て、ズボンを折上げ、作ら
れた歩道を滝に向かって歩いていきました。
 上の写真は手摺りにピントが合ってしまったようです、でも滝からの霧のようにあがる
飛沫も凄かったのです。
 偉大な滝の威圧感、耳を聾する水の音、ただ、ただ、その美しさに、濡れて震えながら立ちつくしてしまいました。悲しいながら時間に追われるツアーです。ぐっしょり濡れた合羽を脱ぎ、ジャングルツアーに参加をするためにバスに乗りました。
 道にある凸凹は車のスピードを落とさせ、夜行性の動物の安全を確保するためです、何度も飛び上がり舌を噛みそうです。
11月、12月、1月が雨期です。あらゆる所が冠水し明日行くアルゼンチン側の「悪魔の喉」への通路も水浸しで通れなくなるとか。
 自然の竹がありました、日本人だけが竹の子を食べるのだとか......
(この蝶の事も教えていただきました、毒蝶の一種だそうです、毒草を幼虫が食べるため成虫までが体内に毒を蓄積していて鳥が食べないそうです。 「MACUCO」でジープに乗り換えました。
 ガイドの方は40年前に20歳の時移民してきて、ジャングルを切り開き更地を作り、自分で家を建て、コ−ヒ−が取れるようになるまで長い間の苦しかったお話をチョッピリ教えてくれました、その一つ、蔦の中には透明な飲料水になる水を供給してくれるものも有るが、乳白色の水が出たら飲んではいけない。
 こちらののお料理に良く出てくる竹の子のような、そうでない植物を教えてくれました、幹大変に堅いひょろひょろと高い木の天辺の緑色の所が其れなのだそうです。
丸太を作るチンバウハー(沢山教えて貰ったのに、記憶が少し曖昧)ここのジャングルの木は大木になるのも早いけど、根が腐るのも早いそうです。
niguas4.jpg  大きいジープから小さいジープに乗り換え船着き場に参りました。 すれ違って帰るグループはビキニの水着を着て、びしょ濡れでぶるぶる震えている人も居ます。
 船着き場で、持ってきた例の赤いビニールを再度着込み厳重にズボンを上げ、靴、靴下を脱いで椅子の下に押し込み、エンジン付きのゴムボートに乗り込みました。
 同乗者は我々の他に半ズボンだけで上半身裸の毛むくじゃらのドイツ人の男性2人。 ボートは旋回したり、流れで跳ねたりスリルを味合わせようとサービスしてくれます
コロラドのラフティングを思い出しました。 
遙か遠くの木の頂上に国鳥のトッカーノの群が飛び交っておりました。 小型の滝壺に突入しました、打ちつける水力に目がよく見えません、無理をして上を向くと口からたっぷり滝の水が入り込みました。
 やっと滝壺を抜け、山口さんが叫ぶ声が聞こえます「もう一度ですか?もう終わりにしますか?」 私は夢中で叫びました「お願い、もう一度行って下さい!」こんな経験ってそう有るものでは御座いません、十分に楽しまなくっては!
 帰りのボートもサービス満点、降りるときに運転手さんが親指を立ててグーかと聞いてきました、私も親指を立てて最高にエンジョーイした旨を伝えました。  ボートに貯まっていた滝の水は汚い焦げ茶色、ホテル帰って慌てて持ってきた抗生物質を飲みました。
 今夜は寒い夜です南十字星の下での晩餐会は無理とのこと、本当に残念なことです。
6月1日(木曜日)
この地では警察官を5倍に増やして治安が良くなった、人口30万中日本人は134家族此処でも日本人が大いに活躍なされていて、現地のガイドさん日本移民一世です
は日本人であることが誇らしいと話していました。
今度のヘリコプターは新しくてエンジン音も静かです。
 滝の全景を見ることが出来ました、滝の廻りに残っている密林を見てほっとするものを感じました。観光化され便利に成った為に自然の破壊が進みすぎているのでは悲しすぎます。 水しぶきに太陽が当たり綺麗な虹が架かっておりました。
ntokka.jpg ホテルの玄関前の木の実を食べに毎朝くると教えてもらったトッカーノ、ホテルの中庭で他の鳥達を見ている内に時間が過ぎて見ることが出来なかったトッカーノ、檻の中に飼われているのを近くから見る事が出来ました。
 これから国境を越えてアルゼンチン側の滝を見に参ります。国境での手続きは簡単です、パラグアイとブラジルを結ぶ友情の橋をを見ました、パラナ川にかかっております。盗難車は此処を渡ってパラグワイに運ばれるとか、ものが安くて豊富なので橋を渡る車は列をなしている。
ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの国境が交わる所があります。
三国の国旗がたっております三国国境点で瓢箪のようにぶら下がっ鳥の巣を見つけました、高い木の上から沢山下がっております、何という鳥の巣でしょう、
木は沢山あるのに特定の木に集団で作っております。
 この場所で葉切り蟻が帆掛け船のように切り取った緑の葉を立てて行列を作って巣に運び入れている風景を見ました。