かかし
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かかし全景 プレート
(新京葉線−72)

 あれっ? 送電線が・・・。

 そうです。まだ、送電線を取り付けられていない鉄塔なのです。この状態は、まるで、田んぼの中の一本足のかかしとでも言えるのではないでしょうか。
 この鉄塔の足元には、既にご紹介した「新京葉線−73」の新旧鉄塔が見えます。新73番基から伸びる鉄塔がこの72番基に繋がるのでしょう。

 あるいは、この鉄塔が取り壊されて、新しい鉄塔に生まれ変わるのかもしれません。

千葉県柏市にて

見上げる 見上げる
(鉄塔の真下から・中心の目印)

 送電線を抱えていない鉄塔を下から見上げました。
 なにか、物足りないです。何度もこのアングルで鉄塔を見上げてきましたが、送電線がないだけで印象が全然違います。頭を赤く塗られた木の杭は、この鉄塔の中心に差し込まれています。今まで写真に撮った鉄塔には、このような杭はありませんでした。それ以前に、安全のためか、鉄塔の周りに鉄柵を設けて入れないようになっている所が多いですね。

塗装完了
(鉄柱に書かれているもの)

 これも、はじめてみた(確認できた)ものです。
 「施工区間」が「七二号」というのが、ちょっと笑えます。
 その上方に黒ずんだナットがあります。このナットには塗装されていませんので、あらかじめ塗装された鋼材をここで組み立てた、ということなのでしょう。
 この日付が平成5年3月ですから、既に5年近く送電線を持たない鉄塔として、ここに建っているわけです。(この写真はは平成9年12月撮影)

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